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2-1:(旧)構造要件Old prerequisite of construction

・平成15年3月31日以前のキャンピング自動車の構造要件。
(新)構造要件はこちら
※印の文は私(HGU)の補足です。

 特種用途自動車等の車体形状であるキャンピング自動車は、次の各号に掲げる構造上の要件を満足するものとする。

1 車室(隔壁による外気と遮断された乗車空間をいい、 車両の停止時に車体の一部を拡大することによって車室を拡張することのできるものにあっては、 車体を床面とするものに限り該当部分を含むものとする。以下同じ。)内に居住することができるものであり、 次の各号に掲げる要件を満足する就寝装備を有すること。

※⇒イメージ図

(1)就寝設備の構造及び寸法

① 就寝部位の上面部は水平かつ平らである等、人が十分に就寝できる構造であること。
② 就寝部位は1人につき長さ1.8m、幅0.5m以上の連続した平面を有すること。
③ 1人当たりの就寝部位ごとに、就寝部位の上面部から上方に0.5m以上の空間を有すること。ただし、就寝部位の一方の短辺より就寝部位の長手方向に対し、0.9mの範囲までにあっては就寝するために必要な空間があればよい。
※⇒説明図(就寝設備)

(2) 就寝設備の固定

① 就寝設備は走行中の振動等により移動することがないよう車体に確実に固定されていること。※固定されていること
② 就寝装置を格納できる構造のものは、格納した状態で走行中の振動等により移動することがないよう確実に収納できること。

(3) 就寝設備の座席兼用

① 座席が就寝設備になることを前提に設計されている場合又は座席上にマットを載せる等により平面を作り就寝設備とする場合に限り、就寝設備と座席を兼用することができる。ただし、運転者席(運転者席と並列にある座席を含む。以下同じ)は、(3)②の場合を除き就寝設備と兼用することはできない。
② 運転者席と就寝設備を兼用する場合は、運転者席と兼用する就寝設備を就寝設備にした状態で走行することのできない構造の自動車でなければならない。
③(3)①の場合を除き座席が平らになることをもって就寝設備としてはならない。※前提設計で無ければ不可

(4) 就寝設備の定員

① 乗車定員の3分の1以上の人が就寝することができる就寝設備を有すること。(端数は切り上げることとする)ただし、乗車定員2人又は3人の自動車にあっては2人以上の就寝設備を有すること。
※⇒説明図(就寝設備)

(5) 子供用就寝設備

(1),(2),(3)及び(4)の規定により就寝設備が2人分以上備えられている場合は、(1),(2)及び(3)の規定は子供用就寝設備について準用し、子供用就寝設備2人分をもって、就寝設備1人分とすることができる。この場合において、(1)②の規定中の「1.8m」とあるのは「1.5m」と、「0.5m」とあるのは「0.4m」と、(1)③の規定中の「0.5m」とあるのは「0.4m」と、「0.9m」とあるのは「0.8m」と読み替える。
※⇒説明図(就寝設備)

2 車室内に次の各号に掲げる要件を満足する水道設備及び炊事設備を有し、車室内において該当設備を利用できるものであること。

(1) 水道設備

水道設備とは、次の各号に掲げる要件を満足するものをいう。
① 10L以上の水を貯蔵できるタンク及び洗面台等(水をためることのできる設備をいう。以下同じ)を備え、洗面台等にタンクより水を供給できる構造機能を有していること。※自然落下式でもよい
② 10L以上の排水を貯蔵できるタンクを有していること。※給排水各10リットル(以上)
③ 容易に使用することのできる位置にあること。
※⇒説明図(水道・炊事設備)

(2) 炊事設備

炊事設備とは、次の各号に掲げる要件を満足するものをいう。
① 調理台など調理に使用する場所で0.3m以上×0.2m以上の平面を有すること。
② こんろ等により炊事を行うために必要な熱量を得ることができること。※カセットコンロでもよい
③ 火気等熱量を発生する付近は、発生した熱量により火災を生じない等十分な耐火性を有し、窓、換気扇等により必要な換気が行えること。※耐火性と換気窓
④ LPガス等の燃料を使用し、LPガス容器等の常設の燃料タンクを備えるものにあっては、燃料タンクの設置場所は室内と隔壁で仕切られ、かつ、車外との通気が充分確保されていること。
⑤ ④の燃料タンクについては、衝突等により衝撃に受けた場合に、損傷を受けるおそれの少ない場所に取り付けられていること。
⑥ こんろ等に燃料を供給するための燃料配管は振動等により損傷を生じないよう確実に取り付けられ、損傷を受けるおそれのある部分は適当なおおいで保護されていること。
⑦ 容易に使用することのできる位置にあること。
※⇒説明図(水道・炊事設備)

(3) 水道設備及び炊事設備の固定

水道設備及び炊事設備は、走行中の振動等により移動することが
ないよう車体にボルト等により確実に固定されていること。ただし、
水道設備及び炊事設備の設置場所が他の部位と明確に区別でき
る等専用の設置個所を有するものについては、取り外すことができ
る構造のものでもよい。

3.運転者席を最大限利用した状態で運転者席の背あての後縁(背あての角度は設計標準位置とする。)から前方にある範囲を除く車室の面積のうち、就寝設備、水道設備及び炊飯設備並びにそれらの施設を使用するために必要な場所の占める面積(座席及び物品積載設備の占める面積を除く。ただし、1(3)の規定により座席と就寝設備を兼用するものにあっては、該当就寝設備の占める面積の半分を除くものとする。)の合計が2分の1以上あること。

※⇒説明図と計算例
※各都道府県の陸運支局によって多少異なる場合があるようなので事前に審査を受ける陸運支局(検査部門)に問い合わせして下さい、親切に教えてくれますし、解かり易いパンフレットもくれるはずですし、解からなかったら、直接聞きに行くのが一番です。
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