企業用

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　現代の若者は、小さい頃から、「親の過保護」と「塾通い」で、毎日「お母様」に連れられて「塾」と「家」とを往復する生活を送っており、友達と遊んだり、悪戯をしたり、冒険をした経験も少なく、何でも人に「してもらう」「受け身」の習慣が身についています。
　さらに、子供時代から「ゲーム」や「携帯」等のＩＴ機器に接し（ゲームやメールは前頭前野の代謝が低下し、脳が休んで自発的思考が停止する状態になります。）「社会性」や「実行機能」が低下して、「学力」（知識）はあっても「自分で自発的に考え、判断して、実行していく能力」（実行機能）は非常に低い状態がみられます。

　大学の「キャリア・サポートセンター」に聴くと、最近の大学生は「下宿」と「大学の講義室」を行き来するだけで、「部活」や「サークル活動」に一切入らず「一人でいるのが好き」なのだそうで、このため、大学に行っても「話をする友達」や「議論する先輩や後輩」が一人もおらず、４年間一度も「喫茶店」に入らずに（入る必要がない）、「お酒も飲まない」のが、現代の大学生なのだそうです。

　こうしたことが重なるためか、企業が「大卒」を採用しても、「自発性」がなく「言われたことしかできない若者」や、入社後、何年経っても「これやってください」と、毎回、指示を出さないと動かないのが「大卒」の実状で、これが「大卒」を採用した企業人事部の大きな悩みとなっています。
　入社試験で利用される「適性検査」の多くは、「学力」や「専門知識」を打診する「能力検査」で、これは「脳科学」では「今までに何を知っているか、何をおぼえているか」という大脳後半部の「記憶の倉庫」（BA37）に蓄積された「知識量」を測定する検査です。

　「学歴」が高いと、確かに勉強ができ、こうした「記憶再生」能力は高いのですが、「仕事」に取り組む場面では、「記憶力」だけでなく「物事に優先順位をつけて、さばけるか」（判断力）や「自ら周囲の状況に気づき、自発的に考えて、問題解決できるか」（問題解決能力）。さらに「周囲に配慮し、他人に気を遣えるか」（社会性）など、実社会では「前頭葉」（大脳前半部・前頭前野）の「脳高次機能」が試されます。
　このため、企業の入社試験では「前頭葉」の「注意力」や「社会性」等を評価する適性検査がどうしても必要で、弊社ではこうした視点から、前頭葉の「注意力」（気づく能力）や「自己抑制力」（我慢する能力）を測定する「神経心理テスト」を開発しています。

　株式会社ネモトでは、1999年より日立の脳血流代謝測定装置「光トポグラフィ」を用いて「脳賦活実験」を行い、「テスト課題」の「前頭前野の脳賦活部位」を特定した「神経心理テスト」を多数開発して、2000年より「全国早期痴呆研究会」（現・日本早期認知症学会）や「日本ヒト脳機能マッピング学会」、「日本産業カウンセリング学会」、「日本テスト学会」等で学会発表し、企業用の適性検査として発売しています。
　「前頭前野」の「注意力」と「大脳後半部」の「記憶力」の両方を評価することで、初めて「実行機能」と「知識」のバランスのとれた人材を採用することができます。

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企業用適性検査バッテリーＢ形式

本検査は、企業の入社試験用の適性検査バッテリー（３点セット）です。日立の脳血流代謝測定装置「光トポグラフィ」を用　いて、「脳賦活実験」を行い、テスト課題の「脳賦活部位」を特定した「神経心理テスト」です。脳科学の根拠に基づく、精度の高い判定結果をお届けします。

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