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レーブン色彩マトリックス検査 |
スピアマンの一般知能g因子を測定する簡易知能検査です。失語症、および、認知症の検査として利用されています。 |
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TOKEN TEST(TT)新日本版トークンテスト |
聴覚的理解力による失語症のスクリーニング検査です。言語リハビリテーション分野での経時的測定としても使用価値が高いテストです。新日本版による失語症群、非失語脳損傷群、健常群の日本での標準化データがあります。cut-off
point による弁別力は感度81%。特異度80%。重度~中度の失語症は100%、軽度失語症は70%、非失語脳損傷群は75%分類できます。 |
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ディサースリア検査(AMSD) |
ディサースリア(発話障害)の標準化された検査法で、発声・発語器官の生理学的機能と発話機能の双方を総合的に評価する検査です。 |
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抽象語理解力検査(SCTAW) |
抽象語のみを刺激とした言語理解力検査です。軽度の言語理解障害を検出します。難聴・言語発達遅滞・学習障害・自閉症・失語症・認知症にも適用可能です。 |
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小学生の読み書きスクリーニング検査(STRAW) |
学習障害の中核症状である「発達性読み書き障害(発達生dyslexia)」を検出し、診断評価するために必要な学習到達度検査です。小児失語症の読み書き評価についても有用です。 |
6 |
構音検査 |
構音障害(発音が正しくできない障害)を分析・診断する検査です。構音障害は就学前の幼児や小学校低学年の児童で多く発見されます。本検査は、就学時前の幼児から実施でき、発音の誤りの性質を分析し、構音治療の指針を得ることができます。 |
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CADL実用コミュニケーション能力検査 |
失語症、麻痺性構音障害、脳性麻痺、認知症、頭部外傷にともなうコミュニケーション障害、精神発達遅滞などを対象とした、日常生活そのものが検査項目となっているコミュニケーション能力検査です。コミュニケーション障害を改善するための指針が得られます。 |
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老研版失語症鑑別診断検査(D.D,2000) |
本検査は、Minesota Test for Differentia Diagnosis of Aphasia を基盤とした失語症鑑別検査で、失語症の有無や失語症のタイプ、重症度を判定する検査です。言語治療計画のデータとなり、治療経過の観察や評価に利用できます。 |
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SLTA標準失語症検査 |
日本における失語症の代表的な検査です。下位検査は26項目で、「聴く」「話す」「読む」「書く」「計算」について評価します。自動表示ソフト(エクセルファイル)を日本高次脳機能障害学会HPより無料でダウンロードできます。 |
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SLTA-ST標準失語症検査補助テスト |
SLTAの補助テストです。SLTAだけではカバーしきれない、軽度の失語症や掘り下げたテストを目的とした「補助テスト」です。この補助テストにより、聴覚的理解の程度や語想起能力、時間・計算能力等がより詳細に診断把握できます。 |
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国リハ式<S-S法>言語発達遅滞検査(改訂第4版) |
言語発達遅滞児の臨床上の指針を得るための検査です。検査結果が言語訓練と直結した臨床評価になります。発達レベル1歳前後~小学校就学前後まで、言語記号形式ー指示内容関係の段階に対応した評価ができます。言語記号未習得児の言語習得以前の検査も可能です。 |
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JMAP日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査 |
本検査はアメリカのLucy.J.Miller 博士によって作成された、Miller Asessment for Preschoolersの日本再標準化版です。就学前の幼児の持つ「前学業的問題」をスクリーニングする検査です。 |
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コース立方体組み合わせテスト |
1920年にアメリカのコースが考案した知能検査で、立方体を組み合わせて「模様」を作る作業検査です。「分析」と「総合」の能力を測定する速度検査で、ろう児、難聴児、失行・失認患者、言語障害者だけでなく、高齢者や認知症患者にも適用でき、知的障害の重症度が測定できます。 |