これらは保育園や小学校入学前後に、お友達との関係や社会生活で適応できるかを診断する検査類です。様々な角度からの検査が用意されています。 |
1 | ASA旭出式社会適応スキル検査 | 社会自立の基礎となる社会適応スキルを評価する検査です。対人関係や注意力、学力やことば、知的能力に偏りや遅れのある子どもを理解するためのアセスメントに役立ちます。 |
2 | S-M社会生活能力検査 | 知的発達に遅れのある子どもの社会生活能力を評価する検査です。子どもの「日常生活場面での行動」が検査の対象となります。子どもをよく知っている「保護者」や「担任の先生」に回答していただく検査です。 |
3 | DESC | 本チェックリストは、保育経験3年以上の小児科医・心理士・保育士・保健師・看護師が、その子の養育者に質問して、0歳6ヶ月から3歳5ヶ月までのお子様の発達状態を6ヶ月単位で知ることができるチェックリストです。 |
4 | 大脇式知的障害児用知能検査器幼児兼用 | 知的障害児の知能検査では個別検査でも「測定不能」になることが多いが、このテストは赤、白、青、黄色のブロックを使用しているため、測定可能範囲が広い特徴があります。低い精神年齢に対応した作業テストであるため、測定困難な低い精神年齢を正確に測定できます。 このテストが29番まで成功した場合には、「コース立方体」に連結して使用できます。 |
5 | 遠城式乳幼児分析的発達検査法 | 簡便な検査によって、子どもの発達を各機能に分析して測定する検査です。正常児においては特徴を明らかにし、指導の基礎資料を得ることができ、心身障害児においては発達の様子を短時間に診断できます。 |
6 | 津守式乳幼児精神発達質問紙 | 0歳から7歳までの乳幼児について発達段階を測定する検査です。1961年に「0歳~3歳」(津守・稲毛)(増補版1995年)が刊行され、1965年に「3歳~7歳」(津守・磯部)が刊行されています。本検査は面接者が母親に面接して各項目を調査する検査で、養育者の日常的な観察に基づく検査です。 |
7 | KIDS乳幼児発達スケール | 1989年、全国の乳幼児6.000名によって標準化された「発達」をとらえる検査です。場所や時間の制約を受けず、乳幼児の自然な行動から「発達」をとらえることができます。乳幼児の日頃の行動について保護者が130項目の質問に答える形式です。 |
8 | TOM心の理論課題検査 | 幼児の「社会的認知発達」を見るためのテストです。心の理論(共感:相手がどのように考えたり、感じたりするか)をテスト問題とした検査で、相手の考えや感情を推測し、理解できるかを試しています。脳科学では「共感」は前頭前野・複内側部(brodman11野・感情理解)、brodman44野(共感)、右中側頭溝(ジェスチャー理解)等と機能局在部位が特定されはじめています。 |
9 | PRS(LD児・ADHD児診断のためのテスト) | LD児診断のためのスクリーニングテストです。LD児には「言語性LD」と「非言語性LD」と呼ばれる2タイプがあります。これらを診断し、日常指導に役立つ資料が得られます。 |
10 | DENVERⅡ(デンバー発達判定法) | 本検査は1960年代にアメリカfrankenburg博士らによって開発された乳幼児から6歳までの世界標準の発達判定法で、日本では2003年に現在の「DENVER Ⅱ」となり、子どもを日常みている専門家が、乳幼児の相対的な発達の遅れや早さを簡便に評価できる発達判定法です。 |
11 | 国リハ式<S-S法>言語発達遅滞検査(改訂第4版) | 本検査は1960年代にアメリカfrankenburg博士らによって開発された乳幼児から6歳までの世界標準の発達判定法で、日本では2003年に現在の「DENVER Ⅱ」となり、子どもを日常みている専門家が、乳幼児の相対的な発達の遅れや早さを簡便に評価できる発達判定法です。 |
12 | JMAP日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査 | 本検査はアメリカのLucy.J.Miller 博士によって作成された、Miller Asessment for Preschoolersの日本再標準化版です。就学前の幼児の持つ「前学業的問題」をスクリーニングする検査です。 |
13 | P-Fスタデイ(絵画欲求不満テスト) | 1948年ワシントン大学ソールローゼンツアイク博士著の、集団投影法テストです。日常経験する「欲求不満場面」を「絵」で示し、その状況に対する被験者の言語的反応を通して人格特徴を評価するテストです。 |
14 | ハンドテスト | 手の絵が描かれたカードを見て、「手が何をしているところか」を答える投影法の検査です。被験者の日常的な行動傾向が反映され、人格の外向的な対象が推測できるテストです。ゲーム感覚で実施できるので、特に子どもに実施しやすいテストです。 |
15 | コース立方体組み合わせテスト | 1920年にアメリカのコースが考案した知能検査で、立方体を組み合わせて「模様」を作る作業検査です。「分析」と「総合」の能力を測定する速度検査で、ろう児、難聴児、失行・失認患者、言語障害者だけでなく、高齢者や認知症患者にも適用でき、知的障害の重症度が測定できます。 |
16 | TSCC子ども用トラウマ症状チェックリスト | 本チェックリストは、虐待など、トラウマ性体験の子どもへの影響を正確に評価できる最新の心理検査です。原版は米国で開発され、本チェックリストは日本の子どものデータで標準化されています。性的関心項目を含む(全項目版54問)と性的関心項目を割愛したA用紙セットがあります。 |
17 | 改訂版随意運動発達検査 | 検査者がいくつかの運動パターンを提示し、幼児に模倣させる検査です。運動パターンを幼児に模倣(まね)させることにより、随意運動の発達特徴を診断することができます。課題毎に幼児の反応を達成基準に照らし合わせ、達成されたか否かを判定します。 |
18 | ディサースリア検査(AMSD) | ディサースリア(発話障害)の標準化された検査法で、発声・発語器官の生理学的機能と発話機能の双方を総合的に評価する検査です。 |
19 | 抽象語理解力検査(SCTAW) | 抽象語のみを刺激とした言語理解力検査です。軽度の言語理解障害を検出します。難聴・言語発達遅滞・学習障害・自閉症・失語症・認知症にも適用可能です。 |
20 | 小学生の読み書きスクーニング検査(STRAW) | 学習障害の中核症状である「発達性読み書き障害(発達生dyslexia)」を検出し、診断評価するために必要な学習到達度検査です。小児失語症の読み書き評価についても有用です。 |
21 | 構音検査 | 構音障害(発音が正しくできない障害)を分析・診断する検査です。構音障害は就学前の幼児や小学校低学年の児童で多く発見されます。本検査は、就学時前の幼児から実施でき、発音の誤りの性質を分析し、構音治療の指針を得ることができます。 |
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