ペン
パソコン化のこの時代でも
2015.2.26
21世紀のこの時代になっても、Macを使い始めて丸20年経つ今年になっても、やはり紙とペンでやる仕事が多い。どのくらい多いかというと、ボールペンのインクが1ヶ月保たないくらい多い(ちなみにボールペンは芯の太さの違うのものを2種類使い分けている)。なので、ボールペンの替え芯を買うときは10本とか箱買いが多い。
そんな筆記具の使い方をしているので、ボールペンはなるべく疲れないもの、書き味が良いものを常に求めていて、文房具売り場に行くと、新しい商品をすぐに探してしまう。
行きつけの文房具屋で(そういえば文房具屋さんも少なくなったものだ。今は書店や薬局などで文房具が購入できるので、普通の人は文房具を購入するのにわざわざ文房具屋さんに足を運ぶことも少ないようだ。小さい頃は野菜は八百屋、魚は魚屋、肉は肉屋、米は米屋で買い物をするのが普通だったのに。学校のノートや文房具品も文房具屋さんに行くのが当たり前で、店員さんは自分たちの売る商品について何でもよく知っていて、物を買うときはお店の人と相談しながら購入するのが当たり前だった。今は陳列してある商品をよくわからずにカゴに入れ、セルフレジで勝手に買うことが多くなった。ネットでの購入も増え、商品を写真で見るだけで、実際に触ることもなく、購入することも多い。それが悪いとは言わないが、私は、ときたま寂しく感じることがある)、オススメのボールペンとしてコーナーが設けてあり、しかもそれが出入り口付近に設置してあるところに、これを売るんだぞという意欲が伺えて、手に取ってみた。
試し書きのボールペンを持ってみて、まず気にするのは重さと持った時のバランス。ペン軸の太さなどだ。ペンの重さは疲労に直結する。重すぎても軽すぎてもいけない。書くときのバランスも大事だ。お尻のほうが重たいと滑らかに文字が書けない。逆に軽すぎてもいけない。ペン軸は太いとすごく疲れる。仕事上単色ではなく、多色ボールペンを使わざるを得ないため、どうしても太くなりがちになってしまう。私の手は小さいので出来るだけ細いペン軸で、黒と赤があり、シャーペンなども使えると非常に嬉しい。
仕事で持ち歩くのはそのペンが基本で、その他に太い芯(1.0)の黒、普通の芯(0.5)の青、緑、ピンク色、オレンジ色の5色ボールペンを持つ。更にシャチハタ印がついた黒のボールペン、職場の利用者に書くものを貸してくれと言われる際に渡すペンも持って、ペンタイプの消しゴム、定規、蛍光マーカーが常に制服の胸ポケットに入っている。ここで選び出すのはそれらの道具の中でも一番の頻度で使用する相棒だ。このペンを選ぶときは非常に慎重になる。とにかく仕事中のほとんどはそのペンを握っているのだ。(21世紀なのに!)
バランス、重さ、太さなどはクリア。替え芯を取り替える際のジョイント部分の位置もよく考えてある。書いているうちにネジがどんどん緩んでいって絞めなおさないといけなくなるペンがよくある。そのペンが非常に愛らしく、緩んでも許せるほど愛着があれば良いが、機能重視で選んだのに書いている最中に緩んでくると腹立たしくなり、そのペンは職場に寄贈し私はもう持たない。出来れば無駄な出費はしたくない購入するときは慎重になる。ボールペンは100円で数本買えるものもあれば、1万円近くするものもあるのだ。そしてこのボールペンは決して安くない。
紙にボールペンを滑らせてみる。非常に滑らかだ。ボールペンの芯が良いのだ。替え芯を見てみると1本210円とやはり非常に高額だ。これは芯だけが素晴らしいのか、それともペン軸も良いものなのか、よくよく考えてみる。
考えてみたがよく分からないので、気に入ったか気に入らないかと自分に問う。気に入ったと自分が言うので、買ってみた(笑)。(くどくど言ってみても結局はそれかい)
使ってみてわかったのが、このボールペン(仮の名前を「ジェッタん」にしてみる。なぜなら商品名がJETSTREAMだから)すぐインクが切れる。100円で数本買えるボールペンはボディのほとんどにインクが入っているので長持ちするが、この替え芯はそもそもの長さが半分くらいしかない。ジェッタん紹介動画も店に流れていたが、そこで「ボールペン1本を使い切ったことがなかったのですが、このボールペンは使い切ることができました」とあった。ある意味当然のことであった。安いボールペンはインク量が多いのだ。ジェッタんは私の仕事量だと2週間くらいで使い切ってしまう。まるで最近のインクジェットプリンターと同じだ。プリンター自体は非常に安くなったが、交換インク代が高くなり、更にインクの量が激減した。20年前のインク量の半分くらいしか今は入っていないような気がする(気がするだけなので、本気で腹を立てないように)。いわゆるコストパフォーマンスが悪い状態だ。
しかし困ったことに非常に書き味が良い。高いな〜と思いつつもずっと使い続けている羽目に。
そのうちふと気がついた。
ジェッタんを購入する前から使用していた、Francfrancで購入したボールペンがある。仮の名前をフランちゃんにしてみよう。フランちゃんは黒、赤のボールペンとシャープペンが一体となったペンである。スタイリッシュな外見が素敵で、シルバーとレッド、ブルーの色違いを3本も持っている。仕事用とプライベート用と持ち歩き用にそれぞれ使っているのだが、このボールペンの替え芯の形がジェッタんの替え芯の形と非常によく似ているのだ。もしかしたら、このジェッタんの替え芯がフランちゃんにも使えるのではないかと。
実際使ってみたら、きちんと収まり、筆記に問題なく利用できた。これはすごいと思ったのだが、同じ芯を使っているのに違うのである、書き味が。ジェッタんで書いている時には力が抜けて疲れにくいのだが、フランちゃんだと変に指に力が入ってしまい、同じ字数を書いても疲れてしまうのだ。その代わり、フランちゃんだと筆圧が高くなるので、複写の伝票を作成する際には非常に役立つ。
これは当然個人差があるので、他の人には何の参考にもならないと思うのだが、私の場合はそういうことだ。
現在もジェッタんとフランちゃんは職場の制服の胸ポケットに入っている。
小学生の時からペンダコがあるのですが、そのタコは何回か剥けて小さくなったり大きくなったりを繰り返しています。私の筆圧は非常に高いので、肩こりもすごいです。
筆圧に関してですが、勤労学生をしていた大学時代、うっかり複写式の新品伝票に下敷きを入れるのを忘れて記載したところ、伝票冊子の半分くらい転写されてダメにしてしまい、店長に怒られたことがあります。
筆記用具で一番好きなのは、実は筆ペンだったりします。
今回紹介したペン、行きつけの文房具屋さんだって定価じゃなくて割引してくれているのに、Amazonでのお値段が異様に安かったので、結構ショックです。安いことが何でも良いという考え方は好きではないのです。
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スキー
群馬県が山ばかりだと思ってはいけない
2003.02.12
私はスキーが嫌いだ。
理由は簡単。ヘタなのだ。
群馬県人なのにスキーは学校でやったスキー教室くらいしか経験がないのだ。
どこかで、もったいな~い!!と言う叫び声が聞こえてきそうだが、そうなのだから仕方がない。
そして私はスキーに行くと必ず怪我をするのだ。
怪我の理由は私の滑り方にある。
私のスキーは止まれない、曲がれない。
つまり私は直滑降しかできないのだ。
それはそれは恐ろしい光景である。(学友は直滑降時の私の顔を一生忘れられないと言っていた。)
ひたすら真っ直ぐに猛スピードで山を落ちていく。
自分ではどうにも動けないので、
「どいてぇ~!!どいてぇ~!!!!」
と叫びながら行く。ああ、何とはた迷惑。
そして、コブでもあれば雪崩が起きそうな地響きを立てて横転するのだ。
本当に恐ろしい。こんな私の近くで滑って命を落としたいと思う奴がいるであろうか。
更に、私は高いところが苦手で、リフトが大嫌いなのだ。
私の母も高いところが苦手で、なんとリフトから飛び降りた事がある。(私は飛び降りる事の方が怖いと思うのであるが。)母に言わせると、とてもあの長い道のりをしかもどんどん高くなるのに、あのような棒一本にしがみついていけなかったというのだ。
その母にしてこの娘あり、とでも言うのだろうか。
でも、私は飛び降りた事はないぞ。
しかしながら、スキーにはリフトは避けて通る事は出来ない。リフトに乗るのに、もの凄い勇気がいる事は否めない。おお、今思い出しているだけで手が震えてきたではないか。
とにかくスキーには私が楽しいと思う事は何一つないのだ。
スキー教室の時も一生懸命怖いリフトに乗って滑っていたのに、リフトの柱に突進激突し、リフトに乗っていた先生を揺らしてしまい、いたく怒られた。
友達とつきあいで仕方なく行ったスキーでも、新雪注意のロープが張ってあった場所につっこんで止まれなくなり、胸まで雪で埋まってしまい、掘り出してもらうのに沢山の人に迷惑をかけた。
怪我だけでも嫌になるのに、スキーについては恥ずかしい思い出しかないのが最悪である。
私はスキーにはもう二度と行かない、と誓いを立てた。
既に10年以上その誓いは守られている。
後は子どもたちが、スキーに興味を持たないでいてくれたら、一生滑らなくて済むだろう。
実際、これを書いてからもスキーには行っていない。
でも昔ほど嫌じゃないかも。
とにかくスケボーは無理だね。
方向音痴
右も左も分かりません
2003.01.18
私は筋金入りの方向音痴だ。
方向音痴にまつわるエピソードは数多くあるが、一番お騒がせだったのは、私が中学生くらいの時。東京に住む祖父母のお宅へ一家揃って泊まりがけで遊びに行っていた時でのこと。
私の父は当時パチンコ好きで、祖父母宅に行っていた先でもパチンコ屋によく出かけた。
いつものように父は午前中からパチンコに出かけていたのだが、昼食の時間になったので、母から父をパチンコ屋に迎えに行ってくれと言われた。母も当然私の方向音痴は知っていたが、家の前の道を右にひたすら真っ直ぐ行くだけなので、大丈夫だろうと思ったわけだ。私も大丈夫だと思った。
当時痩せていて身軽だった私。スキップをするように数百メートル離れたパチンコ屋まで一気に行った。
パチンコ屋はすぐに分かった。中に入って父の姿を見つける方が大変だった。
しかしながら無事に父を見つけ、お昼の支度が出来ているというと、今出ているところだからキリが付くまでやっていきたい。オマエ先に帰れと言う。
合点承知と家に向かってスキップをしながら向かう。鼻歌なんか歌いながらご機嫌だ。
しばらくひたすら真っ直ぐ行く。正月なので、開いている店も少ない。なじみのない道を歩くのは楽しいなと思ってキョロキョロしながら行くと、目の前に橋が出てきた。
「はて?橋なんか渡ったっけ?」
自信の無いまま橋を少し渡る。
いや、橋なんか渡らなかった。
しまった!!反対に歩いてきたんだ!
くるりと半回転。
いやぁまいったまいったと思いながら元来た道を走っていると、父が血相買えて走ってくる。
既にキリの付いた父はもう家に帰っていたのだ。なのに先に帰っているはずの私が帰っていないので、ビックリして探しに来たというわけ。
いやぁ、しかられましたよ。
今も方向音痴だが間違えている事は日常なので、誰も騒がない。
デパートのなかで迷子になるのは当たり前だし、広い駐車場だと自分の車をどこに止めたのかすら分からなくなる。
こんな私ってスゴい?
方向音痴、治りませんよね。カーナビがつくようになってから、知らない場所にも行けるようになりましたけど、カーナビの云う「およそ300m先」というのがよく分からないのと、右と左が焦ると分からなくなるということがあって、やっぱり迷った挙げ句に辿り着くというのが普通です。仕事で月1回会議で行く場所も、1年通ったけど毎回違う道から辿り着き、違う道から家に帰ってました(笑)。
歩きの場合はiPhoneのおかげで結構いけますね。iPhoneでの地図ソフトは本当に便利です。
自動車で移動する事が多いのですが、自動車の運転が好きじゃないので、緊張するから余計に間違いを起こすんでしょうね〜。と言い訳をしてみる。遠出をするときは他の人に頼れるものなら頼って出掛けますね。
バレエ
2003.01.16
実はバレエ好きなんです。
幼い頃にNHKでバレエを見て感動してからやってみたいと思っていた。(ちなみに主演は森下洋子さん。演目は「白鳥の湖」)
小学校時代上履きにバレーシューズと書いてあるので、これはバレエをする時に使う靴なのか?とつま先で立って秘密の練習をしてみたりした。バレエを習いたいと思ったが、練習の厳しさとつま先から血が出るとか聞いて根性なしの私には出来ないと諦めてしまった。今考えてもなんとつまらない子どもであったか。長女、長男というのは得てしてこんな物らしい。(これについてはいつかまた。)
トウシューズとあの白いふわふわの衣装‥‥‥
女の子なら憧れるよな~。
自分が出来なかったので、娘の誰かにさせようかとも思っていたが、誰も興味なさそうだったので断念。
今はもっぱら見るだけになってしまった。しかもお金がないので、舞台は2回くらいしか見た事はない。あとはビデオとかテレビ放映を録画したものとかを見る。その回数も頻繁ではない。
一番最近で手に入れたのはアダムクーパーの「白鳥の湖」。これは映画「リトルダンサー」に出てきて興味が湧いて購入した。男性が白鳥の役をするのだ。これはこれで美しかったが、なんとなく汗くさそうな気がして‥‥‥。大好きなんだけどね‥‥‥。
好きなダンサーはシルヴィ・ギエム、アレク・ムハメドフ、ジョルジュ・ドン、マイヤ・プリセツカヤ、森下洋子、 などなど‥‥‥。実はあんまり知らない。高校時代からビデオを集め出したので、古い物が多かったりする。最近はほとんど買わないし。
バレリーナというのは本当に美しい。人間はこんなに綺麗になるものなのか、という衝撃を受ける。ダンサーの身体を見ると筋肉がスゴくて、ああバレエもスポーツなんだと思う。一つのポーズを決めるためにもの凄い努力と時間が掛かっている。(やっぱり私には出来なかったかも)
ハタから見ているだけでは分からない努力ってあちこちにあるもんだなぁって自分の仕事を振り返っても思う。しかもダンサーは金儲けできないし。
何にも考えないで綺麗だな~って見ているのが一番良いのかも。