過去のおすすめ

ぶどうのなみだ




おいしいワインを飲みたくなる

「しあわせのパン」と同じ監督三島有紀子さんの映画。
おしゃべりな大泉さんが寡黙でストイックな役柄を演じています。それだけで観る価値があるかも(笑)。
相変わらず生活感の薄い童話の世界のような綺麗な世界です。自然がいっぱいなのに虫一匹見当たらない(笑)。
美しい世界を描いてはいますが、人間の感情は生々しいし、傷だらけです。だからこそ自然の美しさを愛おしく、貴重で大切なものと感じるのでしょう。
前作に引き続き、食べ物がとにかく美味しそうです。「しあわせのパン」のときは無性にパンが食べたくなりましたが、今回はワインが飲みたくなります。食べることは生きる事です。美味しいものを食べること、生きていることが喜びになる瞬間でもあります。だから私は美味しいものを食べる映画が好きなのかもしれません。

出演:大泉洋 安藤裕子 染谷将太 監督・脚本:三島有紀子 

蟲師(むしし)





こだわって創っているんですね。

森には神が棲んでいる。
地面には精霊が眠っていて、何かの拍子に顔を出す。
世界は大きな理によって成り立っているが、愚かな人間はその理を忘れて生きている。でも、それは確かに存在していて時に人間はしっぺ返しをくらい、その理を知ることになる。
そんな小さい頃は当たり前のように信じていた世界がこの作品には描かれている。
主人公のギンコのゆったりした包容力の大きさに、癒やされると同時に、蟲の世界————つまり自然には逆らえないものだという当然のことを、世界の枠から外れた生き方をしている人間はもっと覚えておくべきだと考えさせられた。

原作:漆原友紀 監督:長濱博史 アニメーション制作:アニメーションスタジオ・アートランド

翠星のガルガンティア





丁寧につくってある作品でした

私はバンダイチャンネルに加入しているんですが、ここで観たんですよ、「翠星のガルガンティア」。
丁寧に創られたアニメーションでしたね〜。そして話もよくまとまっていて綺麗に完結しました。
キャラクターもすごく良かったです。
ストーリーもSFらしいSFでした。ちなみに私が好きなのはチェインバー。こんな相棒が私にも欲しい。

原作:オケアノス 監督:村田和也 アニメーション制作:Production I.G

魔法少女 まどか☆マギカ





魔法少女って素敵な言葉だよね

私はバンダイチャンネルに加入しているんですが、ここで観たんですよ、「まどか☆マギカ」。
謎を含みながらも目を離す事の出来ないストーリー展開と、最終話近くのどんでん返し!!!衝撃を受けつつも感動したアニメ作品です。マクロスFのTV放映バージョンも、ほとんど寝ないで仕事から帰ってきてから見続け、3日で全25話を見終えなましたが、それに近い感じで全12話を見終えましたよ。
この劇場版はTVシリーズの総集編という感じです。前編後編と分かれてます。娘たちはDVDを買って劇場版しか観てませんが、すっかりハマってしまった様です。

監督:新房昭之 音楽:梶浦由記 製作:シャフト

ペコロスの母に会いに行く






可愛いおばあちゃんになりたい

「きかせられないラジオ」で紹介されて購入。読んで大笑いして、大泣きした漫画です。家族みんなで読みました。
ただ単に読み物として読む以上に、亡くなった祖母をまざまざと思い出し、もう会えないんだと実感して余計に泣けた。
作者の岡野さんは自称漫画家さんでしたが、この作品をきっかけに「自称」は取れたとか。今度映画化もされるようですが、映画にはあまり興味は無いかな。
絵柄も優しく、好感が持てます。仕事柄高齢化社会を実感していますが、「老い」というものとどう向き合うのか、予め覚悟しておかないといけないなぁと思いました。

著者:岡野雄一

ボヘミアンガラスストリート





妖精さんに会ってみたいね

「きまぐれオレンジロード」を読んでオマージュとして書かれた平井和正としてはポップな小説。
(と言っても最近は昔のようにハードで人間であることが恐ろしくなるような小説は書いてませんが)
本になる前にパソコン通信で配信されていたため、私がパソコン通信を始めたキッカケになりました。インターネットじゃなくて、パソコン通信。ニフティに加入してやったんだよな〜。懐かしい。
今、AmazonのKindleサービスで販売しているので、本でも持っているのに、Kindleでも買ってしまいました。
大上 円(おおかみ えん)くんが1人の少女と出会ったことから物語は始まる。その眸に強い光を持つ少女、蛍(「けい」と読むが円くんはホタルと呼ぶ)に惹かれ、魔法使いである円くんは封じられていたフォースを使い世界を変えていくことになる‥‥‥。
いろいろ影響も受けた小説ですね。もっとも平井和正の小説は全部そうなのですが(笑)。

著者:平井和正

しあわせのパン





パンが食べたくなります。

今回のオススメ「しあわせのパン」という映画。
ゆったりした時間が素敵です。
好きなものに囲まれて暮らすって簡単そうで難しいですよね。
もっとシンプルに生きられたらいいですね。

作中、ひとつのものを2つに分け合うシーンがたくさん出て来るのですが、そこがお気に入りです。私も家族といろいろ分け合うのが好きです。

出演:原田知世 大泉洋