そのA伸びこぼし
ボクの実力は こんなものじゃない!
優秀な我が子が 落ちこぼれてる!!
中学校では 落ちこぼれが出ないようにやさしい数学を ゆっくり進めています(他教科も)。
そうすると数学が得意な中学生は どうなるでしょう? もっと深く もっと速く数学を学べるのに待たされます。若い伸び盛りの貴重な時間を無駄にされています。
私はこれを伸びこぼしと言っています。
伸びこぼしを防ぐために中高一貫校に進学させる風潮があります。これは当然のことだと思います。
確かに中高一貫校の学習は深くて速いです。
しかし能力のある生徒の速さはそれ以上です。
数学秀才コースにあるM君のような秀才中学生は多数います。
M君は中学数学を10か月、高校数学を9か月で習得しました(当塾で英語も含め週4時間)。
高校生は 実質2年半で高校数学(微分・積分、ベクトル、三角関数、対数(log)、確率、 2次・3次・高次関数、図形など)を学習しなくてはなりません。多数の他教科も。
進学高校の学習方法は 大学受験のために「ハイ、この公式覚えた? じゃあ早稲田の入試問題をやるよ。
この解き方をしっかり覚えてね。」という昔ながらの詰め込み学習です。思考の数学が丸暗記になっています。
心ある先生はきっと「これでは数学を学ぶ意味はない。でも時間がないからしょうがない」と思いつつ教壇に立っていることでしょう。
落ちこぼしと伸びこぼしの根本原因
学級定員40人が原因!
40人は多すぎます。それで軍隊のように「全員、右向け 右!}となってしまうのです。40人学級に対応できる授業形態としては画一・一斉授業しかないのです。
だから教育改革の方法は欧米並みの定員20人前後にすることです!
そうすれば自然に学習指導や生活指導に手が目が行そうすると自然に教育改革の機運が発生します。
落ちこぼしと伸びこぼし発生のしくみ
画一・一斉授業は落ちこぼしと伸びこぼしを必ず生みます。それは、教師が授業を計画するとき できる子、真ん中の子、できない子の全員に ピッタリ合ってる授業計画を立てられないので 真ん中の子中心の授業になってしまいます。
もしできる子中心の授業をすれば、真ん中の子とできない子は学習内容を理解できません騒がしくなります。
もしできない子中心の授業をすれば、できる子と真ん中の子は騒がしくなります。
もし真ん中の子中心の授業をすれば できる子とできない子は騒がしくなります。
さてあなたが教師ならこの問題をどう解決しますか。 解決できませんよね。
結局、教師は生徒数が多い真ん中の子中心の授業をしてしまいます。 その結果の一つのとして 中3生でアルファベットを書けない子が出現するということになってしまいます。