落ちこぼし伸びこぼし

  落ちこぼし

30数年前、小中学生の落ちこぼれが大問題になりました。
そこで とうとう文科省は 小中の教科書をやさしくしました。 
私は落ちこぼれではな落ちこぼしと考えています。
なぜなら 教育制度と教育方法が落ちこぼしをつくっているからです。 
つまり文科省が子を落ちこぼしています。 
勉強が苦手な中学生に 教科書がやさしくなったことは良いことです。
しかし、教科書レベルを下げることが 落ちこぼれ問題の
     真の解決でしょうか?
  
 
教科書レベル低下は優秀なこどもにも良いことでしょうか?
ある小学生が言いました、「勉強が簡単すぎて つまらない、ボクがすぐ答えを
出しても 友達は20分たって解けない。ボクはずーっと待ってる」と。
落ちこぼれ問題の誤った解決策は 伸びこぼしを拡大しました。



  伸びこぼし
 小中学校では落ちこぼれが出ないようにやさしい数学をゆっくり進めています
そうすると数学が得意な中学生は どうなるでしょう? 
もっと深く もっと早く数学を学べるのに待たされます。 人には伸びるときと停滞するときがある!
若い伸び盛りの貴重な時間を無駄にされてはたまりません。
私はこれを「伸びこぼし」と言っています。
数学秀才コースにあるMやS君のような秀才中学生は多数います。 
M君は中学数学を10か月、高校数学を9か月で習得しました(当塾で英語も含め週4時間)
 
高校生は 実質2年半で多量の高校数学を学習しなくてはなりません。
微分・積分、ベクトル、三角関数、対数(log)、確率 2次・3次・高次関数、図形など)
 
それで大学受験のために進学高校の学習方法は
「ハイ、この公式覚えた? じゃあ早稲田の入試問題をやるよ。この解き方をしっかり覚えてね。」 
という昔ながらの詰め込み学習です。思考を鍛える数学が暗記教科になっています。 
心ある先生はきっと「これでは数学を学ぶ意味はない。でも時間がないからしょうがない。」と
思いつつ教壇に立っていることでしょう。 
暗記数学はこれを学習する意味がありません! 数学は論理性を身に着ける学問です。 
このようにして 若者の才能がつぶされています。 
 落ちこぼし・伸びこぼし
  教育の根本原因は
 学級定員40人にあり!
学習指導や生活指導に手が目が行き届きません。40人は多すぎるのです。
それで軍隊のように「全員、右向け 右!]のような指導となってしまうのです。 
40人学級に対応できる授業形態は 最悪の画一・一斉授業しかないのです。
だから教育改革の方法は欧米並みの定員20人前後にすることです
そうすれば自然に自然に教育改革の機運が発生する環境になります。
諸外国のイエナプラン・プラグマティズム・シュナイター教育・ドルトンプランなどの新教育のように。 
画一・一斉授業は必ず落ちこぼし伸びこぼしを生みます。 
それは、教師が授業を計画するとき できる子、真ん中の子、できない子の全員に
ピッタリ合ってる授業計画を立てられないので 真ん中の子中心の授業になるからです。

落ちこぼれ問題と伸びこぼし問題の解決策の一つは
ヨーロッパの国の教育記述しました。
 

  ボクの実力は こんなものじゃない!! 優秀な我が子が 落ちこぼれる!! 


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