|
地域の様子
|
|
|
「上毛かるた」にいう「鶴舞う形の群馬県」
その西端尾の部に位置する嬬恋村
さらにその西端の字が田代で、隣りは長野県に境している。
群馬県 吾妻郡 嬬恋村 大字 田代、
これが現存する行政上の田代である。
村の南東10kmに位置する名活火山浅間山の西北斜面
がゆるやかに南から台地を作り
北からは、上信国境に位置する四阿山(あずまやさん)の
東南斜面裾野が接している。
そして、日本海と太平洋の分水嶺である鳥居峠付近を
源とする吾妻川に沿って村落は形成されている。
標高1100m以上、四阿山頂の2300m迄村落は
1100mから1200mの高原地にある。
従って年平均気温7℃、北海道級の高冷地で、
10月の初霜、5月半ばの終霜、夏の平均気温も
20℃前後の冷涼気候である。
このため水田皆無の農村であるが、夏季は見渡す限り
のキャベツ畑が広がる高原野菜の産地である。
西南の長野県に、四阿山、湯の丸山、籠の登山、高峰山、
黒班山から浅間山に連なる2000m級の山々に囲まれ、
東方長野原町から長野県上田市に通ずる国道144号線が
吾妻川に沿って東西に貫き、
村内から地蔵峠を越えて長野県東部町へ、車坂峠を経て
小諸市に通ずる支線がある。
また、鹿沢温泉、湯の丸牧場、スキー場をもつ観光地でもある。
戸数約460戸、人口約1600人で、農家は約40%であり、
そのうち半数近くが専業農家である。
学校を中心に集落が形成されており通学上も便利であるが、
4km以上の通学距離にある農場の子ども達を中心とした
数人はバス通学をしている。
地域の人達はふだんから学校に対して非常に協力的であり、
運動会やスキー大会などは学校と地区とが一緒になって行
われている。
|
|
|
|