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「麗子像」 油彩 1922年
岸田劉生(1891〜1929)は近代日本の洋画界で異彩を放った画家として知られています。
この作品は劉生の娘・麗子が8歳の時の像です。劉生は麗子が生まれるとまもなくスケッチを始め、油彩、水彩、墨彩などで麗子を描き続けました。
この作品は麗子が正面を向いており、数ある麗子像の中でも大変珍しく貴重な作品です。まっすぐに前方を見据える麗子の眼差しが実に神秘的で、重厚な存在感のある作品に仕上がっています。また、鹿子模様の一つ一つまで細密に描かれ、背景の茶や麗子の黒髪に着物の朱が映えています。写実を追及していた頃の劉生の姿が彷彿としています。
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