1幕 1-4話
◇
昨夕は全ての伝令が機能していなかった、という趣旨の言葉を目の前に居る伝令兵は口にした。
それならば、昨夕駆けて来た伝令兵は何者だったのか。
あの伝令兵が偽者なら・・携えて来た伝令書も偽物という事に・・・
だが今駆けて来た伝令兵は真実を齎している。
ひょっとしたらこの伝令兵も虚偽を語っている可能性だってある。
だとしても、この伝令兵は此方が確認するまで待機していた。
いや、本物だと思わせる為の策かもしれない。
少なくとも私が偽者を装う側なら、そうする。
「―昨日の伝令兵が虚偽だとして・・貴方が真実を語っているという証拠はありますか?」
これは正当な問だろう。
昨夕偽の伝令兵に嘘を掴まされているのだ、警戒しても不思議はない。
あれが偽なら、あの出仕も嘘で父母は死んでなどいないのでは。
これは、この問いは僅かに残された可能性というの願望だったのかもしれない。
言って欲しかった、この報告も偽りで・・私の父母も兄も、夜通しで職務にあたっていると。
しかし、そんな僅かな望みも、次いで届いた声に否定された。
抑揚を抑えた、厳かな声のその人はとてもきれいな人だった。
金に近い黄色の衣に身を包み、何人かのお供を従えて降り立つ様。
まるで一国の王女・・同性すらも魅了する美しさの人は、ぽけーっと見惚れていると表二人を視界に収めると
見惚れる二人を現実に引き戻す言葉を告げた。
「ご身内の不幸を信じたくない気持ちはわかります、ですが、この者が届けた知らせは真なる言・・
他ならぬわたくしがこの者に届けさせたのですから」
凛とした眼差しをらに注ぎ、伏せられた目許には長い睫毛が美しい影を落とす。
その様子からして、偽りを言っているようには見受けられなかった。
心から悲しむ気持ちを読み取れたからかもしれない。
気品とその中に感じる冷涼さにも臆さず、表は目の前の貴人に問いを返した。
その問いは自身も何となく感じたものと同じだった。
「失礼を承知でお尋ねしますが・・見た所、やんごとなきお方だとお見受けします・・・
そのようなお方がわざわざ一太守家に足を運ばれる理由とは・・?」
そう、見た瞬間に分かるのはこの女性の高い身分。
馬車付きの輿に乗れる女性と言うのは余程の身分でもない限り、皆無だ。
見事な装飾品や、しなやかな体躯を包む衣も上質な材質だと分かる。
しかもお供を何人か連れて出歩くとなれば、それはもうやんごとなきお方としか思えない。
どこかの豪族の令嬢・・または、妻・・・?
家と付き合いのある豪族乃至、令嬢がいるという話もは知らない。
だからこそ、何故わざわざやんごとなきお方が直に足を運んだのかが解せなかった。
「・・尤もな疑問ですわね、わたくしは甄姫・・・宮仕えの董氏と懇意にさせて頂いた者です」
「母と、ですか」
「ええ・・・わたくしがここ 冀州牧の袁紹様の次男、袁煕様に嫁いだ頃からの縁ですわ」
!!!?
話を聞いて行くうちに思わず表と二人して耳を疑ってしまった。
袁紹様は曉が在る冀州を治める主で父永の主、そして袁煕様は袁紹様の子息・・・
今目の前に居るこの方は、その袁煕様に嫁がれた貴人・・
そのような方と母が懇意だったなんて・・・全く知らなかった。
聞けば嫁いだばかりの頃、袁紹さまの御母堂様にお仕えする事になった際
の母が、こっそり御母堂様の好みの食材やお菓子などを教え
お仕えする事に役立っていたらしい。
折角の説明も、話半分はの耳に入っていなかった。
今の脳裏を占めているのは、父母の死と兄の安否や不安で埋め尽くされている。
これからどう家を守って行けばいいのか・・生活はどうやりくりしたらいいのかなど諸々。
やはり、身に付けた知識を活かす道を模索するのが妥当か・・・?
または母に対する恩を使い、袁煕夫人の伝手を頼らせて貰うという手もある。
生きる為、家や家族を守る為ならやれる事はやってみなければ!
「それでわざわざ・・此処へ?」
の問いに甄姫は、遺体はまだ調査で返せないとすまなそうに告げ
その代わり父母の遺品を、と付き添って来た女中に手を上げて合図する。
指示を受けた女中が輿の中へ姿を引っ込めると、数秒後再び現れ、両手に布包みを手に歩いてくる。
女中の手にした包みを、これまた大切そうに受け取ると
丁寧な動作で正面に立つへ包みを差し出した。
震えそうになる手でどうにか受け取ると、左程重さを感じなかった。
確認の為にその包みの結び目を解いてみる。
先ず目に入ったのは、父が肌身離さず持ち歩いていた太守の証。
太守の衣を着る際、腰に巻く帯から下げていた札だ。
急いで出て行ったから、父の持ち物はこれだけ。
次に手に取ったのは・・菫色の巾着。
の母、董氏が好んで身に付けていた色と同じ。
巾着を手にし、が中を確認しようと試みた際
目の前に立つ甄姫は遮るようにしてに待ったをかける。
「お待ちなさい」
ここへ夫人が現れてから初めての強い口調に思わず動きを止める。
疑問符を付けて伺い見たを手招きし、声を落すと耳元で甄姫は囁いた。
中を見るのは、日を置いてからにしなさい・・。
その中には貴女の御母堂が今日まで守り通した物が入っているから、と。
「分かりました・・」
「貴女、これからどうなさるつもりで?」
「先ずは表兄や姉弟と話し合い、姉弟が安心して生活出来るようにと考えております」
「そう・・具体的にはどのように?」
「私が身に付けた知識等を活かせる職を・・・どうにか探して、その賃金を基盤に浮兄上を待つつもりです」
具体的に何が入れられているのかまで甄姫は明かさなかった。
父母を失ったばかりのこの少女に、全てを話すのはまだ早いと思ったから。
可能であれば少女自身の手で辿り着いた時に見るべきだ、と。
今後を問えば、真っ直ぐな眼差しでと名付けられた少女は奉公先を見つけたいと口にした。
それが一番の方法だが、後ろ盾となる父母が不在の身ではそれも難しいと感じる。
ただでさえ今の世では女が独り立ちして働くのは難しい。
少女自身の生まれ付いた容姿を活かせば生きては行けるだろうが・・それは酷だ。
董氏の娘として生きて来た彼女に、恩人の娘に花町で働けとは流石の甄姫も口には出来ない。
となれば・・舅にあたる袁紹に頼む、または甄一族の伝手を・・・
「分かりました、恩人の子である貴女の為にわたくしが遠戚から伝手を探しますわ」
「本当ですか!有難うございます、甄夫人」
「伝手が見つかった時にまた伝令を向かわせましょう、今日の所は失礼しますわ」
「はい!」
はしめたと内心ガッツポーズをした。
狙ってはいたが、まさか甄夫人から口にしてくれるとは思わなんだから。
州牧の袁紹を舅に持つ夫人直々の伝手なら、間違いなく助けになるだろう。
こればかりは母に感謝だ。
もう二度と会う事も話す事も、抱き締めて貰える事も無くなってしまったけれど・・
悲しんで絶望する暇など、私には用意されていない。
手元に届けられた父母の形見を胸に抱き、と表は甄姫の乗る輿と兵士らを見送った。
夫人たちの列が見えなくなる頃、漸く家へと入る。
表もそのまま付き添う形で家へ入り、前を歩くの背に話しかけた。
「何処かへ奉公するってのは本気なんだな?」
と、いつになく真剣な口調で問われ
姉弟たちを起こしに行く傍ら表を振り向く。
真剣な目をした表と視線がぶつかった。
「願ってもない話を頂いたわ・・甄夫人から仰られなくても私から頼むつもりでいたから」
「奉公先を探してくれって?袁紹様の息子の嫁さんに?」
息子の嫁さん・・て何という言い方!
と表兄に言い返しそうになったのを飲み込み、勿論、と言い返す。
生き抜く為には使える物は使わなくてはならないでしょう?とも。
これには表も度肝を抜かれ、嘆息しながら肩を竦めた。
恩人と言っていた甄夫人の気持ちをまるっとこのは利用したのだ。
何とも末恐ろしい・・・・まあ、この乱世だ・・少しぐらい図太くないと生き残れんだろう。
とは言え、何処へどんな形で奉公させられるかは分からん。
幾ら袁紹と縁を作った甄氏の伝手とはいえ・・な。
だが、それをひっくるめてが腹を括ったのは表の目にも明らか。
心を決めてしまったには何を言っても徒労に終わるのは知っている。
それならぱ、と1つだけ言わせて貰う事にした。
「だったら、1つだけ言っておくぞ」
ゴホン、と咳払いしての方へ行き
昱を起こしてから戻って来た彼女に1つだけ
だがその1つの言葉が後数年のを守る事になる言葉を言うのだった。
「どんな奉公先になるかは別として、取り敢えずブスになって行け」
と。
これに対し眉宇を顰め、表を二度見した。
数日後、甄夫人から届いた奉公先が見つかったと言う伝令書を胸に
家から出向いて行くのだった。
それならば、昨夕駆けて来た伝令兵は何者だったのか。
あの伝令兵が偽者なら・・携えて来た伝令書も偽物という事に・・・
だが今駆けて来た伝令兵は真実を齎している。
ひょっとしたらこの伝令兵も虚偽を語っている可能性だってある。
だとしても、この伝令兵は此方が確認するまで待機していた。
いや、本物だと思わせる為の策かもしれない。
少なくとも私が偽者を装う側なら、そうする。
「―昨日の伝令兵が虚偽だとして・・貴方が真実を語っているという証拠はありますか?」
これは正当な問だろう。
昨夕偽の伝令兵に嘘を掴まされているのだ、警戒しても不思議はない。
あれが偽なら、あの出仕も嘘で父母は死んでなどいないのでは。
これは、この問いは僅かに残された可能性というの願望だったのかもしれない。
言って欲しかった、この報告も偽りで・・私の父母も兄も、夜通しで職務にあたっていると。
しかし、そんな僅かな望みも、次いで届いた声に否定された。
抑揚を抑えた、厳かな声のその人はとてもきれいな人だった。
金に近い黄色の衣に身を包み、何人かのお供を従えて降り立つ様。
まるで一国の王女・・同性すらも魅了する美しさの人は、ぽけーっと見惚れていると表二人を視界に収めると
見惚れる二人を現実に引き戻す言葉を告げた。
「ご身内の不幸を信じたくない気持ちはわかります、ですが、この者が届けた知らせは真なる言・・
他ならぬわたくしがこの者に届けさせたのですから」
凛とした眼差しをらに注ぎ、伏せられた目許には長い睫毛が美しい影を落とす。
その様子からして、偽りを言っているようには見受けられなかった。
心から悲しむ気持ちを読み取れたからかもしれない。
気品とその中に感じる冷涼さにも臆さず、表は目の前の貴人に問いを返した。
その問いは自身も何となく感じたものと同じだった。
「失礼を承知でお尋ねしますが・・見た所、やんごとなきお方だとお見受けします・・・
そのようなお方がわざわざ一太守家に足を運ばれる理由とは・・?」
そう、見た瞬間に分かるのはこの女性の高い身分。
馬車付きの輿に乗れる女性と言うのは余程の身分でもない限り、皆無だ。
見事な装飾品や、しなやかな体躯を包む衣も上質な材質だと分かる。
しかもお供を何人か連れて出歩くとなれば、それはもうやんごとなきお方としか思えない。
どこかの豪族の令嬢・・または、妻・・・?
家と付き合いのある豪族乃至、令嬢がいるという話もは知らない。
だからこそ、何故わざわざやんごとなきお方が直に足を運んだのかが解せなかった。
「・・尤もな疑問ですわね、わたくしは甄姫・・・宮仕えの董氏と懇意にさせて頂いた者です」
「母と、ですか」
「ええ・・・わたくしがここ 冀州牧の袁紹様の次男、袁煕様に嫁いだ頃からの縁ですわ」
!!!?
話を聞いて行くうちに思わず表と二人して耳を疑ってしまった。
袁紹様は曉が在る冀州を治める主で父永の主、そして袁煕様は袁紹様の子息・・・
今目の前に居るこの方は、その袁煕様に嫁がれた貴人・・
そのような方と母が懇意だったなんて・・・全く知らなかった。
聞けば嫁いだばかりの頃、袁紹さまの御母堂様にお仕えする事になった際
の母が、こっそり御母堂様の好みの食材やお菓子などを教え
お仕えする事に役立っていたらしい。
折角の説明も、話半分はの耳に入っていなかった。
今の脳裏を占めているのは、父母の死と兄の安否や不安で埋め尽くされている。
これからどう家を守って行けばいいのか・・生活はどうやりくりしたらいいのかなど諸々。
やはり、身に付けた知識を活かす道を模索するのが妥当か・・・?
または母に対する恩を使い、袁煕夫人の伝手を頼らせて貰うという手もある。
生きる為、家や家族を守る為ならやれる事はやってみなければ!
「それでわざわざ・・此処へ?」
の問いに甄姫は、遺体はまだ調査で返せないとすまなそうに告げ
その代わり父母の遺品を、と付き添って来た女中に手を上げて合図する。
指示を受けた女中が輿の中へ姿を引っ込めると、数秒後再び現れ、両手に布包みを手に歩いてくる。
女中の手にした包みを、これまた大切そうに受け取ると
丁寧な動作で正面に立つへ包みを差し出した。
震えそうになる手でどうにか受け取ると、左程重さを感じなかった。
確認の為にその包みの結び目を解いてみる。
先ず目に入ったのは、父が肌身離さず持ち歩いていた太守の証。
太守の衣を着る際、腰に巻く帯から下げていた札だ。
急いで出て行ったから、父の持ち物はこれだけ。
次に手に取ったのは・・菫色の巾着。
の母、董氏が好んで身に付けていた色と同じ。
巾着を手にし、が中を確認しようと試みた際
目の前に立つ甄姫は遮るようにしてに待ったをかける。
「お待ちなさい」
ここへ夫人が現れてから初めての強い口調に思わず動きを止める。
疑問符を付けて伺い見たを手招きし、声を落すと耳元で甄姫は囁いた。
中を見るのは、日を置いてからにしなさい・・。
その中には貴女の御母堂が今日まで守り通した物が入っているから、と。
「分かりました・・」
「貴女、これからどうなさるつもりで?」
「先ずは表兄や姉弟と話し合い、姉弟が安心して生活出来るようにと考えております」
「そう・・具体的にはどのように?」
「私が身に付けた知識等を活かせる職を・・・どうにか探して、その賃金を基盤に浮兄上を待つつもりです」
具体的に何が入れられているのかまで甄姫は明かさなかった。
父母を失ったばかりのこの少女に、全てを話すのはまだ早いと思ったから。
可能であれば少女自身の手で辿り着いた時に見るべきだ、と。
今後を問えば、真っ直ぐな眼差しでと名付けられた少女は奉公先を見つけたいと口にした。
それが一番の方法だが、後ろ盾となる父母が不在の身ではそれも難しいと感じる。
ただでさえ今の世では女が独り立ちして働くのは難しい。
少女自身の生まれ付いた容姿を活かせば生きては行けるだろうが・・それは酷だ。
董氏の娘として生きて来た彼女に、恩人の娘に花町で働けとは流石の甄姫も口には出来ない。
となれば・・舅にあたる袁紹に頼む、または甄一族の伝手を・・・
「分かりました、恩人の子である貴女の為にわたくしが遠戚から伝手を探しますわ」
「本当ですか!有難うございます、甄夫人」
「伝手が見つかった時にまた伝令を向かわせましょう、今日の所は失礼しますわ」
「はい!」
はしめたと内心ガッツポーズをした。
狙ってはいたが、まさか甄夫人から口にしてくれるとは思わなんだから。
州牧の袁紹を舅に持つ夫人直々の伝手なら、間違いなく助けになるだろう。
こればかりは母に感謝だ。
もう二度と会う事も話す事も、抱き締めて貰える事も無くなってしまったけれど・・
悲しんで絶望する暇など、私には用意されていない。
手元に届けられた父母の形見を胸に抱き、と表は甄姫の乗る輿と兵士らを見送った。
夫人たちの列が見えなくなる頃、漸く家へと入る。
表もそのまま付き添う形で家へ入り、前を歩くの背に話しかけた。
「何処かへ奉公するってのは本気なんだな?」
と、いつになく真剣な口調で問われ
姉弟たちを起こしに行く傍ら表を振り向く。
真剣な目をした表と視線がぶつかった。
「願ってもない話を頂いたわ・・甄夫人から仰られなくても私から頼むつもりでいたから」
「奉公先を探してくれって?袁紹様の息子の嫁さんに?」
息子の嫁さん・・て何という言い方!
と表兄に言い返しそうになったのを飲み込み、勿論、と言い返す。
生き抜く為には使える物は使わなくてはならないでしょう?とも。
これには表も度肝を抜かれ、嘆息しながら肩を竦めた。
恩人と言っていた甄夫人の気持ちをまるっとこのは利用したのだ。
何とも末恐ろしい・・・・まあ、この乱世だ・・少しぐらい図太くないと生き残れんだろう。
とは言え、何処へどんな形で奉公させられるかは分からん。
幾ら袁紹と縁を作った甄氏の伝手とはいえ・・な。
だが、それをひっくるめてが腹を括ったのは表の目にも明らか。
心を決めてしまったには何を言っても徒労に終わるのは知っている。
それならぱ、と1つだけ言わせて貰う事にした。
「だったら、1つだけ言っておくぞ」
ゴホン、と咳払いしての方へ行き
昱を起こしてから戻って来た彼女に1つだけ
だがその1つの言葉が後数年のを守る事になる言葉を言うのだった。
「どんな奉公先になるかは別として、取り敢えずブスになって行け」
と。
これに対し眉宇を顰め、表を二度見した。
数日後、甄夫人から届いた奉公先が見つかったと言う伝令書を胸に
家から出向いて行くのだった。
魏帝の徒花
2019/2/25 up
うえーーい(・∀・)甄姫が偽者だーー口調が把握しきれてないw
でもまあこの董氏と甄姫の縁があってこその結果、は曹丕と出逢うわけですよ。
あんまり言うとネタバレになっちまうので言えません(。-`ω-)
他の姉弟より従兄が出張ってます!姉弟の出番も暫くないかもしれんな・・・?(空気
でもまあこの董氏と甄姫の縁があってこその結果、は曹丕と出逢うわけですよ。
あんまり言うとネタバレになっちまうので言えません(。-`ω-)
他の姉弟より従兄が出張ってます!姉弟の出番も暫くないかもしれんな・・・?(空気
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