榛名スカイ縁起【2】/ わらび平の巻き
むかし、むかし 1991年 春がきた時じゃった。「空飛ぶぱらしゅうと」も2機目になっていたそうな!
じぇねぇ
杉山ドンは、あの「じぇねぇ」
ふらっしゅ
前原ドンは稲妻まあくの「ふらっしゅ」
さいきっく
豊原ドンは色が綺麗な「さいきっく」
そして杉山ドン達は、豊原ドンの住む裏山に『ていくおふ』を造ってしまうのじゃった。その『ていくおふ』は恐ろしく飛び出すか・木に引っかかるかのどちらかなんじゃ。
黄色い『さあふ』とミユちゃん
初めて飛んだのが1991. 4.21(日)じゃった。参加者は 杉山ドン、豊原ドン、前原ドン、豊原ドンのわらべミユちゃん。
まんず、豊原ドンが飛び出そうとしたんじゃが!機体・てくにっく・風のせいなのか4回位木に引っかかってしもうた!それでもやめないのがこのおじさん達なんじゃ!五回目にやっと飛び出したと思うたら、みるみる上がってしまったのじゃった。杉山ドンはさすがの「じぇねぇ」一発で『ていくおふ』これまたみるみる上がってみえなくなってしもうた!?二人とも「はまゆう山荘」のうえの方まで行っては遊んでいたんじゃが大変なことに気づいたのじゃ!
『降りられるのじゃろうか?』
そして二人とも三半規管が発達してるせいか乗り物酔いをするのじゃった。豊原ドンはおぼえたばかりの翼端折りで『ぐらんど』まで降りてくるのじゃが、そこで翼をひろげると一気に山頂まで上げられてしまうのじゃった!何度か試しているうちに豊原ドンは何とか池の横に降りたのじゃった!
困ったのは杉山ドンじゃ!空から汚いものをはき散らす!無線でわめいてもどうにもならなかったのじゃった!山から離れて高度を落としてきて 『ぐらんど』に近づくとまた一気に上がってしまうのじゃった!杉山ドンは上空で泣き叫んでいたそうな!その声が倉渕村中に聞こえたそうな!その声が山の神に伝わったのか?山が汚くなるので下したとさっさ!
困った杉山ドン(左)
狭いていくおふ
そう、慎重な前原ドンは下で見学・写真撮影・笑い転げていたそうな!
☆この話が皆に伝わり、後日で『ていくおふ』を整備したんじゃが相変わらず狭い『ていくおふ』のおかげで、その後も相変わらず木にひっかかってばかりいたそうな!
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杉山ドンからの追伸
杉山ドン
その後何度かわらび平で『ふらいと』を楽しんだ倉渕村の豊原ドンはある時こっそり一人で飛んだそうな、そのときの風が良かったかどうかは今となっては解らんが 問題は『らんでぃんぐ』じゃったぁ なにせあの狭い『ぐらんど』に降ろすのじゃから たいへんじゃ、急いで降ろしたんじゃろうなぁー
降りたところが硬いところでなくて、うんまあ良かったんじゃが、地べたに三尺五寸もの大穴をあけてしもうたそうな。そんで大事な〇〇玉をしたたか打ってしもうたそうじゃ。
村人達は『山神様のたたりじゃ』と さけび大騒ぎじゃったそうな。村人達は早馬を仕立てて豊原ドンを『小石川の療養所』に運び入れたそうなそこで、豊原ドンは阿蘭陀の名医に診てもろうて今ではすっかり直ったそうじゃたそうなんじや! このおじさんは打たれ強かったのじゃった。
豊原ドン
その穴はいまもなを残っておるだべー。長い月日にやがて水が溜まり 池となり、わらし子達が魚を釣っとるのじゃ。嘘だと思うたら わらび平きゃんぷ場に行って見るがいいぞ、豊原ドンの尻の跡がちゃんと残っておるんじゃから。
前原ドンは笑い転げていたそうな、めでたし、めでたし?