● NIPAF(日本国際パフォーマンスアートフェスティバル)講演会                 2005.12.17
   
・霜田誠二さんによるワークショップ概要
 
 ◆ワークショップルール

 バックミュージック(一曲 2分12秒)をかけて1人2回自己紹介する。
今回は5人一組と4人一組のグループで、 1人ずつ自己紹介を順番に行ない、一周したところで、又はじめの人が自己紹介を行ないもう一周するもの。現在も武蔵野美術大学での授業で行っていて、フィンランドのアートアカデミーが4,5年前に行なっていたことです。

  
 
 ◆パフォーマンスについて

 自己紹介のワークショップは簡単なので、何度もやっていくことによって、みんな慣れてくる、話す人が詰まったりすると、観客が話すことによって観客との距離が近くなる。内容、台本が決まっていて話す人が決まっているのではみんなは、壁に当たっているだけ、人の前に出て行く、環境の中でその人が何を考えるのか、というそこの部分で、他の人と繋がるそのような能力が人にはある、パフォーマンスは、想像力がある、和やかな時間を作る。 2分12秒で何かをしてください、これからやればそれぞれ違うものが出てくる、これは考えると、面白いことである。1人ずつが全然違ったアプローチをしようとする。これは僕たちが、パフォーマンスアートとして行なっていきたいとしていること。みんな好きなことをやればいいのが、前提、自分に襲い掛かってくるものに立ち向かっていくものにアートがなれば、何らかの事を引き受ける、見ている人のエネルギーを感じて、思わぬことを言う、出来る。他の人とそうやって、力を発揮する、他の人が見ている前で、ヘンなものを作りたい、ヘンなことをやりたい。エンターテイメントをやろうとしているわけではない。
  場所、時間自分の身体(進退)、抱きしめても自分の側、その道は自分だけのもの。パフォーマンスアートは、自分の時間、場所がある中で、自分の人生をよりよくしようといういろんなことを考えながらも、より良いものにしよう、美術学校でしか習えないものではない、人に見られているという強い環境制、自分がみんなに頼めることは何なのか、自分をクリアにしなければならない、という追い詰められていることは不愉快ではない、これは物を作るということに非常に繋がっているのではないか。皆さんも、パフォーマンスアートはひとつの表現の方法なのである、「根源の表現、表現の根源」、素手で戦う部分、ダンス、演劇の人は、人とは違った訓練の中で、映像表現は映像器具や特殊な装置がないと表現できない、というのはアートとの表現としては弱い。やりたいからただやっただけ、それはそれで何か、自分の何か信じているもが表現できるのではないか。人が持っている豊かさは、インターネットが世界中に伸びているがその中ではない、人の中から生れてくる、向上しようという気持ちが重要で、そのニパフを前橋で実現できればいいと思っている。

 
 ◇講演会を終えての談話

「これからの群馬」(白川昌生)

 今までは群馬の中で、アートの動きがなかったわけではないが、最近は動きが止まっているのでこれをきっかけに、群馬の作家に可能性が広がっていくシステム、チャンスが広がっていければと思っている。服もがんばって欲しい。地元の作家が外国の作家と触れ合えるのが、いいこと、それぞれの夢が実現できれば良いかな。

         
   
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