ワイズメンズクラブって何?



ワイズメンズクラブは楽しい
 ワイズメンズクラブはYMCAを愛する人たちの楽しい交わりと学びの場であり、ボランティアの知恵と力を生む母体でもあります。
 ワイズメンズクラブの会員となるには、特別の資格は要りません。YMCAの良い活動を理解し支援しようという気持ちさえあれば、どなたでも入会できます。


クラブの会員になると、こんな機会に恵まれます。
1. 毎月の例会でゲストの有益な卓話を聞くことができます。
2. 会員中の様々な職種の人と友人になり視野が広がります。
3. YMCAや地域社会への奉仕の活動に参加できます。
4. 全国的、国際的な交流に参加し見聞を広められます。
5. 会員の家族ぐるみの親睦・協力の機会も多い。


 このような「会員としての特権」には義務が伴いますが、世間の遊興に比べればごく低廉な会費と、最小限例会への出席が義務づけられるほかは、時間とポケットマネーが許す限りでクラブの活動に参加すればよいのです。
 ワイズメンズクラブの運営はたいへん民主的です。会員は皆公平に例会の当番を受け持ち、頼まれれば委員や役員を引き受けます。すべてはボランティアの実践と心得て、無理のない範囲で協力します。
ワイズメンズクラブの楽しさを味わうには、まず実際に例会に参加してみるのが一番です。どうぞ一度ご出席ください。

 次にクラフの歴史を簡単に紹介します。


YMCAのパートナーとして
 ワイズメンズクラフは1920年米国オハイオ州トレドのYMCAで、会員増強運動の同志クラブとして発足。それが北米各地のYMCAに広がり、ワイズメン(YlsMen = Yの人)を共通の名称にしました。1922年、米国・カナダのクラブが集まって「ワイズメンズクラブ国際協会」を設立。以後、全世界にクラブが次々と生まれ、YMCAを支援し、Yと共に歩む運動(パートナー)として現在に至っています。当初会員は男性のみでしたが、のちに女性も平等に入会できることになりました。ワイズウィメンと呼ばれます。日本では1928年大阪に最初のワイズメンズクラブが誕生し国際協会に加盟、1932年日本区を設立、1997年東西二区となりました。2001年現在、全国に140のクラブがあり計3000人以上の男女会員とその家族が活動に参加しています。
 世界的に見ると、ワイズメンズクラブは北米・北欧・北東アジア(日本・韓国`台湾)及び南インドで最も盛んです。しかし少数ながら南米・中欧・アフリカ・大洋州・東南アジア諸国にも活発なクラブがあり、ワイズの仲間のいる国は60以上になります。国際協会では、偶数年の7、8月に国際大会を開催します。これはいわば世界規模の例会です。クラブ会員一家族なら参加は自由で、4日間の会期中、世界の仲間と友情を厚くし、互いの活動から学び合います。ただの観光旅行でない貴重な体験が得られます。

 次に、クラブの主な事業を紹介しましょう。


ボランティアが事業の中心
 ワイズメンズクラブは原則的にその町のYMCAを支援します。クラブの会員はYMCAの維持会員(協力会員)となることがまず期待され、進んでYMCAの活動の担い手になって奉仕することが望まれます。クラブとして協力してYMCAのプログラムを応援することもあります。これらを総称して《YMCAサービス》といいます。特に資金を作って、YMCAの若い専従指導者の研修に役立てる事業を、ワイズの創設者の名に因んで《ASF=アレクサンダー奨学資金》といいます。
 クラブがその町の人々のために直接奉仕することも奨励されます。クラブの独自性が最も発揮される事業です。これは《CS=コミュニティサービス》と呼ばれます。
 社会基盤が十分でない諸国で民生向上に苦闘するYMCAを支援するため、ワイズメンズクラフでは2月の例会ほか機会を定め食事を抜いて、その分のお金を国際に集めて、必要な所へ配分します。《TOF=タイムオブファスト》(断食の時)といい、クラブ外でもよく知られています。このほか、使用済み切手など無価値とされるものを集め換金して資金を作る《BF=兄弟愛資金》は会員中から選ばれた代表の国際研修派遣事業、青少年を他国のクラブに派遣し楽しい経験を積ませる《STEP=短期交換事業》など、国際的な組織ならではの事業があります。
 ワイズメンズクラブに入会されると、これらの事業が身近になり、クラブの楽しさを一層感じることになるに違いありません。


上記文章、ワイズメンズクラブ東日本地区より借用
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