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平成27年関東・東北豪雨被災地救援ボランティア活動報告

 平成27年9月の台風18号に伴う豪雨により、北関東及び東北を中心に河川の氾濫や堤防の決壊が発生し周辺地域に水害が発生し、被害が広がりました。
 災害ボランティアぐんまでは、群馬県、群馬県社会福祉協議会と情報共有や救援の災害ボランティア活動で連携しました。
 被災地で救援の活動に勤しむために訪れるボランティアの人数が少なくなる平日にこそ救援しようと群馬県社会福祉協議会によって企画・手配されたボランティアバスに乗り、栃木県栃木市に2回、茨城県常総市に1回、災害ボランティア活動をするために赴きました。
 実際に取り組んだのは、家の床下の泥出し作業、敷地に溜まった土砂をどける泥かき作業、土嚢づくり、河川から押し寄せた水に浸かり捨てることになった家財の片づけ、家の中の清掃作業等でした。
 活動日は以下のとおり
 平成27年09月18日(金)…栃木県栃木市(参加会員 4名)
 平成27年10月01日(木)…栃木県栃木市(参加会員10名)
 平成27年10月15日(木)…茨城県常総市(参加会員 9名)

平成27年関東・東北豪雨被災地救援ボランティア活動

●ボランティアセンター前で被災状況と救援活動の説明を受ける(栃木市)
●ボランティアセンター前で被災状況と救援活動の説明を受ける(栃木市)

●ボランティアセンター前で救援活動の班分け(栃木市)
●ボランティアセンター前で救援活動の班分け(栃木市)

●被災地を徒歩移動(栃木市)
●被災地を徒歩移動(栃木市)

 家々や生け垣に残された痕跡で確認することができましたが、今回の水害では、水位が地上1m位にまで及び、「プールのような状態」になったそうで、家屋の1階が浸水。自家用車も多くが使い物にならなくなったとのことでした。
 屋内に流入した泥水は、床下に溜まり、そのまま排出できずに残ってしまったことから、救援の依頼は、被害からひと月経過しても続いていました。
 屋外では、敷地にも、畑にも、水と一緒に運ばれてきた土砂や草などが押し寄せて堆積してしまったので、我々が取り組んだ災害ボランティア活動は、その除去が主なものとなりました。
 現地での活動のほとんどにおいて特殊な技術は不要で、経験者やリーダーのもと、参加した誰もが災害ボランティアとして活動することができました。

●流れ着いた草木やゴミの撤去(栃木市)
●流れ着いた草木やゴミの撤去(栃木市)

●泥にまみれ廃棄となる家財の搬出(栃木市)
●泥にまみれ廃棄となる家財の搬出(栃木市)

 災害ボランティア活動に取り組む上で必要とされたのは、
  ・ボランティアセンターで指示された内容や基本的な決まりを守ること
  ・泥や廃棄する家財などを移動させるなどの活動を続ける体力
  ・作業時に、被災地の住民と接する際に、その心境を慮って会話や活動ができるだけのモラルを持ち合わせていること
   でした。

●床下に溜まった水分の多い泥を屋外に出す作業(常総市)
●床下に溜まった水分の多い泥を屋外に出す作業(常総市)

●床下の乾きかけた泥を屋外に出す作業(常総市)
●床下の乾きかけた泥を屋外に出す作業(常総市)

●畑地に堆積した河川砂を除去(常総市)
●畑地に堆積した河川砂を除去(常総市)


報告者 災害ボランティアぐんま 事務局