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みなかみ町除雪ボランティア

みなかみ町除雪ボランティア活動を行いました。

'06豪雪みなかみ町に除雪ボランティアGO

 空前の豪雪に見舞われた「みなかみ町」の藤原小・中学校へ、「災害ボランティアぐんま」と群馬県が協働して除雪ボランティアを派遣した。除雪作業は1月31日(火)から2月4日(土)までの5日間行われた。

 県内外から集まったボランティアは、群馬県が準備したバスで、県庁から新前橋駅を経由して現地へ向かい、みぞれや吹雪の中、雪と悪戦苦闘しながら、校舎裏にある名倉川まで雪を運んだ。現地は建設機械が入れず非常に難儀であり、全員が汗ビッショリになりながら、5メートルの高さまで積もった雪をスコップで崩し、スノーダンプで除排雪する作業を午前10時頃から午後3時頃まで行った。
スノーダンプによる除雪作業
スノーダンプによる除雪作業

 参加者全員が来て良かったと異口同音、また士気旺盛で、パンパンになった体に鞭打って笑顔で除雪作業をする姿は、ボランティアの神髄であるとの印象を受けた。5日間で延べ109名のボランティアが参加し、群馬県NPO・ボランティア推進課員6名、みなかみ町豪雪対策本部から2名も参加し、所期の目的である除排雪作業は無事完了した。
プール更衣室の屋根まで積もった雪を除雪するボランティア
プール更衣室の屋根まで積もった雪を除雪

 5日間とも除排雪終了後、水上観光協会・水上温泉旅館協同組合のご厚意により、水上温泉のホテルで入浴し、疲れを癒す粋な計らいに感謝した。また、最終日にはみなかみ町の助役さん、みなかみ町豪雪対策支援監、藤原小・中学校長の感謝のお言葉をいただき、任務達成感と充実感を胸に帰路についた。

 今回、「災害ボランティアぐんま」と群馬県がスムーズに連携し5日間無事に活動できたのは、新潟中越地震の支援を教訓に、群馬県NPO・ボランティア推進課長さんをはじめ、事務局による関係機関との綿密な調整と、事前の募集・現地調査・機材搬入等現地対策本部の協力支援が功を奏したのは言うまでもない。また現地に貴重な差し入れをしていただいた、サンヨー食品株式会社、群馬ヤクルト販売株式会社からの側面支援は活動の大きな原動力となったことをお礼申し上げる。
昼食に企業からいただいた差し入れにをいただく
昼食に差し入れをいただくボランティア

報告者 災害ボランティアぐんま 副理事長 志村 神麿