2007年
9月 の Diary
9月22日(土) |
夏休み前から毎日忙しくてなかなかHPが更新できなかった。 特に、学生(大学)時代の友人が亡くなり、そのお葬式に参列する為に、鎌倉近くの藤沢に朝4時起きで出掛けた時以来、体調も悪くなり・・・さんざんな日々であった。 仕事でもアクシデントがあり、そのストレスも積み重なった。 毎年している検診結果が最悪で、国立病院に外来で行くと5時間待たされた。 待つ間、私は『老人力』と言う赤瀬川の本を一冊読むことが、思いがけずできた・・・。 そして幾つもの廊下に張り巡らされた床のラインに沿って検診する機械のところをたらい回しにされた・・・医者は身体に一度も触らず、ただ検診の結果をパソコンの画面の文字を見て判断するだけであった。 医者はこちらの眼を見ないで検診の結果について喋っていた・・・。 待つだけで病気になる病院とはどう言う医療体制なのだろうかと疑問に思う。 そしてこの異常気象だ。 『100年の愚行』 と言う写真の展示を観たことがあるが、人間の愚行とはすさまじいものだ。 自分も含めて、拝金主義になり自然破壊を繰り返してきたのだから・・・・。 楽することばかり考えているとそのつけは次の世代では一体どうなるのだろうか。 なんとかしなければいけない・・・。 それから、なにを買うにしても過剰包装である。 スローライフと言う言葉も私は嫌いだ・・・いけない・・・私の精神もこの暑さで病んできた。 もう少し立ち止まって思考する時間が人間には必要だ。 私のパソコンも、つい先日電気店に入院してしまい、最近修理していま使用しているが・・・ これも時間とお金が・・・。 もう少しリラックスして・・・またHPを更新したいものだ。 |
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9月24日(月) | 先日『ウミヒコ ヤマヒコ マイヒコ』と言う田中 泯 (監督 油谷勝海)の映画を観た。 田中 泯は舞踊家であり、最近色々な映画に出ている人だ。 『たそがれ清兵衛』、『メゾン ド ヒミコ』の演技はすごい存在感があり、感心した。 この映画は、田中 泯がインドネシアの島々で地元の人達と農業をしたり、道やお墓などで自分のダンスをして過ごした数ヶ月のダンス・ロード・ムービーである。 最初はあまり面白くはなくて、まのびした感じであったが・・・後半にかけてのダンスの撮影は圧巻であった。 ダンス(舞踊)は大学の時観た、ギリヤーク・・・名前が出てこない・・・の舞踊が思い出される。あの人は津軽三味線の音楽で踊っていた。 大学のスクールバス乗り場のセメントの上にゴザを敷いて、踊っていたのを今でも思い出すのだが・・・もう20年以上も前のことだ。 この人は、路上パホーマンスをしながら全国を回っていた。 田中 泯の舞踊はなぜあんなに自然の中で溶け合って交感していたのだろうか。 地元の牛との舞踊は思わず笑ってしまった。 映画最終日であったが、映画館の中にいたのは私を含めた4人ぐらいであった。 |
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9月27日(木) |
今日はまた検診結果を聞きに病院に行く。 なんとまた検診をしなければならなくなった。 これで3回目である。今度は心臓のエコーである。 もう行きたくないのが本根である。治療をまったくしてもらえず、お金ばかりとり・・・これは医療にかこつけた、金儲けである。 まともではない・・・患者が死にたくないから病院に行くのを逆手に取っているのだ。 そんなことはともかく、先日テレビの『おしゃれイズム』(日本テレビ放映) 日曜22時〜22時30分の番組のための作品を選んでもらった。 放映は10月14日・10月21日の日曜日に決定したらしい。 過去の作品と最近の作品、17点を選んでもらった。( 立体も含む ) 100号の作品はもうすでに懐かしく・・・新鮮な感じを受けた。 明日は午後から東京へ出掛けて、撮影を観に行くことにしている。 また報告します。 それから最近 『 ICON Vaslav Nijinsky 』と言うニジンスキーの本が出たので早速購入した。写真が多くて興味を引く本である。 今日は病院の待合室でこの本を完読した。 ニジンスキーのすばらしさがにじみ出ていた。 空を飛んだ伝説も面白い・・・『薔薇の精』を演じたとき劇場の、窓から外に飛び出したまま戻らず、演劇が終わるころにまた空から降りてきたとの逸話がある。 それほど高く飛べたと言うことだろう。 彼の最後は少し悲惨であったがこれだけ皆に思われていると言うことはやはり天才だったのだろう・・・。 |
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9月29日(土) | 昨日は高校の仕事を終えてから、すぐ高崎線で東京へ行く。 まず、高校で教えた黛さんが参加している女子美4年生のグループ展(飯田駅の近く)を観る。立体作品で、金属の造形作品であった。黛さんの作品は手の形が入っていて女性の内面を表現していた。 それから麹町の日本テレビ旧社屋に行き、『おしゃれイズム』(日本テレビ放映)を見学 させてもらった。上田晋也・藤木直人・森 泉がゲストの赤西 仁の話を聞いていた。 司会のクリームシチューの上田晋也の会話の上手さには驚いた。 ゲストの話を引き出す絶妙の会話術はさすがである。 私の作品は大きい100号の作品が後ろに飾られて、コラージュ作品は前にそして後は、柱や壁に左右飾られていた。 レイアウトの様子はホームページ最初の展覧会ボタンをクリックして観て下さい。 |