2005年  11月の Diary


11月6日(日)


 
 雨が降り、だいぶ寒くなる。

 今日は、通信の生徒を連れて山田かまち美術館に行く。
課題のレポートを書くためである。毎年ここに来るたびに、当然私も年を取るのだが、かまちは17歳そのままである。毎回今年はどうだった・・・とかまちに言われている気がするのだ。今年はやりたいことをどれだけ出来たのか
自分にとってどうであったのか・・・。
反省する時間になってしまうのが、何時もここに来て感じることである。


 高校芸術祭が3日から始まった。(高崎シティーギャラリー 11月9日まで)
仕事先の高校が優秀学校賞をいただく。
生徒も優秀賞優良賞をいただく。搬入が本当に大変だった・・・前日まで生徒は制作しているので、額装がその日になってしまうのだ。それは毎年のことなのだが・・・。
  下記にその写真を載せておくので、観て下さい。

   前橋の高校     高崎の高校(優秀学校賞)
11月7日(月)
 今日は気温20度を超えたが、赤城おろしの強い風が吹き、高校の北窓が
開けられなかった。


 先日、多摩美術館で行われた、『若林奮 くるみの樹』展のカタログを美術館から送ってもらう。日曜日に行けず残念であった。
若林奮
氏の作品を、数年前に国立近代美術館の所蔵展示を見に行って驚いた。 これはすごいなと、すぐに感じた。
 思索すること、感じること、制作すること、・・・全てがその張り詰めた空間の中に存在していた。

 バシュラール物質的想像力を思い出した。
この探究心から生まれたドローイングは、かなりの数にのぼると言う話だ。
死後改めて、彼の偉大さを痛感した。

 それからこの間、洋書を購入した。アメリカ人のLee Bontecouの作品集だ。
これもすごい・・・。この本の表紙を観ただけで引き込まれてしまった。

 東京の新宿の先まで出掛けて購入した。この為に、東京に出たのだが・・・西荻窪の目的地である、骨董屋さんまでいけず、荻窪の破布屋さんに行っただけであった。

今度はカプセルホテルに泊まって、東京のあちこちを観て歩きたいものだ。

11月20日(日)
 あまりの忙しさに、日記をアップ出来なかった。
個展の案内状が出来上がり、画材店などに配り始める。
詳しくは展示案内のページを観て下さい。
制作をしながら、専門学校のテストも作り・・・何をしているのか・・・。

 体と頭がついていかないのだ。工房も生徒が増えたり、大学受験の時期になり、生徒と同じに、そわそわしてしまう。

 先日は、上野さんの美術館(アトリエ U.E)に行く。 レンガの作品(日本画)の赤い色が印象的であった。それから切り絵の作品も繊細で美しかった。
来月まで展示しているので、観に行って下さい。