2005年 9月の Diary
9月3日(土) |
先日、『POLLOCK』と言う映画(2000年 ソニー・ピクチャーズ・クラシックス作品・配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)を観る。 あの有名な、1940年代のアメリカで活躍した画家(ジャクソン・ポロック)の 伝記映画である。 監督及び主演が、映画俳優のエド・ハリスである。構想10年と言うからすごい。 本人(監督)が自分で絵を描く場面が出て来て、彼の意気込みが感じられた。 やはりスケールが違うと思った。 学校が始まり、毎日仕事に追われる。 この間、深沢七郎の『生きているのはひまつぶし』 光文社を読む。 この本は、彼の死後に編纂された、生前のエッセイをまとめた本だ。 彼の卓抜な人生観は始めて読んだ時には、かなりの衝撃を受けたものだ。 『人生滅亡論』はある意味教訓のようなもので、いまだに新鮮な思想として残っている。 次にクラフトエヴィング商会の『どこかにいってしまったものたち』を読む。 発想としては、ありえない商品のカタログを自分達で制作して、それを写真に残した物。 面白いのだが・・・いくぶん文章に、不満が残る。 |
9月16日(月) | 世の中は連休なのだが、夏休みに制作したつけが出て、授業の予習を毎日の ようにしている。 そして、次の制作のエンジンがなかなかかからない現実に苦しんでいる。 それから、先日から藤沢周平の『蝉しぐれ』を読み始めた(確か『隠し剣鬼の爪』 と言う映画も、原作は彼であったと思うが・・・。 この間は、『チョコレート工場の秘密』(ロアルドダール原作)も読んだが、映画も 観たいものだ。 原作は期待したファンタジーとはほど遠いもので、少しブラックユーモアが入っている。 今月は祝日が多いので、制作を進めたいものだ。 本も少し読めるといいのだが・・・。 それから今日は、先月買った木彫りの彫刻写真を貼り付けて置きます。 リサイクルショップで購入したのだが、なかなか味があるのです。 ショーウィンドーの中からこちらを見ていたつぶらな瞳が、私の心を捉えて 放さなかったので、買ってしまいました。 |
木彫りの彫刻 | |
9月23日(金) | 今日は看板が壊れかかっていたので、工房の看板を作り直した。 なかなか大変で、電気ノコギリでようやく文字だけ完成した。 雨ざらしなので数年で、修理をまたしなければならない。 プラッスチックの看板であれば良いのだろうが、味がないので木にペンキを塗った看板にしているのだが・・・。 藤沢周平の『蝉しぐれ』を読み終える。 最後の章が一番良かった。時代劇なのだが、リアリティーがあり、心の襞を淡々とした文章で丹念に描いている。 忍ぶ恋を描いているのだが、もう一つふくと言う人物をもっと描いてもよさそうなのだが、それはそれでまた描かないことが、構成上必要なのだろう。 彼の代表作と言われてる小説だ。 仕事先の高校には彼の全集があったが、また幾つか読みたい。 ところで、泉鏡花の単行本で出ている全集を、数年前に購入したが、こちらはなかなか読めない。 時間を作ってまた読みたい。 |
9月25日(日) | 今日は壊れていた工房の看板を完成させた。ニスを、2回上からかけたので数年はもつだろう。 デザインはそのままなのであるが、シンプルで見やすいのではないだろうか。 下に写真を載せておきます。 |
工房看板 |