2024年12月20日「年末読書」

2024年12月19日「政治学特殊講義」

    読売新聞の主筆・渡辺恒雄氏が 亡くなった。
     あの膨大な知識と経験が つまった脳みそが 失われる。
    彼は知識・見識・達識どころでは ない。
       胆識? いや もっと上で、
        今東光の時と 同じだ。
    今夜は 政治学科の彼と、彼と、政治部長の彼から
       電話の猛攻を受けるだろう。
    だが、ナベツネの本は2冊、放ってあるのだよ。
       あまりに膨大な情報量の ために・・・

2024年12月14日「ナイルレストラン」
    銀座のナイル・レストランに行ってきた。
      先週も 行ったので、2回目。
        リピーターだ。
     今回は 静岡のS君と 打ち合わせ、兼、悩み相談である。
    男も 長年生きていると「悩み」が積み重なる。
      「悩み」に固着している感情は「怒り」では ないかと 思う。
          彼の場合は。
     怒りに満ちていると「やる気」が出て、それはそれは パワフルな
         毎日に なる。
    ところが「怒り」の元が解消すると、エネルギーの行き場がなくなり、
          が失せるから 不思議だ。
       穏やかな人間になるかというと、さにあらず。
         「意気消沈」して、「魂」が抜ける。
           「うつ」に近い。
    NHK党の党首などは「怒り」と「正義感」に突き動かされているようだ。
       彼に 家族がいたら、あれは あれで 振り回されて 大変だろう。
    ところで、今回、新橋のカメラ屋で Distagon35mm f1.4を手に入れてきた。
       これ、長年、性能を疑い、入手するか、悩んできたものだ。
    プロ写真家になった同級生の H君は 世界最高のレンズだという。
       「そうか なあ」 私は疑う。
      SummiluxR 35mm f1.4を知っているからだ。
        これで ヒマワリを撮ると、ドラマチックになる。
         何か 劇的な背景の中に ヒマワリが 浮かび上がる。
           「えっ」という絵になる。
      くだんの Distagon35mm f1.4の描写は いかに・・・
    ところで、コレを RTSに 装着すると、RTSが ドイツのⅣ号戦車か
       ヤクト・パンサーにみえることに 気づいた。
         姿カタチが 「えっ」と驚くほど 決まる。
      これとか 85mmを装着することを ポルシェ・デザインは

         想定しているのだろう。
     ヤシカのRTSが ドイツⅣ号戦車や ヤクトパンサーに変身する。
         そうした 意図が あったの かあ。
       今になって 判明する CONTAXの罠 である。
     
2024年12月9日「ナイルレストラン」
    銀座の ナイルレストランに 行ってきた。
     まずはじめは ラサム・スープだ。
      タバスコを 暖めたような辛いトマト・スープ。しかも大量。
       これ、ひょっとして タバスコなんじゃ ないかと。
          えー、これ、タバスコじゃ ね?
         あんり まあ、タバスコ だぞ。
           ひぇ-、タバスコ だ。
             うー、辛くて 旨い。
          皆様に おすすめ で ある。
    次に ムルギーランチ。
      これ インド、ムンバイのカレーだそうだ。
       インド人の定員さんが、丁寧に骨をとって くれる。
        食べると、とても 辛い。
         とてもとても辛くて、一気に食べられない。
      となりの若いカップルは 汗たらたらで、彼氏は何度もトイレに
       たって 一貫した話ができないほど 辛い。
         デートは完全に崩壊したようだ。
     このカレーは ジャングルの中で プレデターに出会ってしまった
       ようで、簡単には 店の外に出しては くれない。
         辛旨いので、格闘が長時間、続く。
    最後は チャイ。
      甘くて どこにもないような濃厚なミルクテイー。
       インド人は どうも極端な人達のようだ。
    ところで、創業者のA.M ナイル氏は
      何と 東京裁判のパール判事の通訳を務めた人だという。
       そんなわけで、本日の結論。
         カミさん 喜ぶ。めでたし、めでたし。
    ところで、帰りの地下鉄銀座線で、白人の母子に優先席を譲られた。
      「ココニ、スワッテ クダサーイ」
      「えっ」
     欧米人に 私は白髪の老人に見える らしい。
       私は 迷わず しむけんの ひとみ婆さんになって
        手を震わせ
ヨタヨタしながら 優先席に 座った。
         「あんがと な。わしゃ 体の弱いジーサンなんじゃ」
        優先席に 座り、思わずニヤリと 笑ってしまった。
          優先席に座っても、誰も 文句を 言わない。

2024年12月5日「群馬県教育相談部会」
    先週、群馬県のある地域の高校教育相談係の研修会に講師として
     行ってきたが、結果は大好評で あった。
    カール・ロジャースのパースン・センタード・アプローチに
    ミネソタ大学進路指導部長・E・G・ウイリアムソンのテストによる
     方法。
    その他、TFTやEMDR、マインドフルネスなど。
     これらは 脳科学でエビデンスが出てきた方法である。
    また、多くの先生方が 難しい・取り付きにくい・できない、と考えて
     いた「認知行動療法」につき、不登校の認知行動療法や、
     社交不安障害の認知行動療法。そして集団式のNCBT-1による方法
     など、いくつかの 簡単な実施方法を 伝授させていただいた。
     これらは 太田高校出身の内山喜久夫先生や そのお弟子さんの
     坂野雄二先生。そのまた お弟子さんの福井 至教授など、
     きら星のごとく輝く 第一級の先生方から直接学んだ「やり方」を
       お伝えしたものだ。
      つまり、それらをアメ横で売っている駄菓子のように、並べて
        解説した。
     このように簡単にすると、受講者は「えっ!」と わかるのである。
     今回の講習会は、一種のワークショップであるが、
       講師である私の側も収穫があった。
     それは エピソードを ふんだんに提示すること。
       事例はごくシンプルな事例にして提示すること。
     駿台予備校の伊藤和夫氏や 鈴木長十氏のように
       論理を追って、朗々と講義をすること である。
     結論を言うと、
       教育相談やカウンセリングの要点は、
       基礎的な知識と技法を身につけること。
     そしてそれらの装備を身につけたなら、現場に飛び込むことだ。
      原因も答えも、現場にある。
       あとは、力強く 生徒の心をトレースすることだろう。

2024年12月3日「12月読書」
   ・「インフレ課税と戦う」熊野英生/集英社
      2023年のこの本は 経済評論家の現状認識を知るのに
      有用である。元日銀の彼は やや日銀理論よりだが、
      東北大学原子核工学の加谷珪一氏ほど 右よりでない。
      そこに 一見の価値を みているわけだ。
      日銀の植田総裁を 右斜め後ろから見ると 何が見えるか。
        そんな視座から みようと いう わけです。

2024年12月1日「ラグビー大学対抗戦
    明治大学 VS 早稲田大学
     大学ラグビーの精神性が出た 良い試合であった。
       しかし、これでは帝京に 勝てないだろう。
     帝京は もっとズルくて ダーティなチームだ。
       ジャッカル100連発で のぞまないと・・・。
    
2024年11月25日「フォトメンテナンス・ヤスダ」
    ヤスダさん、修理は ムリ。
      
高齢で疲れはてて いるようだ。
     残念だが、しかたがないので、他を探そう。

2024年11月22日「フォトメンテナンス・ヤスダ」
    そろそろ M2 をオーバーホールに出したいのだが、
    ヤスダじいさんは 元気だろうか。
    このジーサン、下手に 修理を出すと、文句が10倍返しに
     なって、モノが返ってくる。
     ご機嫌ナナメだと、ライカの修理を受け付けてくれない。
    ちょうど、ウチのネコのミータラと 同じで、
     素直に 頭をなでなでさせる時と、
      (遊びたい時は)ガブっとくる。
       その後、足のケリケリが 100連発も続き、収拾がつかなくなる。
      「こいつー」
       すると、益々、興奮して 「やんのかポーズ」で横っ飛び。
        顔は 首を傾げた ミスター・ビーンだ。
    話を元に 戻そう。
     そんなわけで、ヤスダじーさんに電話を入れる時は
     「ヤスダさ~ん、お元気ですか~」と
       セフィーロの窓を開けた調子で 挨拶しなければ ならない。
      大変だろ。ライカの修理って。
       俳優の竹中直人のように
        「笑いながら、怒る男」をやって、
          はじめて、受け付けてもらえるので ある。

2024年11月20日「谷川俊太郎」
    詩人の谷川俊太郎氏が 亡くなった。
     「夜中に 台所で ボクは君に話しかけたかった」
       どういうわけか、この一節は 覚えている。
        大学時代に 流行った詩人だ。
       あと、谷崎潤一郎訳の「源氏物語」    
         文学部でも ないのにね。
       そうそう。文学部に 田中裕子が いた。
        コント赤信号の 渡邉も いて、
       卒業式の舞台に「兄貴~、兄貴~!」と
        ラサール石井等と 出てきた。
       あとで聞くと、
         コント1舞台、30円ですと。
     
2024年11月18日「11月読書」
   ・「私の手が語る」本田宗一郎/講談社
      昭和57年に 本田が書いた本をみつけた。
       社長を降りてから、9年目の著作だ。
     しかも 本人が書いている。
      面白いのは 序章に「傷だらけの手の絵」が描いてあって、
       この親指の爪は 4回、剥がれた、とか
        この傷は、ドライバーで刺して
         反対側まで 突き抜けた、とか
          数々の歴戦の傷の 解説が してある。
     宗一郎氏の言う「見たり、効いたり、試したり」の
       「試したり」の 証拠傷だ。
      まことに「試したり」、は 必要である。
     現代は 何も試しもしない者が、したり顔して
      「これは こうだ」とか 断言するので、
        自分で試した人の 言葉は特に 重要で ある。
    ところで、兵庫県知事選挙は 面白かった。
      あのNHK党の 党首は 変な人だと確信していたが、
       斉藤元知事に加勢して勝たせるやいなや、
        さっと 東京に帰っていった。
     何か 昭和40年代の TVヒーローの
        月光仮面や 少年ジェットを彷彿とさせる
          ものが ある。
    現代でも「勧善懲悪モノ」は流行るのか、という試金石である。
     もう一つ、この知事選で得たものがある。
       それは 大手マスコミメディアの 偏向報道である。
     どうも、自民党と 大手マスコミは 思考が古く、
       頭がカチンカチンに 固まっているようだ。
        やること、なすこと、ハズレである。      
         どちらも 耐用年数を超えた家電のようで、
          どこを修理しようにも、部品がなくて ダメな ようだ。
      県会議員や 市長さんも たいした人間でないことが わかったし。
       逆に、
リアルなSNSとユーチューブは 人の心に浸透した。
      兵庫県で起きた 知事選の大逆転劇は、
        日本版のトランプ現象と みるが、どうか。
     そのうち、エマニュエル・トッドが このことについて
        書くだろうが、
       今後も、この流れが 次々に日本に起きると 思う。
         まあ、めでたし、めでたし、
           ということで しょうか。

2024年11月12日「11月読書」
   ・「子どもの脳を傷つける親たち」友田明美/NHK出版
     書店に行くと、山のように新刊書が 出ているが、
       心理や 脳科学や 経済など これという本は 見当たらない。
     というか、著者名をみるだけで、ハーンと、中身がわかる。
      このレベルの 本なのね。
      2024年は ライターも 評論家も、不作の年である。
     ところが振り返ると、
      価値ある著者の本は すでに 山のように手に入れて ある。
       そこで、 価値ある著者の本を 再読しよう。
     経済は すでに前の読めない日本になったので、
       嵐が来る前に 何かをつかんでいる著者の本を再読しよう。
        実力ある人の考えに 再度、触れよう。

2024年11月8日「ステイグリッツ教授」
   ノーベル経済学賞の ジョセフ・ステイグリッツが モノを言い出した。
     バイデンにも トランプにも。
   両者とも 経済学の基本のキ もない、という。
    これで 経済がうまく行くと思ったら 大間違い、デスと。
     ステイグリッツは クルーグマンと 方向は同じだが、
      出汁による味付けが 違う。
    この説、今後のアメリカ経済を占う指針になるかも しれない。

2024年11月7日「アメリカ大統領選」
   アメリカ大統領選は トランプ氏が 圧倒的な得票数で勝利した。
   民主党の敗因を考えると、これは フランスの歴史家のエマニュエル・
    トッドにの言う通り、アメリカ民主党は ポリコレが行き過ぎだと思う。
   ポリコレとは ポリティカル・コレクトネスのことで
    政治的に正しいこと、つまり、誰も反論できない体裁の良いこと
     の意味に使われているようだ。
   例えば 民主主義では これが正しい、と言っても、それは理論的に
    正しくとも 生身の人間が生きている現場では 違うぜ、
   ということが いっぱいある。
    すると、多くの人は 反論できないポリコレに 首を絞められて いくわけだ。
   こうなると、大ナタを振るって「これを改善しろー!」と言っても、
    アスペルガー的な人が 「些事こそ 正しい。違うか、あん?」とやると
   皆黙ってしまい、窮屈な社会を生きなければ ならなくなる。
    そこに登場したのが トランプで
     「るせー。テメー、俺が行って 切っ飛ばしてやる!」と言ったのを
   中産階級の白人労働者が パチ、パチ、パチと 拍手して
     「それです。それ」と共感したのが 今度の選挙結果のような気がする。
   日本でも 今、自民党が 例の103万円の壁について
    「できません」
    「無理です」
    「ならぬものは、なりませぬ」と言っているのを
    「テメー!」と吠えたのが、国民民主党の玉木雄一郎で、
   国民が パチ、パチ、パチと 拍手して
    「それですよ、それ!」と 言い出したように見えるが
      どうか。
   してみると、自民党は もう賞味期限を過ぎたように思う。
     自民党は 財務省と 混血した 藤原氏? 

2024年11月6日「アメリカ大統領選」
   お昼に ネットで見ると、トランプがダブルスコアで 勝ちそうだ。
    どうも 日本のマスコミは偏向報道が過ぎるようで、
      アメリカ民主党に肩入れし過ぎだ。
   スタンフォード大の西鋭夫教授が かねてから表明していた通りで
    日本のマスコミは信用できない。
      インチキだなあ、と思う。

2024年11月4日「ライアン鈴木」
   ユーチューブで ライアン鈴木を見た。
   ねちねち石破内閣を見て、ゆううつな気分になったら、
     ライアン鈴木を 見るように。
    効くぞ。

2024年11月1 日「政治学特殊講義」

   ここは 高崎 である。
    かつて、福田と 中曽根が 激突した上州の中心地 である。
   
昔のことだが、高崎高校(通称 高々)の同窓会に出ると、
   福田赳夫氏が SPやマスコミを引き連れて 会場にやってきて、挨拶。
    「はーはー、ホーホー。わたくしは第21回卒業生。
      名前は福田赳夫。 職業は総理大臣」とやったものだから
        皆が「オー!」と 拍手喝采になったことがある。
   やがて、福田総理の一行が去ると、それと入れ替わるように
    中曽根康弘氏の一行がやってきて、挨拶。
   「私は 第35回の卒業生であります。名前は 中曽根康弘で あります。
      職業は 球拾い」と言ったものがから、会場は大爆笑。
    「中曽根も面白えぞ。次は 中曽根を総理大臣に してやるべえ」と
       大人気になったことが ある。
   ところが である。
      今は福田も 中曽根も 三代目で、生まれでも育ちも 東京。
         同級生も いない。
   じいさんの代からの 支持者とのコミュニケーションも欠如して、
     地元と 無関係な議員になっている のである。
   秘書だって 地元の人につながる「顔」が据えられず、
    誰が支持者で 誰が パワーエリートかも わからず やっている。
      その結果、今回の衆院選では 2万票も 減らした。
   小選挙区制の「弱点」は「この地区は この人に投票して」とやるものだから、
      投票したい人物がいない場合、「票」は どこかに行く。
   特に 裏金問題があり、地元と乖離し、陳情ひとつ 受け付けない世襲候補の場合、
     投票する 義理も 何も ない。
      「まあ、勝手に するんだね」
    ここ数ヶ月の 床屋での お客同士の会話が 如実に選挙結果に出た。
   ところで、自民党の石破総裁が 安倍派憎しで、高市グループを徹底的に駆逐した
     ものだから、自民党内のリフレ派議員が 少数になって
        日本企業は 希望を失った。
   石破自民党は 自ら「コルチゾル」を出して、腸内の善玉菌であるビフィズス菌、
    つまり 景気を良くする一派を殺して しまったのである。
   石破首相は 非公認で当選してきた安倍派議員も 党には復帰させず、
     チクリ、チクリと「いじわる」をやって いつまでも ノーサイドに ならない。
       これが石破茂氏の 本質では ないか。
   そんな中、国民民主党の 玉木雄一郎というリフレ派が現れた。
    幹事長の榛葉氏は「趣味は玉木雄一郎」というから、こういうのは
        本物である。
    アメリカのエマニュエル大使も 玉木氏に会いたがっているという。
      つまり、これからは 国民民主党かも しれない。
         いや、国民民主党だぞ。
    そんなわけで、日本社会は これから一年間、激動の時代に 入る。
      司馬遼風に言うと、
    たぶん、石破首相は 歴史上「お呼びでない人」だと 思う。

2024年10月31日「閑話休題」
   NikonFの黒に 装着して Leica Lensと同一水準の写真が撮れるのは
   Nikkor auto35mm f1.4 だけだ。
   一方、Leicaは 歩留まりが良い。
   M型では 35mm と 50mm だけで 大半の仕事がこなせる。
   50mm で良いのは レバーのついた第4世代で、これ透過率が90%を超えて 
   いないか。ガラスの材質が格段に良くなっている。
   一方、R型では 80年代以降が 格段に良い。
   歌麿と 清長の比較とかいうが、35mmも 50mmも 80mmも、いわゆる
   ズミルックス3兄弟が抜群で、E60やE67に とどめを刺す。
   このあたりになると、今までのレンズは何だったんだろう、と思う。
   欠点は重さで、覚悟を持って持ち出さないと どうにも ならない。
   そんなわけで、京、大坂に行くときは 重装備だが、
   東京に行くときは ライツミノルタに貴婦人をつけるのが せいぜいで ある。

2024年10月31日「閑話休題」
   このところ、仕事の気分を直すのに、
    NikonFに Nikkor auto35mm f1.4 をつけて その描写性能を試したり、
    あるいは、
   LEICA R8にLuxの35mm f1.4 をつけて試写したりを繰り返している。
   これについて報告しよう。
   まず前者は、ヒマワリを撮ると 実に実直で絵画的に写る。
    ルノアールの絵のようなフォトグラフが 作り出せる。
     これは 絵画だ。おそらく日本一のレンズである。
     NASAが宇宙に持っていったのも わかる。
   LEICA R8にLuxの35mm f1.4 をつけたものは どうかというと、
    f1.4 のレンズで日中シンクロみたいなことが できる。
    秘密は 8000分の1秒だ。
     これが切れると「えっ」という驚きのフォトグラフが
      撮れる。
日中に開放絞りで ボケの効いたフォトグラフが
     撮れるのである。
   これは ちょうど、アントニオ猪木が 異種格闘技戦で、
    毎回、異なる決め技で勝利したのに 似ている。
   人は「えっ」と驚くことが必要。
      仕事でも、情報収集でも、人前でのプレゼンでも。
   

2024年10月30 日「政治学特殊講義」
   石破首相は「変節」する。
    国民の前で 言ったことと、決定したことが まるで違う。
     これは風見鶏と言われた 中曽根首相とも 違い、
      くるくる回る風車だ。
   麻生政権で 選挙に負けたら「辞めろ!」と言いに行ったのは
      この石破茂氏だ。
   安倍政権でも 選挙に負けたら「辞めろ!」と言いに行ったのは
     石破茂氏本人だ。
   ところが、自分の政権が 空前絶後の負け方をしたのに
      「辞めない」のだそうだ。
   「あのさあ 石破さん。商売の世界で 相手の会社の社長が
      一度でも嘘をついたら、取引は 終わるんだよ。
        あんたは 信用できない、という理由でね」
      いまは そういう時代である。
    いや、昭和のはじめから、日本社会の常識だぞ。

2024年10月30 日「政治学特殊講義」
   石破首相による衆議院総選挙の結果が出た。
   すると、W大やM大の政治学科を出たオジサンたちから
    ひっきりなしに 電話をいただいた。
      みなさん すごく 関心が高い。
    「根本の見解を聞かせろ」ということ らしい。
   で、私が「※☆#★□☖☎」と見解をのべると
    「そーかー」と言って 少しは おさまる。
   皆さん、石破首相をみていると「できない社員」を みているようで
    イライラする らしい。
   ところで、今回の選挙結果は 日本政治史に残る一大事件で、
    政治が落ち着くまで、今後、1年の間、ひとひねりも ふたひねりも
   事件が起きて「不安定な 日本」になるだろう。
      大地震のあとには 引き波が 来るんだよ。
    こんな時に 台湾有事など 起きなければ良いの だが。
   さて、政治学者の 御厨貴氏 はEUと同じ 小政党乱立政治の始まりと断じて
    いる。
   計量数理学者の高橋洋一氏は 石破氏を首相にした自民党議員について
    カンカンに怒って くさしている。
     マクロ経済が わからん政治家達が 今、財務省のいいなりになり、
     今 金融政策を間違うと、日本経済がダメになるぞ、という主張だ。
      「ごもっとも!」である。
   弁護士の 北村晴男氏も 信州人特有のねばっこさで 議論を展開しはじめた。
     この人、真面目なので 良い。
   こんな中で、日本のデフレ経済を研究テーマにしている 経済学者の
     ポール・クルーグマンが、日本経済の先行きについて、
        早速、コメントを出したようだ。
       これは「えっ!」という話。

   政治の無策とは別に、経済は進行していくので、来年は こうなる
    よ~ん、という話だ。
      クルーグマンは 当たるぞ。

2024年10月28 日「政治学特殊講義」
   石破首相による衆議院総選挙の結果が出た。
   自民党は大惨敗だったが、まあ、昨今の自民党の体たらくぶりを みると
    妥当な結果だろう。
    識者によると、選挙後の挨拶回りが一段落したら、内部抗争が 始まるらしい。
   だが、この政党は もう、浄化できないだろうから、
    「ガラ ガラ ポン」をして 新しい政党を作るんだね。

2024年10月23 日「10月読書」

   ・「MMT 現代貨幣理論入門」L・ランダル・レイ/東洋経済新報社
     MMTのバイブルと言われる書だ。
      石破総理は たぶん読んでないし、説明しても わからないだろう。
      そういうヤツだ。石破ってヤツは。マクロ経済など わからん人だろう。
      ところでこの本の解説を中野剛志氏が している。この人、哲学者のようで
      トートロジーで 自分の言っていることが わからなくなる著作が多い。
       だから私は この人の解説は信用しない。
        アカンベーだ。

   ・「プログレッシブ・キャピタリズム」ジョセフ・E・スティグリッツ/東洋経済
     ノーベル経済学賞受賞の経済学者で、ポール・クルーグマンとともに
      安倍総理に日本経済の立て直し方を教えた学者、つまり勝栄氏と同じ
       アメリカ版・家庭教師と認識している。
      彼の説は クルーグマンとは やや別の視点からのもので、例えてみれば
      祇園でよく出る「たで」がのった日本料理のようなものだ。
       つまり、胡麻豆腐の上に、エメラルド・グリーンの宝石のような
        「たで」が のっている。
         それが 京料理どすえ。

   ・「国鉄改革の真実」葛西敬之/中央公論新社
      この人確か 国鉄民営化に大鉈を振るった人で、JR東海の社長を勤めた人 
       だろう。頭のキレが抜群だと評判だった人だ。その視点で読んでみよう。
      
2024年10月21 日「10月読書」
   ・「一生懸命って素敵なこと」林文子・草思社

      ホンダで、BMWで、そしてワーゲンで トップセールスに
       なった女性経営者の回顧録だ。
      この本は 前半のダイエー再建の話よりも、後半のクルマの
       セールスマン時代の話が 面白い。
          秀逸で ある。
        営業マンというのは この感覚がなければ ならない。
      著者の林氏が 言う。
       人というのは、一度、ある地位について年月が過ぎると、
        その座に固執してしまい、謙虚さを失う。
      そうなると、そのメーカーのクルマは売れなくなるのだ。
        これは まさに どこかの政党の今と 同じだ。
      人は 安穏とした時代が続くと、感性が 鈍り
          ていたらく するのである。
           
2024年10月21 日「日本ヒト脳マッピング学会」
   日時:2025年3月7日-8日
   場所:東京・学術総合センター・一橋講堂
   大会テ-マ:未踏の領域を切り拓く:脳マッピングの新時代の到来
   大会長:松田哲也(玉川大学)
     今回は 精神医学関連が出るらしい。
      一橋講堂は かつて日本産業カウンセリング学会の時、
     「5因子検査の脳賦活部位」という演題で登壇して
       黒山の人だかりに なったことが ある。
     すると 当時のリクルート社長の大沢武志氏が近寄ってきて  
      「あんたが 根本さんか?
        学会学術賞に推薦する。出ろ」となって
     再度、日立メデイコの技師長・市川祝善さんに協力いただいて
      光トポグラフィで データを取り直して 出たことがある。
     結果は 神戸大学の平野氏が学術賞を取って 根本論文は敗れた。
      理由は だ。
     当時の 大学の心理学の教授は 脳機能など 全く知識がなく、
      理解できなかったのである。

2024年10月17 日「10月読書」

   ・「検証 政治とカネ」上脇博之/岩波新書 
     ペイズリーのバンダナを おでこに巻いた神戸学院大学教授
     の本である。
     岩波新書が タイムリーな話題と 著者を扱うのは珍しい。
       一応、どんなことだか 知って おきましょう。

2024年10月15日「10月読書」
   ・「実践 行動経済学 完全版」リチャード・セイラー/日系BP社
      いわゆる NUDGE の話だ。
      訳が下手なので、理解しにくいが、 だんだん 言いたいことが
      わかってきた。

2024年10月10日「政治学特殊講義」
   大学時代、我々、政治学科の学生3人で 赤坂プリンスホテルに
    行ったことがある。
     「清和会」に行ってみたかったのだ。
   着くと、若手秘書が 一人で留守番をしていて、かいがいしく スリッパを
    出してくれ、慣れない手つきで お茶をいれてくれた。
   そして「君たちは 学生か?」と言う。
   私が 福田赳夫氏の母校・高崎高校出身だと知ると「おっ!」と驚き、
    奥の部屋に案内してくれた。
   そこには大きな楕円形のテーブルがあり、一番奥に黒革の椅子があった。
    いくつもの黒いボタンで止めてある、バケットシートのような椅子だ。
      その椅子だけ、他の椅子と色も形も違うのだ。
    秘書氏は「根本君、その椅子に座ってみて くれないか」と言うのだ。
       誰の椅子なんですか、と聞くと、
      「自民党総裁。福田赳夫総理の椅子だ」と言う。
       自分で座らないんですか、と聞くと
      「僕なんか 恐れ多くて、とてもじゃないが 座れない」と
     手を振る。
    そして 私を座らせ、
      「どんな感じがする? どんな感じがする?」と聞くのだ。
       私が「※☆#★□☖☎」と 感想を言うと、
    秘書氏は「そ~か~」と 腕を組み、遠くの空を見つめる目をした。
     事務所を辞す時、その若手秘書氏が出口までついてきて、
      「よっ!」と手を振って 見送ってくれた。
      「おい、あの秘書、坂本龍馬のポーズを したぞ」
      「そうだな。目は スナギツネの目だ」
      「政治家になる つもりかなぁ」
      「何て 名前だろう」
     もらった名刺をみると、全く知らない人だった。
   スリッパを一生懸命 出してくれ、お茶を入れてくれた秘書の名は
       「小泉 純一郎」で ある。

2024年10月8日「内田クレペリン検査・2025年度価格のお知らせ」
    2025年4月1日より、内田クレペリン検査の学校判定がリニューアル
     されます。改訂点は、
      1.新判定基準の導入。
      2.用途に合った判定基準が選択できる。
      3.判定結果報告標の変更
    高校用新価格:1名分 715円(用紙・判定・税込み)
    検査用紙のみ:132円
    判定料   :583円

  このほかにも 高校用の心理検査価格の多くは 改訂が予想されますので、
   高校用のテストカタログ と 価格一覧表は しばらくお待ちください。

2024年8月31日「テスト販売の専門性」
    ある出版社より、新刊の心理検査について 教材店さんや書店さんには
     心理検査を卸さないでくれ、という話があった。
    正規代理店のネモトさんが 直接、ユーザーに販売してくれ、
      という話だ。
           そういう時代である。
       今や 心理検査は医者の扱う「薬」と 同じなのである。
    ところで、UCLAでは 心理検査は どのように扱われて いるか。
     Ph.dとpshy.dでは 使用可能な心理検査のランクが違う。
    Ph.dはすべての検査が扱えるが、それ以下の教授はすごく制限がある。
    さらに、
    ポスドクは 病院に勤務して、来談者全員をインテーク面接して
     症状の見立てと その来談者に最適な心理療法を決めて
       精神科の医師に進言する。
    その時にポスドクは心理検査を実施して、
      面接結果と そのテスト結果をつき会わせて
       ポスドク自身がその心理検査の標的や解釈に習熟し、
      そのテストを使いこなすトレーニングをしているのだ。
        その被験者の数、何と 4.000名である。
    ポスドクは こうして仕事の道具として縦横無尽に使いこなせる検査を
     3~4種類身につけないと、カウンセラーの試験を受けられない。
       かなり厳しい のだ。
    日本に来ると、そんな訓練も資格も有しない人が「これ ください」と
     簡単に心理検査を注文してくる。
      「あー、これと これと、それに これもください」
         まるで スネークマン・ショーだ。
      「それ、売れないんですよ」
      「なぜ?」
     テストの素人には売れないのである。
       日本の心理検査の扱いは アメリカ並の時代に入ったのです。
  
2024年8月31日「SummicronR 35mm 1st」
    SummicronR 35mm 1st による右源太・左源太の写真ができあがってきた。
        思った通りだ。
    赤い提灯と清流の涼しさが よく表現できたフォトグラフが完成した。
    さらに、大阪・梅田の地下道の水色のタイル壁が続く写真。
      こんな日常のものが 色といい、雰囲気といい「絵」になる。
        新聞の事件現場写真と違うのは「絵」になることである。
    フォトグラフはレンズ性能、特に、ガラスの透過率に依存すると思う。
     これで一つ、有力なアウトフィット機材が選抜できた。
    ところで、京都の祇園には中国人のかっぱらいが 多数いるようだ。
      ライカなんぞ首からさげていると、連中がついてくる。
         諸君も注意してくれ。

2024年8月30日「9月読書」
    ・「日本はどこに向かおうとしているのか」高橋洋一・徳間書店
      ポール・クルーグマンと高橋洋一を追っていると、
       マクロ経済が復習でき、日本経済の現在地が よくわかる。
      本書は 高橋洋一氏による 岸田首相と財務省・日銀植田総裁による
       金融政策の「誤り」の総まとめ である。
      11月に自民党総裁選があるが、その後、1年くらい経つと、
       日本経済がガタガタになって、
      もう一度、総理総裁の選び直しになると思う。
        男は三度勝負すると言ったのは三木総理だが、
          自民党総裁選は二度あると思う。
         ノストラダムスの大予言で ある。
      
2024年8月28日「教育相談の総合調査 シグマ・価格改定のご案内」
    2025年4月1日実施分より、教育相談の総合調査 シグマ
    (高校用・中学用)の価格が1名分 680円となります。
     どうか よろしくお願いします。

2024年8月26日「8月読書」
    ・「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」
               オードリー・タン/プレジデント社
      面白い人である。発想が柔軟。「え?」である。
       台湾には こういう人が いるのかあ、という驚き。
      ところで先日、ある学会に参加したが、頭の固い研究者ばかり
       だった。
     「そんな難しいことを提示したって、普及しないでしょ」
      能書きの多いコンタックスよりも、1秒で撮れるライカだろう。
        
2024年8月21日「P-Fスタディ学生用」
    ・P-Fスタディ学生用(解答用紙・整理票各20部) 6.600円(税込)
    ・P-Fスタディ学生用 スコアリング マニュアル 3.300円(税込)
       上記マニュアルは例を中心とした副読本です。
       実施・整理の基礎知識は「P-Fスタディ解説」で。
             
2024年8月20日「田中ビネー知能検査Ⅵ・ 新発売」
    ・田中ビネー知能検査Ⅵを発売いたします。
      上記には用具・検査法・Aセット用紙1-13歳用紙10部
       成人用紙10部が入っています。 15.7300(税込)

2024年8月17日「8月読書」
    夏期休業中に 山脇由貴子氏の著作をゆっくり読むことができた。
     あとは、山脇氏の主張をまとめることと、
    横浜の日本認知行動療法学会で 最先端の知識を得ること。
      そして 日本テスト学会への参加である。
        今年の疑問の点を つぶしていくことだ。
    特に、この数年のカウンセリング・レビューは進化が早く、
     公認心理士の会からは 矢継ぎ早に 現場の 実践家による研修会が
      あった。PTSDの治療方法である。
    これが頭の中で 整理ができ、ミッシングリンクの欠けた部分が
      手に入ると、人様の前で今年以上の内容の話ができるかと
    思う次第だ。
       これって「オーバーフローする脳」との戦いでもある。

2024年8月15日「8月読書」
   ・「夫のLINEは なぜ不愉快なのか」山脇由貴子/文春新書
      この山脇氏の著作は 子どもの愛着障害の原因である
      夫婦の仲の悪さを鋭く指摘したものだ。
      こうしたメカニズムを知らないカウンセラーは 不勉強。
        もぐり である。
   ・「世界が日本経済をうらやむ日」浜田宏一/幻冬舎
      この本は 「アメリカは日本経済の復活を知っている」の姉妹作。
      この2冊は日銀流理論派と リフレ派の対立の意味内容を知るのに
       最適。
      つい先日、植田日銀総裁が 0.25%の利上げをし、さらに追加利上げに
       言及すると、これが引き金となって 株が大暴落し、極端な円高に
       なったのが この論争の現在地だ。
      円高になると、トヨタやホンダが海外で売れなくなり、
       株の大暴落は 株主に大損害を与えた。
      元日銀審議委員の木内氏のユーチューブを見ると、
       為替は1ドル=115円くらいが良い、ですと。
      日銀は 国民が豊かになることなど、1ミリも考えていない。
      さらに、インフレにもなっていないうちから 警戒し、
        利上げをして 景気の腰を折る。
         これが この30年、日銀が やってきたことである。
       日本が長らく デフレと不況に苦しんできたのは
          まさに この日銀の金融引き締め政策が原因である。
      ところで、自民党総裁選の口火が切られたが、
         リフレ派の候補者は この中では高市氏だけだ。
          あとは誰がなっても、円高・株安になって
            日本経済はデフレに逆戻りする。
      大学でマル経ばかり学んできた連中は マクロ経済が 全くわからない。
      
2024年8月7日「いわさ起」
    京都・ 祇園の「いわさ起」に行ってきた。
     パナソニックのF君の おすすめで ある。
        カミサン 喜ぶ。
         最高!
       店主の岩崎道一さん、ありがとねー。

2024年8月5日「ユーチューブで見つけたのだが・・」
     Jacob Kollier氏と上石統氏のジャズセッションは
       マイルス・デイビス調でとても良い。
     ところで
     人は トランペットなどの高音で 前頭前野(おでこ)の代謝が
      極度に低下して 何も考えなくて良い心境になる。
        これが人間には 心地良い。
       このジャズ・セッションも 典型だろう。

2024年7月31日「8月読書」
  ・「アメリカは日本経済の復活を知っている」浜田宏一・講談社
     この本の第一章には 民主党政権の閣僚たちのマクロ経済の無知と
      非常識さを閣僚の名を挙げて記述してある。
     まず、藤井裕久氏。官房副長官だ。
       「円高は日本にとっていいことだ」と言う。
     経済財政担当大臣・与謝野馨氏。「円高がいい」「デフレでいい」。
        円高デフレの際にも財政・金融政策を使わなくていいという。
         これは世界の経済学の常識に真っ向から反する考えだ。
     次に、菅直人首相。
       「 増税すれば経済成長する」と言ったらしい。
     枝野幸男官房長官は
       「利上げすれば景気が回復する」と言った。
     さらに、仙谷由人氏に安住淳氏。
     これらのマクロ経済と国債金融論の初歩的な知識すら持っていない
       人々によって 経済原理とかけ離れた対策が打ち出され、
     これに2008年から日銀総裁に就いた白川氏の「日銀流理論」による
       過度の金融引き締め政策により、
     日本経済は「円高・デフレ」という悪夢のような経済状態に陥った、
       という。
      「もう、笑うしかない」と、この本の中で 浜田教授は言う。
     浜田教授によれば、これらの政治家は世界で行われている基礎的な
      マクロ経済学も金融政策も知らず、経済の常識からすれば、
       逆の政策をやろうとする人たちが政治の中枢に就いていた
     のだという。
     興味深いことは、大手新聞の新聞記者も こうした経済学全般に対する
       専門知識がなく、財務省の配布するレポートを鵜呑みにし、
       政府の経済政策を批判する力がなかったことだ。
          これは現在も同じだろう。
     こうした日本経済の「円高・デフレ」の現状に対し、
      日本銀行の白川総裁を解任して 世界標準の金融政策を実行する
       人物に「首」をすげ替える動きが 出た。
          「リフレ派」の経済学者たちである。
     こうした動きに注目したのが、民主党に政権を奪われ野党になっていた
       自民党の 安倍晋三君である。
     彼は ノーベル経済学賞受賞者の ポール・クルーグマン教授を招いて
      何度も確認し、ぶち上げたのが
          「アベノミクス」という経済理論である。
      こう考えると、何か桶狭間の合戦みたいで
        この時の政権交代の深い意味が理解できるだろう。
      日本経済を活発にする「経済理論」を持った政権は
         日本で初めてだった。

2024年7月30日「8月読書」
  ・「アメリカは日本経済の復活を知っている」浜田宏一・講談社
     この2013年発売のこの本は 現在、読むと、異様な輝きを放つ。
     ”日本銀行は そういうことを したのか” という驚きである。
     「そういうこと」とは、リーマン・ショックに対応するため
     英米各国が国債や株・債券を大量に買い上げて自国の通貨供給量を
     増加させ、「恐慌」(経済破綻)を防いだのだが、
     それをしない日本の「円」が相対的に品薄になり、市場での価値が
       上がって 高く評価されることになった。
        これが「円高」である。
     この極端な円高が続いたため、ソニー、パナソニック、シャープなど
     日本の高度成長を支えた「輸出中心の企業」は世界での販路を失い、
      死にそうになった。
        日本製品は 海外に出すと「高すぎて」誰も買わない。
        例えば、この時代、日本国内で150万円のカローラが
         海外では300万円。250万円のマークⅡが海外では 500万。
             これでは誰も買わない。
          これが「円高」である。
     この円高の中で唯一、製品が爆売れし、急成長した企業があった。
        「ユニクロ」である。
     ユニクロは早くから工場を人件費の安い中国に移転し、
          安価な人件費で製品を作り、
      それを「円高」で 安く大量に輸入し、手頃な価格で日本国内で
       販売した。
     つまり、ユニクロは日本の企業でありながら主要な工場を海外に
      移し、「円高」で安く輸入して 日本国民はそれを買うだけになった。
         この間、日本のお父さん・お母さんは雇っていない。
        浜矩子教授の言う「ユニクロ栄えて、日本死ぬ」である。
     ユニクロと競争した日本の繊維産業はコスト高で負けが続いて弱体化した。
     これらの本質的な原因は 日本銀行が一貫して「円高」の通貨政策を
       とり続けた結果だ。
     円高が変わらない経済環境が続いた日本の企業は「ユニクロ」のまねを
       して「中国」や海外に多くの工場を移転した。
           「産業構造の空洞化」である。
     これをすると、多くの日本のお父さん・お母さんが職場を失い、
       所得がなくなって貧乏になった。さらにモノ作りの技術も継承・更新
     されなくなって、日本は資金の面でも技術の面でも衰退が始まった。
     これら日本経済の「円高・デフレ」の原因を作ったのが日本銀行の
       間違った金融政策「日銀流理論」にあると浜田教授は断じているのだ。
          浜田教授はイエール大学の経済学のPh.d。正教授である。
     世界各国の大学の経済学教授に打診しても、
      日本銀行の金融政策(日銀流理論)は間違っていると言っているのだ。

2024年7月29日「8月読書」
  ・「アメリカは日本経済の復活を知っている」浜田宏一・講談社
     2013年1月発売のこの本はイエール大学の浜田宏一教授が
      円高・デフレ経済を良しとする日銀総裁や財務省・政治家の
       無知・無策を憂いた本である。
        アベノミクス直前の本だ。
      世界標準である経済理論による金融政策が行われれば、極度の
       デフレと超円高に陥った日本経済の復活は可能だ。
     ところが、教え子の白川方明日銀総裁が 動かぬ。
       デフレ・円高に効く経済政策は 金融緩和であるにも関わらず、
         白川君が それを しない。
      「白川君は いったい何をしているんだ」というのが浜田教授の
        主張、いや、怒りである。
    2008年のリーマン・ショック対策で アメリカFRBのバーナンキも
     イギリス中央銀行も大規模な金融緩和を実施した。
      ところが日本銀行は 逆に 金融引き締めをしたのである。
     20年ものデフレに苦しむ日本の不況は、ほぼすべてが
       日銀の金融政策に由来するものである、と教授は断じている。 
        「デフレに一番効くのは金融緩和」
     これは大学1年生の経済学の教科書にも載っている
         世界標準の基本原理だ。
    ところが、日銀はG7の大幅な金融緩和政策とは逆に 金融引き締めを行い
       円高・デフレ政策をとり、30年にも渡って日本国民を苦しめた
        のである。
         浜田教授は これに怒っている。
     
2024年7月27日「日本認知・行動療法学会 第50回記念大会・ワークショップ」
    今回、異色のワークショップに 滑り込めたと 思う。
     昨年には なかった講座だ。
      即効性のある知見。
       これを求めている。
    最後まで悩んだのが PTSDの治療法だが、これはまだ
     実践家も研究者も 手探りの状態。
      現在、膨大な知識が集積されつつあるが、まだ、
       簡単なプロトコルも開発されていない。
    つまり、ミスドで「オールドファッションが1つと、
     ハニーディップが2つね」などと簡単に注文できな状態なのだ。
    そこで、今回は サイエンティスト・プラクショティショナーが
      即座に取り組める実践的なワークショップを
          選んでみた というわけさ。

2024年7月26日「8月読書」
   ・「マメな奴には運がつく」福富太郎・ごま書房
      昭和46年の本だ。
       福富太郎は 当時有名なキャバレー・ハリウッド(?)の経営者だ
       こういうたたき上げの人は 社会経験が異色で、何を言い出すか、
       わからない。
       私にも 中学時代の友人で 福富太郎のような男がいるが、
       たまに会うと 興味の方向が違いすぎて 驚く。
        まあ、頭の体操になる、というんですかね。

2024年7月25日「田中ビネー知能検査 Ⅵ 予約販売受付開始」
    田中ビネー知能検査 Ⅵを 8月下旬より販売開始いたします。
      セット価格(検査用具・検査法・用紙セット)税込 157.300円
        内訳:検査用具 税込 132.000円  
           検査法  税込 13.200円   
           記録用紙 税込 12.100円
            (用紙セット) 1歳~13歳10部/成人級10部
            (1歳~13歳のみの用紙) 20部

2024年7月24日「8月読書」
  ・「アメリカは日本経済の復活を知っている」浜田宏一・講談社
     アベノミクスが 狼煙を上げる原点となった本である。
     実は政治家がマクロ経済学を理解し、これを国の政策に取り入れたのは
      安倍首相が 最初だ。
     実は政治家も財務省の官僚も 国を経営する経済学(マクロ経済学)が
      わかっていなかった。
     今だから判明しているが、歴代の日銀総裁も、間違った判断を
       繰り返してきたのである。
     間違った判断とは、日銀の金融引き締めと政府の消費税増税である。
      これを論って 狼煙を上げたのがイエール大学の浜田宏一教授だ。
      その刃は 教え子の(当時の)日銀総裁・白川方明氏にも 向けられた。
       「白川君、忘れた歌を思い出してください」
      ところが、白川氏は 恩師・浜田教授に反発した。
       「金融緩和はデフレ解消に効くとは 思わない」というのだ。
     そこで白川総裁を解任して、新しく黒田日銀総裁を据えて 異次元の金融緩和
       を推し進めることに なった。
          これが 「アベノミクス」の始まりである。
     
2024年7月23日「日本認知・行動療法学会 第50回記念大会」
   日時:2024年9月22日(日)~24日(火)
   開催場所:ワークショップ会場:TKPガーデンシテイPUREMIUMみなとみらい
        学会会場:パシフィコ横浜 会議センター
   会長:戸ヶ崎泰子(宮崎大学)
   大会テーマ:「認知行動療法の次なる一歩」
    今年のWSで興味深いのは 援助要請、つまり、SOSの出し方を促す方法論の
     トレーニングである。
    また、子供に認知行動療法を実施する際の 行動契約法についても学びたい
     ところである。

2024年7月22日「7月読書」
    ほぼトラが確実になってきた今、急いで 経済書をレビューしなければ
     ならない。
    書庫から20冊ほどの経済書を引っ張り出してきた。
     学生みたいに 貪り読もう。

2024年7月17日「夏期休業のご案内」
    弊社は 2024年8月5日~8月16日まで休業いたします。
     この間は 商品の受注・納品が完全にストップいたします。
    この間のご注文・お問い合わせは、FAX または メールで
      お願いいたします。
    8月19日より営業再開いたします。    

2024年7月12日「心斎橋・味仙に行ってきた」    
    私の関心は 台湾ラーメンと台湾チャーハンにある。
    そこで 新宿・ハローワーク近くの 心斎橋・味仙に行ってきた。
    ここの台湾ラーメンとチャーハンは 新橋の味仙より 確実に美味い。
    一段、上だ。だが、御徒町のモンゴルチャーハンには かなわない。
    ところが、大阪に モンゴル料理の専門店があるという。
    そこで、今度、大阪のモンゴル・チャーハンを狙い撃ちしてみようと思う。
      
2024年7月11日「都知事選・その後」
    マスコミで 蓮舫氏と 石丸氏の人物評価が花盛りだ。
       蓮舫氏とは どういう人物なのか。
        石丸氏は 変わっている。
    様々な人がマスコミに出て ああだの こうだの言っている。
    ところが、政治学では この2人を評論する側の言説を分析して
       思考レベルや立ち位置を明らかにしようとする。
      政治学という学問は そういうものだ。
       評論する側の「レベル」や「立ち位置」「社会常識」
        「オワコン度」に 興味がある。
    大学の選挙制度論ゼミあたりでは もう始まっているだろう。
       人を評価している側のレベルと社会常識の逆探知である。
    ところで、異色の石丸氏だが、AKBのチャンネーなど 学識のない子は
      ハナから相手にしないが、
         橋下氏や泉氏に話しかけられると 嬉しそうである。
           この3人は気心が通じるようだ。
      この先、この3人は意気投合して 何か始めるのでは ないか。
    ところで、自民党は「裏金問題」で 国民の心が どこまで離れたかを、
       いまだに理解していない。オワコンである。
    一方、野党は、引きつった顔で人を酷評し、罵詈雑言を放てば
       国民に支持されると 信じていたようだ。
         これも どうかしている。オワコンである。
      既存の政党が こんな輩ばかりなので、
         石丸氏の感性が注目を浴びているのである。

2024年7月8日「都知事選」
    世界の大都市・東京の知事を選ぶ選挙であった。
    今回 面白いのは 既成政党が賞味期限を終えているのに
      自分達では それに気づかず、
    その間隙を縫って 組織を持たぬ新たな候補が台頭したことだろう。
      無党派層の支持が そこに集中した。
    選挙は 世の中の動きを 鏡のように映す。
      この動きは 東京15区の補欠選挙でも あった。
    今後も、ブレずに 思想や政策を実直に語りかける新しい候補が
      政界を一新していくだろう。
               
2024年7月3日「日本認知・行動療法学会 第50回記念大会」
    気になるワークショップは2つだ。
     愛着関係の資料は読み尽くしているので、それに味変を起こす
    何かスパイスか 視点の異なる情報が欲しい。
     まあ、そんな期待を防大の迷彩リュックにつめて
    現地に赴くのである。
      期待外れだったら「軽蔑」するぞ。

2024年7月2日「日本認知・行動療法学会 第50回記念大会」
    日本認知・行動療法学会 第50回記念大会が開催される。
      学会会場は パシフィコ横浜。
    ワークショップは TKPガ-デンシテイ PREMIUMみなとみらい。
      問題は そのワークショップだ。
    講義の下手な大学教授は 受講生は既に識別している。
     問題は新顔の教授で、どこまで自力で研究成果を上げ、
      熱意を持って 受講生に語れるか だろう。
    WSでは「見たり、聞いたり」の話は いらない。
      本人の「試したり」を 知りたいのだ。
     
2024年7月1日「友の遠方より 来たる 」
    大学のマスコミゼミの旧友と 久しぶりに会ってきた。
    場所は新橋「味仙」。
     試したのは 台湾ラーメンと にんにくチャーハン。
       チャーハンの方は 辛くて食べられない。
    その後、ルノアールで4時間半 懇談。
     世の中全般の動きについて 非常に細かなことまで話題に
      あがった。
    ところで、知識には 知識、見識、達識、胆識まである。
     彼の知識は 胆識まで到達していたのである。
       さすが 政治経済学部出のオジサン。やるねえ。
    戦後レジームの総決算の話が たあくさん出た。
     日本は 政界も産業界も 小さい頃から熟通いさせられた
      東大出のエリートや
     三代目、四代目の貴族のような世襲政治家では
    何も できないだろう。
    いずれにせよ、11月にアメリカでトランプ大統領が当選すると、
      世界の景色は一気に変わる。
     日本が目をさますのに、トランプは必要なのだ。

2024年6月30日「7月読書 」
  ・「日銀 利上げの衝撃」加谷珪一/宝島社
     同書の 加谷氏の記述部分を読んでみた。すると、
     消費増税を国民が認めると、日本の財政状況は一気に好転し
     市場がそれを歓迎し、円高になる、と加谷氏はいう。
      これは ポール・クルーグマンの日本経済の再起動方法と
        大いに 異なる。
          ちょっと なあ。
         私は この男を信用しない。
     
2024年6月9日「下仁田アジサイ園 」
   白いビートルを飛ばして、下仁田アジサイ園に花の撮影に行ってきた。
   持ち込んだ機材は、CONTAX139 と LEICA R7。
    139は オートが使用できるかというテストだ。
    R7は ズミクロンR35mmの1stに 清長と言われるR80mm。
    それにズミRの1stである。
       これらは描写テスト。
    旅行に 何を持参するかという性能試験だ。
    すでにNikonFは 35mm f1.4しか装着しないと決めた。
    Steven Tannoが言う通り、Leica Lensに匹敵するNikkorは
    これしかないからだ。富士山マークのついた機体に常用する。
     これは決定事項だ。
    で、問題はRだ。
    ズミクロンR35mmの1stとR35mmのルックスの描写性能が
      おそろしく酷似しているのだ。
       それほど初期のRレンズは性能がいい。
         これに決着をつけない手はないだろう。
        あたしゃ、バイクで 旅に出る。
          我も はやく そう なりたい ものだ。

2024年6月3日「6月読書 」
   ・「財政赤字の神話」ステファニー・ケルトン/早川書房
      彼女は「MMT」( modern monetary theory )を提唱した
       最初の経済学者だ。
      バーニー・サンダース上院議員の経済顧問でもある。
       この説は ミルトン・フリードマンのマネタリズムとも
        少し違うようだ。進化形か。
      ところで、大学で経済原論をやっていて良かったと思う。
      大学では サミュエルソンの経済学(上・下)に感動し、
       その後、フリードマンの資本主義と自由に感激したが、
       こんな古い下地でも マクロ経済が理解できるところが
        政治経済学部の強みである。
      こうした議論をすると、法学部出身のK君は さっぱり
        わからんようだ。
      「チミは いったい、大学で何をしていたんだね。あん?」

2024年6月2日「中曽根チャーハン」
    先日、前橋の「鳳凰」という中華料理屋に
     チャーハンを食べに行ってきた。
    康隆君が 全国で10指に入る、と豪語する店である。
     実際に それを注文し、ついでにラーメンと餃子も
      試したが「ふーむ」という感想。
     私の中では御徒町の モンゴル・チャーハンが最高。
      不動の一位です。

2024年6月2日「研修会講師」
    先日、NASI-Rの研修会を行ってきた。
      1時間18分。
    人前で 話をするのは やや疲れる。
     いや、かなり疲れる。
       しかし 意図は伝わった ようだ。
    研修会を終えると、
     最後は受講者から「身につまされる」という感想が相次いだ。
    子どもの問題は 現代は どのお母さん、お父さんも 同じだ。
        現代は 「機能不全家族」を大量生産している。
    どのお宅も、健全な職業人を演じているようで 見落としている
      のが、親子の愛着だ。
    忙しく 立ち働いている間に、親子の繋がりに 乖離が生じる。
    現代は 「親の働く姿」を子どもに見せられないと同時に、
       実は「夫婦関係」に齟齬が生じているようだ。
    愛着障害の原因は「夫婦関係」に ある。
      夫婦の仲が悪いと、子どもは これを見ている。
       父母の関係を見て、子は育つ。
      バンデューラの言う、社会的学習理論の本態である。
    特に「妻」が 「夫」に不満を持つ。
      妻は幸せな家庭を築きたいがために、家を欲しがったのだ。
      妻は幸せな家庭を築きたいために、子どもを産んだのだ。
      妻は幸せな家庭を築きたいために、食洗機付のお勝手を希望したのだ。
    ところが、それらが揃っても、結婚後、3年も経つと
     「夫」とはコミュニケーションが なくなる。
    夫は 仕事から帰ると、TVを見るか、携帯を見るか、寝るだけだ。
     妻は話したいことが たくさんあるのに、無視する。
       夫は私と全く話をしない。
        夫は私に感心がない。
       こんな人生になるとは 思わなかった。
    妻の、こんな思いがシンギュラーポイントに達すると、
      妻は 夫と離婚するか、子どもとの共依存に入る。
      「夫は どうにもできないが、子どもだったら理想的な人間に
        育てることが できる」
    こうして妻の 子ども支配が始まる。
      そして、夫婦は壮絶な「夫婦げんか」を何度も見せるため、
    子どもは「愛着障害」になり「アダルト・チルドレン」になる。
      子どもは思う。
       家族とは 嫌なものだ。
        親とは 関わりを持ちたくない。
       そうだ、親を捨てよう。
    こうした一連のループで、現代の家族は 親子の愛着の絆が希薄に
      なっていくのである。
     渋谷のトーヨコにいる子ども達は、
       みな、このような親を持つ子ども達である。

2024年5月30日「明日は研修会の講師」
    明日は ある組織の職員研修会の講師をつとめる。
    で、選挙の応援弁士もそうだが、
    他の弁士は 絶叫調の演説をするが、
      それでは面白くないと思うのだ。
    で、私は研修会では「小朝が まいりました」のように
      ヨタ話をすることにしている。
    聴衆が 聴きに来て良かったと思える 土産話を
      持たせるのだ。
    ところで、この5月は殺人的な忙しさ だった。
       春眠暁を覚えず。
     1度で良いから、7時間 眠ってみたい。

2024年5月29日「ケース・フォーミュレーション」
    親子の愛着形成に失敗した若者について、
    「あれ」と思う問題解決方法を思いついた。
       認知行動療法である。
    社交不安障害の認知行動療法のプラットホームの
      技法の一部を応用できないか、ということだ。
    認知行動療法では、問題解決技法のひな形を
      ケース・フォーミュレーションという。
    どのように問題解決技法をパッケージ化するか、
      ということだ。
    四六時中、こんなことを考えて
      情報収集し、他の識者と議論していると、
       「えっ」という 気づきが出てくる。
    昔、大原麗子の「少し 愛して。長ーく愛して」
      というCMがあったが、これに 似ている。
       皆さん、お待ちください、ませませ。

2024年5月28日「スクール・カウンセラーに褒められる」
   今日は 突然、ある高校のSCから電話をいただき、
     当社のNASI-Rテスト(愛着スタイル診断検査R版)
   について 絶賛された。
    「このテスト、すごく役だって います」
    「今時の生徒の抱える問題は すべて親との愛着の問題が
      関係してますからね」
    「よくぞ、このテストを作ってくれました」
   スクール・カウンセラーでも、親子の愛着について
     全く知識も見識もない先生も多い中、
    親子の愛着について蘊蓄のあるカウンセラーからは
     絶賛される。
    「今度、〇〇学校で親子の愛着について講演しますから、
        NASI-Rテストを70部用意してください」
   現代の若者のメンタル問題の中心は「親子の愛着」である。
    親子の絆が しっかり形成されていないから、
      人を信用できない病に 陥る。
    自傷行為や 薬物依存は 自分の心を守ろうとする自己治療だ。
    この 親子の愛着問題に目を向けなければ、SNSや学級適応を
      いくら調べても 無駄である。
    脳科学でも そうだろう。
      重要なのは、前頭前野と扁桃体である。
    前頭前に客観的な対処法を学ばせ、愛着障害が学習されている
       扁桃体の過剰賦活を抑制していくのである。