2024年7月27日「日本認知・行動療法学会 第50回記念大会・ワークショップ」
    今回、異色のワークショップに 滑り込めたと 思う。
     昨年には なかった講座だ。
      即効性のある知見。
       これを求めている。
    最後まで悩んだのが PTSDの治療法だが、これはまだ
     実践家も研究者も 手探りの状態。
      決定的なプロトコルも開発されていない。
    ま、そこで、サイエンティスト・プラクショティショナーが
      即座に取り組めるものを 選んでみた というわけさ。

2024年7月26日「8月読書」
   ・「マメな奴には運がつく」福富太郎・ごま書房
      昭和46年の本だ。
       福富太郎は 当時有名なキャバレー・ハリウッド(?)の経営者だ
       こういうたたき上げの人は 社会経験が異色で、何を言い出すか、
       わからない。
       私にも 中学時代の友人で 福富太郎のような男がいるが、
       たまに会うと 興味の方向が違いすぎて 頭の体操になる。

2024年7月25日「田中ビネー知能検査 Ⅵ 予約販売受付開始」
    田中ビネー知能検査 Ⅵを 8月下旬より販売開始いたします。
      セット価格(検査用具・検査法・用紙セット)税込 157.300円
        内訳:検査用具 税込 132.000円  
           検査法  税込 13.200円   
           記録用紙 税込 12.100円
            (用紙セット) 1歳~13歳10部/成人級10部
            (1歳~13歳のみの用紙) 20部

2024年7月24日「8月読書」
  ・「アメリカは日本経済の復活を知っている」浜田宏一・講談社
     アベノミクスが 狼煙を上げる原点となった本である。
     実は政治家がマクロ経済学を理解し、これを国の政策に取り入れたのは
      安倍首相が 最初だ。
     実は政治家も財務省の官僚も 国を経営する経済学(マクロ経済学)が
      わかっていなかった。
     今だから判明しているが、歴代の日銀総裁も、間違った判断を
       繰り返してきたのである。
     間違った判断とは、日銀の金融引き締めと政府の消費税増税である。
      これを論って 狼煙を上げたのがイエール大学の浜田宏一教授だ。
      その刃は 教え子の(当時の)日銀総裁・白川方明氏にも 向けられた。
       「白川君、忘れた歌を思い出してください」
      ところが、白川氏は 恩師・浜田教授に反発した。
       「金融緩和はデフレ解消に効くとは 思わない」というのだ。
     そこで白川総裁を解任して、新しく黒田日銀総裁を据えて 異次元の金融緩和
       を推し進めることに なった。
          これが 「アベノミクス」の始まりである。
     
2024年7月23日「日本認知・行動療法学会 第50回記念大会」
   日時:2024年9月22日(日)~24日(火)
   開催場所:ワークショップ会場:TKPガーデンシテイPUREMIUMみなとみらい
        学会会場:パシフィコ横浜 会議センター
   会長:戸ヶ崎泰子(宮崎大学)
   大会テーマ:「認知行動療法の次なる一歩」
    今年のWSで興味深いのは 援助要請、つまり、SOSの出し方を促す方法論の
     トレーニングである。
    また、子供に認知行動療法を実施する際の 行動契約法についても学びたい
     ところである。

2024年7月22日「7月読書」

    ほぼトラが確実になってきた今、急いで 経済書をレビューしなければ
     ならない。
    書庫から20冊ほどの経済書を引っ張り出してきた。
     学生みたいに 貪り読もう。

2024年7月17日「夏期休業のご案内」

    弊社は 2024年8月5日~8月16日まで休業いたします。
     この間は 商品の受注・納品が完全にストップいたします。
    この間のご注文・お問い合わせは、FAX または メールで
      お願いいたします。
    8月19日より営業再開いたします。    

2024年7月12日「心斎橋・味仙に行ってきた」    
    私の関心は 台湾ラーメンと台湾チャーハンにある。
    そこで 新宿・ハローワーク近くの 心斎橋・味仙に行ってきた。
    ここの台湾ラーメンとチャーハンは 新橋の味仙より 確実に美味い。
    一段、上だ。だが、御徒町のモンゴルチャーハンには かなわない。
    ところが、大阪に モンゴル料理の専門店があるという。
    そこで、今度、大阪のモンゴル・チャーハンを狙い撃ちしてみようと思う。
      

2024年7月11日「都知事選・その後」

    マスコミで 蓮舫氏と 石丸氏の人物評価が花盛りだ。
       蓮舫氏とは どういう人物なのか。
        石丸氏は 変わっている。
    様々な人がマスコミに出て ああだの こうだの言っている。
    ところが、政治学では この2人を評論する側の言説を分析して
       思考レベルや立ち位置を明らかにしようとする。
      政治学という学問は そういうものだ。
       評論する側の「レベル」や「立ち位置」「社会常識」
        「オワコン度」に 興味がある。
    大学の選挙制度論ゼミあたりでは もう始まっているだろう。
       人を評価している側のレベルと社会常識の逆探知である。
    ところで、異色の石丸氏だが、AKBのチャンネーなど 学識のない子は
      ハナから相手にしないが、
         橋下氏や泉氏に話しかけられると 嬉しそうである。
           この3人は気心が通じるようだ。
      この先、この3人は意気投合して 何か始めるのでは ないか。
    ところで、自民党は「裏金問題」で 国民の心が どこまで離れたかを、
       いまだに理解していない。オワコンである。
    一方、野党は、引きつった顔で人を酷評し、罵詈雑言を放てば
       国民に支持されると 信じていたようだ。
         これも どうかしている。オワコンである。
      既存の政党が こんな輩ばかりなので、
         石丸氏の感性が注目を浴びているのである。

2024年7月8日「都知事選」
    世界の大都市・東京の知事を選ぶ選挙であった。
    今回 面白いのは 既成政党が賞味期限を終えているのに
      自分達では それに気づかず、
    その間隙を縫って 組織を持たぬ新たな候補が台頭したことだろう。
      無党派層の支持が そこに集中した。
    選挙は 世の中の動きを 鏡のように映す。
      この動きは 東京15区の補欠選挙でも あった。
    
今後も、ブレずに 思想や政策を実直に語りかける新しい候補が
      政界を一新していくだろう。
               
2024年7月3日「日本認知・行動療法学会 第50回記念大会」

    気になるワークショップは2つだ。
     愛着関係の資料は読み尽くしているので、それに味変を起こす
    何かスパイスか 視点の異なる情報が欲しい。
     まあ、そんな期待を防大の迷彩リュックにつめて
    現地に赴くのである。
      期待外れだったら「軽蔑」するぞ。

2024年7月2日「日本認知・行動療法学会 第50回記念大会」
    日本認知・行動療法学会 第50回記念大会が開催される。
    
  学会会場は パシフィコ横浜。
    ワークショップは TKPガ-デンシテイ PREMIUMみなとみらい。
      問題は そのワークショップだ。
    講義の下手な大学教授は 受講生は既に識別している。
     問題は新顔の教授で、どこまで自力で研究成果を上げ、
      熱意を持って 受講生に語れるか だろう。
    WSでは「見たり、聞いたり」の話は いらない。
      本人の「試したり」を 知りたいのだ。
     
2024年7月1日「友の遠方より 来たる 」

    大学のマスコミゼミの旧友と 久しぶりに会ってきた。
    場所は新橋「味仙」。
     試したのは 台湾ラーメンと にんにくチャーハン。
       チャーハンの方は 辛くて食べられない。
    その後、ルノアールで4時間半 懇談。
     世の中全般の動きについて 非常に細かなことまで話題に
      あがった。
    ところで、知識には 知識、見識、達識、胆識まである。
     彼の知識は 胆識まで到達していたのである。
       さすが 政治経済学部出のオジサン。やるねえ。
    戦後レジームの総決算の話が たあくさん出た。
     日本は 政界も産業界も 小さい頃から熟通いさせられた
      東大出のエリートや
     三代目、四代目の貴族のような世襲政治家では
    何も できないだろう。
    いずれにせよ、11月にアメリカでトランプ大統領が当選すると、
      世界の景色は一気に変わる。
     日本が目をさますのに、トランプは必要なのだ。


2024年6月30日「7月読書 」

  ・「日銀 利上げの衝撃」加谷珪一/宝島社
     同書の 加谷氏の記述部分を読んでみた。すると、
     消費増税を国民が認めると、日本の財政状況は一気に好転し
     市場がそれを歓迎し、円高になる、と加谷氏はいう。
      これは ポール・クルーグマンの日本経済の再起動方法と
        大いに 異なる。
          ちょっと なあ。
         私は この男を信用しない。
       

2024年6月18日「6月読書 」

  ・「スタグフレーション」加谷珪一・祥伝社新書
     この加谷さん、読んでみると日本経済の動きをよくトレース
      している。
       すこしだけ信用して読んでみようと思う。
        すこしだけ だぞ。
  ・「話を聴かない男、地図が読めない女」アラン・ビーズ/主婦の友社
     この本、2000年の発行だが、気になってはいた。
     手にしてみると、男性脳と女性脳の相違が詳細に説明してある。
      「ひぇー!」で、ある。
     例えば、だ。
     会社で顧客と電話で 話をしている時、「社長、新車が出ました」と
       
カウンターを乗り越え、耳元でセールストークしてくる
     営業マンがいたり、。
     こちらが面白いTVニュースに集中している時に、
       そうしたシチュエーションに おかまいなしに
         話しかけてくる人が いたり、
     右脳が弱い人は、相手がなにをしているか、気にしない。
       自分の左脳の意思が作動して 他人に働きかけてくるのだ。
     コミュニケーション能力が問われるのは、こうした
       右脳が 不具合を起こしていて、うまく作動しない人や、
        右脳が破損して機能不全を起こしている人達なのである。
     ところで、男というものは、誰でも ややADHD的だ。
      つまり、一つのことに集中するとマルチタスが できなくなる。
      一つ目的に集中する時は 他のスイッチは切らないと、
         仕事が遂行できなくなる。
     計画を立てている時、男の右半球は強く活性化していて、
       いつ、どの方位に向けて大和の46センチ砲を何発発射すると、
       5分後に 40キロ先にのアメリカ空母打撃軍を殲滅できるか、
        ふつふつと考えていたりする。
       こうした計画立案している男の顔の表情は必ず暗く悲観的だ。
     右脳を活性化して 計画を立てている時、右脳の特殊機能として
        「悲観的な気分」が生まれるからだ。
     だから、眉間にシワをよせ、影のある男が身近にいたら、
       そいつは何か計画を立てている男で、
         用心しなければ ならない。
     逆に、眉間にシワがなく、いつも明るく楽観的な男がいたら、
        そいつはバカである。
         一生涯、何も 計画できない。
     
2024年6月9日「下仁田アジサイ園 」
   白いビートルを飛ばして、下仁田アジサイ園に花の撮影に行ってきた。
   持ち込んだ機材は、CONTAX139 と LEICA R7。
    139は オートが使用できるかというテストだ。
    R7は ズミクロンR35mmの1stに 清長と言われるR80mm。
    それにズミRの1stである。
       これらは描写テスト。
    旅行に 何を持参するかという性能試験だ。
    すでにNikonFは 35mm f1.4しか装着しないと決めた。
    Steven Tannoが言う通り、Leica Lensに匹敵するNikkorは
    これしかないからだ。富士山マークのついた機体に常用する。
     これは決定事項だ。
    で、問題はRだ。
    ズミクロンR35mmの1stとR35mmのルックスの描写性能が
      おそろしく酷似しているのだ。
       それほど初期のRレンズは性能がいい。
         これに決着をつけない手はないだろう。
        あたしゃ、バイクで 旅に出る。
          我も はやく そう なりたい ものだ。

2024年6月3日「6月読書 」

   ・「財政赤字の神話」ステファニー・ケルトン/早川書房
      彼女は「MMT」( modern monetary theory )を提唱した
       最初の経済学者だ。
      バーニー・サンダース上院議員の経済顧問でもある。
       この説は ミルトン・フリードマンのマネタリズムとも
        少し違うようだ。進化形か。
      ところで、大学で経済原論をやっていて良かったと思う。
      大学では サミュエルソンの経済学(上・下)に感動し、
       その後、フリードマンの資本主義と自由に感激したが、
       こんな古い下地でも マクロ経済が理解できるところが
        政治経済学部の強みである。
      こうした議論をすると、法学部出身のK君は さっぱり
        わからんようだ。
      「チミは いったい、大学で何をしていたんだね。あん?」
          
2024年6月2日「6月読書 」
   ・「頭がいいに 騙されるな」池田清彦・宝島社新書

    サンマの「ホンマでっかTV」に出ている生物学の先生である。
    この池田先生、平易に語るところが良い。
    この本で特に強調しているのが
     「勉強ばかりしてきた超高学歴の偏差値エリートに
      この国はまかせられない」ということだ。
     これは政治家や官僚、大企業のトップをみれば わかる。
     親の敷いたレールをひた走り、失敗も挫折もなく、
      無傷の偏差値エリートに任せると、
        人の痛みもわからず、社会常識もなく、
          「組織が腐る」ということだ。
    これは 毎日のニュースを見ればわかる。
      日本の政界、官界、経済界凋落の原因はそれだ、というのだ。
    しかも、森永卓郎氏と同様に 日本のディープ・ステイト部分を
      語り出した。
       「言ってはいけない」にすべて言及している。
    日本社会は 戦後レジームから 脱却しはじめ、
      同時に、国民が文句を言い始めた。
     選挙があるたびに、社会が変わるんじゃ ないか?
        みなまで 言うまい。

2024年6月2日「中曽根チャーハン」

    先日、前橋の「鳳凰」という中華料理屋に
     チャーハンを食べに行ってきた。
    康隆君が 全国で10指に入る、と豪語する店である。
     実際に それを注文し、ついでにラーメンと餃子も
      試したが「ふーむ」という感想。
     私の中では御徒町の モンゴル・チャーハンが最高。
      不動の一位です。

2024年6月2日「研修会講師」

    先日、NASI-Rの研修会を行ってきた。
      1時間18分。
    人前で 話をするのは やや疲れる。
     いや、かなり疲れる。
       しかし 意図は伝わった ようだ。
    研修会を終えると、
     最後は受講者から「身につまされる」という感想が相次いだ。
    子どもの問題は 現代は どのお母さん、お父さんも 同じだ。
        現代は 「機能不全家族」を大量生産している。
    どのお宅も、健全な職業人を演じているようで 見落としている
      のが、親子の愛着だ。
    忙しく 立ち働いている間に、親子の繋がりに 乖離が生じる。
    現代は 「親の働く姿」を子どもに見せられないと同時に、
       実は「夫婦関係」に齟齬が生じているようだ。
    愛着障害の原因は「夫婦関係」に ある。
      夫婦の仲が悪いと、子どもは これを見ている。
       父母の関係を見て、子は育つ。
      バンデューラの言う、社会的学習理論の本態である。
    特に「妻」が 「夫」に不満を持つ。
      妻は幸せな家庭を築きたいがために、家を欲しがったのだ。
      妻は幸せな家庭を築きたいために、子どもを産んだのだ。
      妻は幸せな家庭を築きたいために、食洗機付のお勝手を希望したのだ。
    ところが、それらが揃っても、結婚後、3年も経つと
     「夫」とはコミュニケーションが なくなる。
    夫は 仕事から帰ると、TVを見るか、携帯を見るか、寝るだけだ。
     妻は話したいことが たくさんあるのに、無視する。
       夫は私と全く話をしない。
        夫は私に感心がない。
       こんな人生になるとは 思わなかった。
    妻の、こんな思いがシンギュラーポイントに達すると、
      妻は 夫と離婚するか、子どもとの共依存に入る。
      「夫は どうにもできないが、子どもだったら理想的な人間に
        育てることが できる」
    こうして妻の 子ども支配が始まる。
      そして、夫婦は壮絶な「夫婦げんか」を何度も見せるため、
    子どもは「愛着障害」になり「アダルト・チルドレン」になる。
      子どもは思う。
       家族とは 嫌なものだ。
        親とは 関わりを持ちたくない。
       
そうだ、親を捨てよう。
    こうした一連のループで、現代の家族は 親子の愛着の絆が希薄に
      なっていくのである。
     渋谷のトーヨコにいる子ども達は、
       みな、このような親を持つ子ども達である。

2024年5月30日「明日は研修会の講師」

    明日は ある組織の職員研修会の講師をつとめる。
    で、選挙の応援弁士もそうだが、
    他の弁士は 絶叫調の演説をするが、
      それでは面白くないと思うのだ。
    で、私は研修会では「小朝が まいりました」のように
      ヨタ話をすることにしている。
    聴衆が 聴きに来て良かったと思える 土産話を
      持たせるのだ。
    ところで、この5月は殺人的な忙しさ だった。
       春眠暁を覚えず。
     1度で良いから、7時間 眠ってみたい。

2024年5月30日「あたしとも あろうものが・・」
    あたしとも あろうものが、何で こんな男と結婚したのか。
    結婚後、3年経つと どの「妻」も思いつくのが、このテーマだ。
    弊社では この心理メカニズムを解明するプロジェクトを
    立ち上げることに なった。

2024年5月29日「ケース・フォーミュレーション」

    親子の愛着形成に失敗した若者について、
    「あれ」と思う問題解決方法を思いついた。
       認知行動療法である。
    社交不安障害の認知行動療法のプラットホームの
      技法の一部を応用できないか、ということだ。
    認知行動療法では、問題解決技法のひな形を
      ケース・フォーミュレーションという。
    どのように問題解決技法をパッケージ化するか、
      ということだ。
    四六時中、こんなことを考えて
      情報収集し、他の識者と議論していると、
       「えっ」という 気づきが出てくる。
    昔、大原麗子の「少し 愛して。長ーく愛して」
      というCMがあったが、これに 似ている。
       皆さん、お待ちください、ませませ。

2024年5月28日「スクール・カウンセラーに褒められる」

   今日は 突然、ある高校のSCから電話をいただき、
     当社のNASI-Rテスト(愛着スタイル診断検査R版)
   について 絶賛された。
    「このテスト、すごく役だって います」
    「今時の生徒の抱える問題は すべて親との愛着の問題が
      関係してますからね」
    「よくぞ、このテストを作ってくれました」
   スクール・カウンセラーでも、親子の愛着について
     全く知識も見識もない先生も多い中、
    親子の愛着について蘊蓄のあるカウンセラーからは
     絶賛される。
    「今度、〇〇学校で親子の愛着について講演しますから、
        NASI-Rテストを70部用意してください」
   現代の若者のメンタル問題の中心は「親子の愛着」である。
    親子の絆が しっかり形成されていないから、
      人を信用できない病に 陥る。
    自傷行為や 薬物依存は 自分の心を守ろうとする自己治療だ。
    この 親子の愛着問題に目を向けなければ、SNSや学級適応を
      いくら調べても 無駄である。
    脳科学でも そうだろう。
      重要なのは、前頭前野と扁桃体である。
    前頭前に客観的な対処法を学ばせ、愛着障害が学習されている
       扁桃体の過剰賦活を抑制していくのである。
   
2024年5月24日「龍馬が行く」

   昔、高田の馬場に「清流」という安い飲み屋があった。
     当時、東京で一番安い学生相手の飲み屋だ。
    酔いが回ると 突然、N先輩が立ち上がった。
    「それでも ワシは 行くぞ!」
      えっ?
    「俺も 行くぜや!」
    「拙者も お供いたそう」
    「おいどんも 行きもうす」
    「おいらも 行くだあー」
   男達は突然立ち上がり、腕を組み、東の空を見つめる目をするのだ。
    これは当時、政治学科の学生の間で流行った 坂本龍馬のポーズだ。
            (注:目は スナギツネの目になる)
    「あれ、根本は 行かへんのか?」
      えっ? いったい、どこに行くんで? とは聞けない雰囲気。
       しかたなく、紋次郎も立ち上がり、東の空を見つめて
        スナギツネの目を するのであった。
   あれから、ン十年。同じ事が 起きた。
    高崎高校のミニ同窓会である。
     「それでも ワシは 行くぞ!」
     「我輩も お供いたそう」
     「小生も 連れてって くれぇー」
     「根本、宴会と温泉は任せたぞ」
       は?

    今回は陸上自衛隊の 元・中部方面総監がゲストだ。
      アダ名は旅団長。
       えらく出世した男だが、高校時代の同級生である。
     んなわけで、私の趣味で
      草津と万座という2大温泉を次々とハシゴすることになった。
       オジサン達は、何度も何度もph2.1の強酸性の湯で殺菌されて
        色白になり、
皮膚がびよ~んとふやける毎に
       ちょっと聞けない 面白い話を披露した。
          本が 書けそう。

2024年5月23日「閑話休題」

   CONTAX RTSを手に入れてきた。
   若い時分には 高嶺の花だった機体だ。
   これを北海道に出して オーバーホールし、50mm f1.7を装着する。
   ここで思うのだが、デザインは優雅なポルシェだが、中身はヤシカだ。
    シャッター音や メカニズムに 精密機械としての何かが ない。
      
中は ヤシカエレクトロ35と同じで
    
   簡単な作りになって いるんだろうね。

     つまり、それはヤシカであって、とても高級機では ない。
   で、これにDistagonの35mm f1.4をつけるのを悩んでしまった。
       なんだかなあ。

2024年5月23日「5月読書」

  ・「恐慌の罠」ポール・クルーグマン/中央公論新社

     実はこの本、9.11の直後に書かれた本で、
      2008年のリーマン・ショックはまだ起きていない。
     しかも、米国向きではなく、わざわざ日本の読者のために
      日本経済のリアルな処方箋を提示している。
     この考え方は 今もって通用する。
         マクロ経済とは そういうものだ。
      いずれにせよ、日本経済の先をみて「こうせよ」と提言する
       経済の専門家が 日本政府とその周辺には
         いない。
      それで 日本経済は迷走したし、現在も迷走中だ。
     こうなると現在の日本の政治も経済もマンガの世界だ。
        赤塚不二夫の もーれつ ア太郎?
        谷岡ヤスジのアギャキャーマン?
          ペタシ?
          バター犬?
        まあ、そんなところじゃあ ないかと。

2024年5月21日「札幌 CBT&EAP 認知行動療法センター」
    久しぶりに 坂野雄二教授の講義を受けてみた。
      坂野先生、少しお年を召したようだ。
    しかし、熱血漢ぶりは 変わらない。

2024年5月19日「閑話休題」
   昔のPentax ESを手に入れて オーバーホールし、
   このESに DDRのテッサーや フレクトゴンをつけて
   くり返し 試写してみた。
    結果は ううむ、である。
      いまひとつ、精彩がない描写。
       これだったら、ヤシコンの方が上だ。
   さらに、Nikkor 35mm f1.4 の方が卓越した描写をする。
    ニコンの卓越した性能のレンズは NASAが宇宙に持って行った
      3本だろう。
   さらに、驚くべき描写を量産するのが LeicaRレンズだ。
    長年、使っていると 描写が鼻につくが、
      「あっ」と驚く 新鮮な画像が 常に手に入る。
     こうなると、ボデーは台座だ。
    かくして クラカメ収集の旅は 終わったのである。

2024年5月18日「5月読書」
  ・「恐慌の罠」ポール・クルーグマン/中央公論新社
    心理学が好きな人は、政治も経済も好き、という説がある。
      これらは全部、ヒトの心理だからだ。
    ところでこの本は 今の日本経済の現状によくあてはまる。
     ぴったり だ。
    当時の日銀総裁の判断は、いかにも最高学府を卒業したエリート
     らしい誤謬をしている。
      かつての日銀総裁の判断は大間違いだった、と
       クルーグマンは言っているのだ。
      わずかに景気回復すると、インフレを心配して
       大急ぎで金融引き締めをして
        日本経済をデフレにしてしまうのである。
         これが歴代の日銀総裁。
          これがくり返されてきた 日本経済、
     というわけだ。
    ここまできて さらに「あれ」と、思うことがある。
     最近、一部の評論家が 言い出していることだ。
       これ以上、〇〇〇によって 日本経済がおかしくなりません
        ように。
    ともかく、この本のクルーグマンの主張は 出汁が十分に利いて
       
こってりとした味わいの あるものだ。
          諸君も 読んでみてくれ。

2024年5月18日「5月読書」
・「恐慌の罠」ポール・クルーグマン/中央公論新社
     これ2002年という リーマンショック前に書かれた本で、
      副題は「なぜ政策を間違い続けるのか」である。
    彼は 日本経済の分析が専門分野の一つで、この後、
      人に紹介してもらって
        安倍晋三君に 会って説教した らしい。
   この本には FRBの舵の取り方や
     現在の日本経済が抱える問題の処方箋と思える考えが
      書いてある。
    古い本だが まさに”今” の日本経済があてはまる優良本である。

2024年5月16日
 三京房より案内があり、
 「新刊・MMPI-3日本版による心理査定-解説と事例・展望」
  (書籍)を販売いたします。5月21日発売・価格未定
   MMPI-3は カウンセラーがその知識・見識を高めたい時に、
    当然取り組むべき マルチな性格検査で、UCLAでは
    アラン・ナガモトPH.D(学生相談部長)が
     「当たりめーだよ」と使っていた性格検査である。

2024年5月10日「 日本認知・行動療法学会 第50回大会のご案内」
   日時: 2024年9月22日(日)~24日(火)
   会場:ワークショップ/TKPガーデンシティPREMIUMみなとみらい
             /パシフィコ横浜 会議センター
   大会テーマ:認知行動療法の次なる一歩
     リモート研修は ヒトの前等前野に代謝が起こらず、
      いまひとつ「身が入らない」ことが 明らかになってきた。
      東北大学の川島隆太教授の研究である。
        やはり、学会は現地に 見に行こう。
   

2024年5月10日 「 日本認知心理学会 第22回大会のご案内 」
   日時: 2024年6月1日(土)~2日(日)
   会場:帝京大学 八王子キャンパス
   問い合わせ先:日本認知心理学会準備委員会

2024年5月7日 「 高校用 NASI-R 職員研修会 」

    今月も アタチメント、つまり 愛着について話をしに行く。
     実は 子どもが愛着障害に陥る ループの1つが見えてきた。
      それは 子どもの話では ない。
        夫や 妻の 大人の話 なのである。
          夫婦関係の話なので である。
    加えて、最近は 若者のオーバードーズの話が 多い。
      原因は、親が「安心・安全な親」ではないからだろう。
       自傷行為も オーバードーズも おそらく同根。
        親子の絆の話が 核にある。
    ところで、日本は 政党も 経済も 親子関係もクラッシュして いて、
      光明が見えない時代に突入したようだ。
        さあ、どうしよう。

2024年4月26日 「 高校用 NASI-R 職員研修会 」
    本日は ある高校で NASI-Rの見方・使い方の講師をつとめる。
    生徒の愛着は 学級適応だけでなく、今後の対人関係全般に影響
    する。
    つまり、親の養育態度がその子の将来の全てに関わるという
    ことだ。
    研修会では、ただテストの解釈法を話すだけでなく、
    1.自傷行為・自殺の取り扱い方。
    2.自殺と「うつ病」の関係。
    3.アルコール依存症の父親と母親の関係。
    4.母子の共依存。
    5.アダルト・チルドレン。
    6.不安型愛着スタイルの子どもの改善方法。
    7.回避型愛着スタイルの子どもの改善方法。
    8.保護者面接で打診して欲しいこと。
    9.妻が夫を どう評価しているか。
    10. 夫に教えるべきこと。
    という周辺情報についても 言及しようと思う。
     周辺情報は非常に貴重だ。
    これなしに 親子の愛着は 問題解決に接近できない。

2024年4月24日 「高校用 NASI-R 愛着スタイル診断検査R版 」

               1名分/問題用紙・採点込み 620円
    生徒の親に対する愛着の問題が 高校生の適応問題の本質で
     ある。
    それがわかる先生方が増加し、定着してきた。
     この問題を深掘りしてみよう。
    親からの愛情不足を 認知行動療法で どうにかならないか、
     という話が出ている。
       問題は そこだ。
        問題解決方法を 徹底的に 探求してみよう。
   

2024年4月18日 「日本テスト学会/第22回大会のご案内 」

   開催日時:2024年8月25日
   開催方法:オンライン
   大会テーマ:「テストをどう開発し、どう活用するか」
   大会長:大塚雄作

2024年4月17日 「 金剛出版ワークショップ のご案内 」

    金剛出版ワークショップ2024 トラウマ臨床の実際を案内しよう。
     金剛出版は時々、良いリモート研修を提供している。
    特に 6月9日 ワークショップ① PTSDの臨床の 齊籐梓先生の
     講義は卓越したもので、おすすめである。
     氏は レイプされた女性を認知行動療法で治療する技法を
     解説すると思う。こうしたものは 本になっていないし、
     治療できる大学教授もいないのが現実である。
     臨床現場で習得した貴重な成果を広めてくれている。
     日本認知・行動療法学会に所属していると、
      1.自殺・自傷行為。
      2.依存症。
      3.複雑性心的外傷
      4.行動活性化療法
     の順で、知識・技能を習得する研修会が次々と提供されてくる。
     さらに、公認心理師の会にも自動的に入ることになるので、
     その研修会にも参加できる。
      いずれも現場の話なので かなり リアルだ。
     これらの研修会は いずれも他のカウンセリング流派では
     全く扱っていないもので、学校関係者では 手が届かない
     最先端のものだ。
     特に複雑性心的外傷は 子どもの虐待に応用できるので受講者が
     殺到している技法である。

2024年4月17日 「 新春読書 」

  ・「母を捨てる」 菅野久美子・プレジデント社
     母親の呪縛に苦しむ娘は多いようだ。
     どんな虐待があったのか、一応、読んでみましょう。

2024年4月16日 高校用「 NASI-R 愛着スタイル診断検査R版 」

               1名分/問題用紙・採点込み 620円
   NASI-Rを実施していて 判明してきたことは、高校生から親への要望
    である。
   一番多いのは「夫婦げんかを しないでほしい」ということだ。
     これは とても 多い。
   次は「兄弟を 比較しないでほしい」である。
     このあたりの データを 多数集めてみると、新たなブレイクスルー
      が発見されるかもしれない。
      親子関係の”今”の解析と問題解決方法の提示である。

2024年4月15日 「 新春読書 」
  ・「日本株が 強い」 エミン・ユルマズ/ビジネス社
     著者はトルコ・イスタンブール出身のエコノミスト。
       東大の理科一類卒だ。
    このエミンさん、なかなか筋が良いと思う。
     
彼は 日本経済とアメリカの政治の
       「リンパ液」の部分を解説しはじめた からだ。
      この解説で、米中関係が わかる。
       「えっ」という話が 出てきたので ある。

2024年4月3日高校用「 NASI-R 愛着スタイル診断検査R版 」
               1名分/問題用紙・採点込み 620円
   親子の愛着の問題は 岡田尊司氏が 10年以上も前から
    この問題を取り上げ、主張している。
    岡田氏の著作「愛着障害」(光文社新書)を読んで
     深く肯く人も 多いだろう。
   さらに、
脳科学者の友田明美教授(福井大学)が
    この親子の愛着の問題を取り上げ、日本LD学会やヒト脳機能
     マッピング学会で 愛着問題を喫緊の問題だと主張している。
   親子の「愛着の絆」の問題は、少し知れば「これだ」と納得がいく、
    全日本的な問題である。
     思春期に突入した若者は、ものごころがつくと 
      この「親子の愛着の問題」に 行き着く。
    そして 何より学校で顕在化することは、親と子の関係性が
      クラスでの「対人関係」に現れることだ。
    社会性とか、学級適応の源泉は 親子関係で学習してきたことだ
      からだ。
   そして、最近では 若手の先生自身が この問題を抱えているように
      思えて ならない。
         親が怖いのだ。
   さらに カウンセリングの基礎も学ばず、愛着理論も学ばず、
      何も武器を持たずに教員生活を送るのは 不安だろう。
   こういう時には、自分から貪欲に学ぶのである。
    貪欲に学んでしまえば、一度学んだ「知識は力」になる。
      そして、子どもも親も指導して よい。
       こちらが 指導していく のである。
   UCLAでは、こうした問題で 教授が運動靴を履いて
      走り回っているぞ。
        京大より50倍難しい学校で。
    物事は 真正面から行く。そして 最善を尽くす。
   それが UCLAの学生相談部長・アラン・ナガモトPh.Dから
      学んだことだ。
   

2024年4月1日 高校用「 NASI-R 愛着スタイル診断検査R版 」
 
               1名分/問題用紙・採点込み 620円

   高校生の「親に対する愛着の問題」は、
     究極の教育相談のテーマである。
       愛着とは「親に対する絆の問題」。
       「親に対する信頼の問題」である。
     現代ほど、これが弱まった時代は ないと思う。
   NASI-Rでは「過保護・過干渉」という親の養育態度が予測できる。
   高校生になって、子どもが成長し、少し大人になっているのに、
      親が それを わからない。
       少し、こどもを手放せば よいのに、
        それでも 世話が焼きたくて、食い下がると、
       過保護家庭特有の 問題が生じる。
   世話を焼きたい母親と「もう私についてこないで」という子ども。
    さらに父親と母親の折り合いが悪く、夫婦げんかが絶えない家庭。
      機能不全を起こしている家族は 意外に多い。
        その影響は 子どもに 出る。
      こうしたことから NASI -Rを実施すると、
        高校生の置かれた立場や 気持ちが わかるのである。