2024年2月20日 「 2024年 内田クレペリン検査/基礎技術認定講座予定 」
    2024年5月29日-31日/ 東京:自動車会館(市ヶ谷)
    2024年9月4日-6日 / 東京:自動車会館(市ヶ谷)
                         受講料: 88.000円
                 問い合わせ先:日本精神技術研究所
    内田クレペリン検査の「テストの標的」は 「仕事ぶり」「仕事癖」
     「作業スタイル」をみることにあり、多くの企業や官公庁で入社試験
     (適性検査)として実施されています。
    この講習会は 基礎技術講座で、1時間で100枚のテスト結果を仕分け
     できることを目指した講座です。
    このあと、試験があり、これに合格しますと、1年後に
     「性格行動特性判定講座」の案内が来ます。
     この講座は、被験者の性格や行動までコメント判定する技術を
     身につけるものです。

2024年2月17日 「 清流 」   
     昔、高田馬場に「清流」という 学生相手の居酒屋があった。
       熱燗の 2合とっくりが 80円
          冷や奴は 豆腐がまるまる一丁で 50円。
     千円札が1枚あれば、大の男が3人は酔えるという、
          当時の東京で一番安い飲み屋だ。
       店に入ると、二階の きったねえ畳の部屋に上げられ、
          座るやいなや、隣の ちゃぶ台の学生が
            「焼き鳥」の皿を持ってくる。
         「頼む。この焼き鳥を20円で 買ってくれ!金が ないんだ」
           いいよー。置いてげ。
         「この熱燗 2合とっくりも 手をつけてない。50円で買ってくれ」
           いいよー。置いてげ。
       四方八方から  金のない学生が 酒と肴を持ってきて、
         定員さんが注文を取りに来る頃には、すでに大宴会が
           スタートしている という飲み屋だ。
     宴会が終わったグループは 帰り際に、立ち上がり
        肩を組み 大学の校歌 を歌い始める。
     すると、我々も、その円陣に加わって その大学の校歌や応援歌を
         一緒になって 歌う。
     東京六大学では 他校の校歌と応援歌は全て そらんじていて
        即座に歌える、というのが 当時の慣わしだ。
      なんだか、加山雄三の映画「 アルプスの若大将 」みたいだが、
          これが 当時の 東京六大学の学生の真の姿 である。
      
2024年2月16日 高校用「 NASI-R 愛着スタイル診断検査R版 」   620円

      今春より、NASI-R 愛着スタイル診断検査R版を 関東各県に販売することに
       した。
      こうしたところ、お問い合わせが各県の高等学校から相次いでいる。
       やはり、親子の愛着の問題は 重要だと
          認識されているようだ。
      生徒の「愛着スタイル」が 判定されると、これに関連して
         その生徒の「親の養育態度」が 予測できる。
          先生が知りたいのは それだ。
      親の養育態度とは、2因子 ある。
       一つは、「過干渉な親」であるか、そうでないか。
       二つ目は、親が子どもに関心がなく、子どもを「放置」しているか。
           そんなことが 予想がつくのである。
         これは従来になかった診断で、
        親子の「関係性」が 把握できると、
          担任の先生は その生徒の「生き様の核心部分」に
             アプローチできる。
      アプローチという言葉は 学会発表で よく使われる表現だが、
          アプローチできることは ありがたい。
         接近できるということは、問題解決の方法も 見つかるということだ。
      さらに、親の養育態度や 親子の関係性が わかると、
         その生徒の学級適応が どのようなものか、予測できる。
          親子の関係性は 対人関係の原点なので、
            そうした親子関係は、クラスでのの友人との関係に 出るからだ。
      クラスによっては、愛着障害らしき生徒が 多数表示されるクラスが ある。
        すると、クラス担任の先生の中には、これは私の責任だ、と勝手に解釈し、
           ヘコむ先生がいる。
      しかし、生徒の愛着スタイルは、
         それまでの長い親子関係の中で 生徒が学習してきた性格なので、
       クラス担任の先生の影響は 全くない。
          先生は 「お呼びでない」 のである。
       これは 親子の問題で、
高校に入学してから 身についたり、
           学習したものではない。
         つまり、その生徒の対人関係の感じ方や行動への出し方は
            ほとんど すべて、親がつくりあげてきた産物なのだ。
          学校の先生は 全く影響力はない、と言って良い。
      先生方は テスト結果を見て、「えっ」と驚き、「そんな親子関係だったのか」と 
             理解し、そこを踏まえて 生徒と面談すると
          先生方の 教育相談力は ぐっと増加して プロ並のカウンセリングが
           できるようになる と思う。
      
2024年2月6日 「 クローズアップ現代 」 
 
       NHKのクローズアップ現代に 元外交官で作家の佐藤 優氏が 出た。
        怪僧ラスプーチンのような人だ。
       P社のF君が たいへん高く評価している人物だが、
        私は そうかなあ、という感想。
          なぜなら、彼の本を読むと 話が とりとめもなく続き
           結論らしいものが 出てこないからだ。
       ところが、である。
        桑子アナウンサーに促されて、4つ 面白いことを言った。
          1.情緒的な議論が先行すると「国益」を損なう。
          2.魚は頭から腐る。
          3.教養と健全な愛国心を身につけること。
        そして、
          4.内在的な論理を 見抜け。
        である。
       この中で「4」だけが、異質だ。
         彼の思考の本質。
          
つまり、彼が外交官として訓練してきたのは これではないかと 思う。
       換言すれば、
一見、不合理にみえることでも、それが継続的に続いて
         いる場合は、そこに内在している論理がある。
            それを 読み解け、
       ということだ。

          彼は この「モノサシ」を使って 世界を見ているようだ。
            だから、我々凡人には ピンとこないのである。      

2024年2月5日 「 新春読書 」
      ・「 メンタル脳 」 アンデシュ・ハンセン/新潮新書
        この人、商科大学を出て カロリンスカ研究所の 脳科学研究者に
          なった人だろう。
        脳科学は 脳神経外科の医師よりも、全く違う野から入った人の
          ほうが、驚くべき研究成果を たたき出す。
        この本は初心者向けの「初級本」かと たかをくくっていたら、
          実際にも、スウェーデンの高校生に無償で配布された脳科学の本
          なのだそうで、読んでみると「感情」を扱った 最先端の研究を
          惜しみなく出した 知見集である。
        日本の脳科学の研究者は「てんかん手術」と、
          「ブレイン・マシン・インターフェイス」ばかり やっているが、
             それでは 脳科学研究は 面白く ない。
        やはり 「 精神医学 」と「 デフォルト・モード・ネットワーク 」を
          徹底追及すべきだろう。
            そうだよね。渡辺英寿教授!

2024年2月4日 「 一笹焼売 」
      ペリカン万年筆の修理ができたというので 御徒町に取りにいってきた。
       M800の緑縞は 3年でキャップや軸にひびが入るという 欠陥がある。
         いつも そうだ。
       だが、修理に出すと「あっ」と驚く 新品に戻る。
         で、いつも ごまかされてしまう。
      で、そのついでに
        御徒町にある モンゴル料理屋に行ってきた。
          「一笹焼売」である。

           ラム肉は 臭い。
              臭いが 美味い。
      試してみたのは、
        ラム胃袋のラー油和え。ラムの もつ煮込み。
        モンゴル・チャーハン。 モンゴル・ミルクティー。
          そして、モンゴル・ラーメン である。
      どれも これも 臭くて変わった味だが 中華とは一線を画す。
       ラムの もつ煮込みは 白いミルクの中に細切りのラムのもつが
         入ったものだ。
       最初は これが白いスープの麺かと思ったが、違った。
          
モンゴル・ラーメンは「うどん」だ。
           何か変だぞ。 食べたことあるぞ。
             何と、上州の「おっきりこみ」であった。
       
一番の おすすめは モンゴル・チャーハンと モンゴル・ティー。
            これは「うまい!」と 思う。
         モンゴル・ティーは 2種類あって、甘いのと塩味。
           甘いのは ロイヤル・ミルクティー。これはコンビニにある味。
           絶品なのは塩で、ミルクティーにバターと塩が入れてある。
         モンゴルの さあむい草原で フビライが口にしたのは これだろう。

2024年2月3日 「 新春読書 」
     ・「音楽で脳は ここまで再生する 」 佐々木久夫/ 人間と歴史社
          2008年の本である。
        古本屋で立ち読みしていたら、私の知る知見とかなり一致するので
          家につれて帰ってきた新古本である。
        この頃の脳科学の学会では「トポ画像」(脳の賦活画像)を見せ
          なければ、
        「お前のやってることは、研究じゃあ ねぇーぞー!」と ヤジが飛び、
          けっこう 楽しかったおぼえがある。
        いつの時代も そうだが、
          脳科学の学会は「イノキ・ボンバイエ」で
              異種格闘技の世界。
           
まあ、この本を 読んでみましょう。

2024年2月2日 「 金剛出版主催 ワークショップ 」
     ・「PTSDの臨床」 飛鳥井望・齊籐 梓
        日時:6月5日
        方法:対面受講と リモートがある。
        内容:基本的面接技法・アセスメント・リラクゼーション
            トラウマ心理教育・認知行動療法。
        レベル:初級~中級
        
問い合わせ:金剛出版
        
この2人の先生方はPTSDの第一線で活躍され、
        複雑性PTSD(例えばレイプされた女性など)の治療方法を
        実践している日本の第一人者である。
        PTSDの治療は カウンセラーの力量が試される究極の技術だ。
          多くのカウンセラーは 手も足も出ない。
        この講座では 大学教授が書いた本には 出てこないリアルな
          問題解決方法が学べると思う。
        
2024年2月1日 「 第26回 日本ヒト脳機能マッピング学会のお知らせ 」
     期日: 2024年2月23日(金)-24日(土)
     会場: ライトキューブ宇都宮
     会長: 自治医科大学 川合謙介
     大会テーマ: 脳機能マッピングの最前線

2024年2月1日 「 WISC-Ⅴ 換算アシスタント ver 1.02 」
     日本文化科学社の WISC-Ⅴ 換算アシスタント ver 1.02を
     2月9日より 販売再開いたします。

2024年1月31日 「 人生一番の幸せ 」

     脳科学者のアンデシュ・ハンセンによると、人の一番の幸せは、
       何でも話せる 友人を 5~6人 得ることだという。
       そこで、改めて 周囲を見回してみると、
          その説が 正しいと思える 現象が出てきた。
       つまり、年をとると、どういうわけか

          お互いを気遣い、連絡を取り合う メンバーが'出てきて
           それが たとえ全国に散って住んでいようとも、集まるのだ。
     ところが、これとは逆に、友達がどんどん遠ざかり、
          誰からも声をかけられなくなって、孤独になる者がいる。
            一人で 孤立した者だ。
     そこで、である。
        絶えず友人から連絡を受け、友人から気遣いされている人が
           普段していることから
        友人がことごとく立ち去り、孤独になっていく人が
            普段していることを 引き算すると、
            そうした条件のようなものが 見えてくる。
     それは、若い時分は 味の薄いダシのようなもので、かいもく
           わからないし、気にもとめないものだが
            長い年月を経ると、明確に見えるものになってきて
          人生で「人が集まる」、あるいは、「人が遠ざかる」 原因と
      なっているものだ。
           人生の結論が出た、というのは このことか。 
       学校を卒業して 年数が経てば経つほど、この現象は顕著になり、
         現在に続いているのである。
        そんなわけで、私には声がかかり、
           雪の降る日に 寺田屋に集まることに なった。
              高杉や 坂本の顔を見てこよう。

2024年1月28日 「 愛着障害 」

     岡田尊司氏の本を読み、
     次に、下記の 山脇由貴子氏や 出口保行氏の本を 消化した後、
      取りかかるのが「毒親は連鎖する」旦木瑞穂・光文社新書 である。
        毒親の典型例が 出てくる。
      不登校や不適応を起こした 子どもだけを何とかしようとする
       専門家は多いが、根底にあるのは「親子の愛着」の問題である。
     そして、「毒親」には「親子の共依存」を 当然とする親が多いのだが、
       最初は「夫のアルコール依存症」に端を発する「夫婦の共依存」。
        その夫婦の共依存を「やめた」母親が
          次に行動を起こすのが、「親子の共依存」。
         というように、ステージを 押さえた理解が 必要になってくる。
       これを職員研修会で話すと「 面白い!」と
         若手の先生の目が輝く。
          そういう絡みの結果が 子どもの問題行動の真相ですぞ。

2024年1月27日 「
愛着障害 」

     岡田尊司の「愛着障害」(光文社新書)と その関連図書10数冊を
       読んだあとに 関連情報を探索していると 
          「あれ!」と 思うのが、以下の3冊である。
    ・「夫のLINEは なぜ不愉快なのか」 山脇由貴子・文春新書
    ・「犯罪心理学者は見た 危ない子育て」 出口保行・SB新書
    ・「犯罪心理学者が教える 子どもを呪う言葉・救う言葉」
                              出口保行・SB新書
     この3冊には 現代の親子関係の問題解決のヒントや、
      未来の姿が 感じられるのである。
    
2024年1月26日 高校用「 NASI-R 愛着スタイル診断検査・R版 」

                              1名分 620円 
   高校用・NASI-R 愛着スタイル診断検査・R版(620円)を発売したところ、
    大好評を得ている。
   このテストの標的は 生徒の「愛着スタイル」を診断することにある。
    生徒の「 愛着スタイル」 とは、その親に育てられたことによって、
     子どもが身につけた「性格」のことだ。
       先ず、第一に これが わかる。
    ところがだ。
     もっと大きな収穫は その生徒の背後にいる「親の養育態度」 が予想できる
      ことだ。
           これは 大きなメリットだ。
    例えば、高校生A君の愛着スタイルが「不安型愛着スタイル」 だったとしよう。
     すると、「不安型愛着スタイル」 のA君の背後には「 過干渉な親 」、
      または「過保護な親」 がいることが わかる。
     「過干渉」とは、親が子どもに「 つべこべ 」言う ことだ。
      親が「 ああせい。こうせい 」と ガミガミ指図したり、
         口うるさく命令することだ。
    あるいは、言葉は優しいが「あなたのために・・・」と か、
       「良かれと思って・・」と 親が何から何まで 手を出してやってしまい、
          子どもに何もさせない ことだ。
    A君は こうした幼少j時からの体験やトレーニングが
       何度も、何度も この親子の間にあったことが わかる。
    この親子関係での A君の感じ方は
       「親の言うことに 従わないと、親から 見捨てられる」と
         いうものだ。
       この「 親に見捨てられたら、どうしよう 」という不安が、
           不安型愛着スタイルの「不安」の意味である。
    こうして「 親から 何千回も学んだ 対人関係のあり方 」は、
      学校に来てからも「友人」に適用される。
   友達から 何か言われると「人の期待に即座に応えないと、見捨てられる」と思う。
    あるいは 友達から何か言われ、それに応えないと「つべこべ」言われたり
          さらには「嫌われ、拒絶され、絶交される」と 思う。
            なぜなら、親から「そうされてきた」からだ。
     だから、友達の「発言の'意図」や 「期待すること」を 早期に、そして
       敏感に察知して、その「期待」に 応える行動をとらなければ ならない。
          無意識に そう思うのである。
           これが不安型愛着スタイルの自動思考だ。
    考えてみれば、学校という場所は 「人間関係 」だけで 成り立って いる。
     そこで、友人の期待に応えなければ「拒絶される」と 考えれば、
         それは それは キツイ毎日になるだろう。
     「不安型の生徒」は そんな学校生活を 送っているのである。
   ところが、だ。
      人の顔色をみて、人の期待に沿う生活は、いつかは 失敗する。
        人に 何でも迎合する生活は、いつかは 破綻する。
          いつまでも自分を抑え、人に合わせて いられなくなって、
           突然、学級不適応や 長期欠席が始まる。
             身体が 言うことを きかなくなる からだ。
      高校の3年間、人前で「良い子」を 演じ続けられる子も いる。
       あるいは「親の期待」に応え続けようとする子も いる。
        しかし、こうした対人関係は いつかは 崩れる。
             終わりが 来る。
       長年、親や先生・友人の前で「良い子」を 演じ続けた生徒は、
         数年以内に 必ず、人生に疑問が 生じる。
          「自分は こんなこと、したくは なかった」
          「これは 本当の私では ありません」
          「自分で考えて、自分の人生を決めたかった」
          「できることなら、人生をやり直したい」
           こうした本音が 人生の節目、節目で 出る。
      人の期待に応えようとする子を「良い子」だと評価するのは
       親だけで あって、そうした習性がついた彼の今後の人生は 
         多難だ。
      親子の関係性は、その子の「対人関係の基礎」となり、
         その子の一生を左右する。
       なぜなら、社会や仕事の8割は 対人関係だからである。

2024年1月25日 高校用 「 認知行動療法による心理療法パッケージ NCBT-1 」
                            1名分 590円

    これは高校生用の 治療方法の入った性格検査である。
     最初に 簡単な性格検査を実施して、テスト結果が返ってきたら、
     生徒用個人表を 生徒に返却し、同時に「嫌な気持ちを直す読むドリル」を
     受験した生徒全員に配布し、1日 1ページを読ませて メンタルな問題
     解決していく、という仕様である。
    認知行動療法というのは
      1.「認知」(考え方)を変えると、「気分」(感情)が変わる。
     または、
      2.「行動」(振る舞い)を変えると、「気分」(感情)が変わる、というもので、
     そのどちらか、あるいは、両方に焦点を当てて、人の感情を変えて行こう
     というカウンセリングの流派である。
    こうした認知行動療法の技法は 非常に効くので、厚生労働省のホームページ
     にも、いくつかの技法のプロトコル(実施の手順)がupされている。
    本テストは 数ある技法の中で「認知の再体制化」を使っている。
     すなわち「考え方を変えれば、気分が変わる」を地で行くものだ。
    標的は「否定的な考え方」。これである。
     否定的な考え方を、少しでも「中立的な考え方」に変化させることができれば、
     「自己否定感」という「性格」(脳の扁桃体に記憶された否定記憶)も、
         それにつられて変化してくる。
    性格検査の自己否定感と、否定的な考え方の間には、おおよそ0.8の相関
      係数が出る。
    先生が「気持ちを直しなさい」と言うのは 、スバラシイあどばいすなのだが、
      感情を直せ、と言っても 脳は動かない。
    ところが、である。
        「考え方を変えて」と言うと、生徒はやってくれるのである。
           こうした原理を使ったものである。
    認知行動療法 などと言うと、大変、難しく高尚なカウンセリング理論のように
     考える人もあるが、簡単である。
    要は、現状を知り、生徒に「嫌な気持ちを直す読むドリル」を読ませれば、
     「否定的な認知」(否定的な考え方)が変化し、脳の扁桃体に記憶された
     「自己否定感情」も改善してくるのである。
    現状では 私立高校が こうした教育相談に熱心で、
       本テストを取り入れて、生徒のメンタルの改善に取り組んでいる。
    また、公立高校で このテストや 認知行動療法を
       取り入れる学校は、知的な先生がいる高校である。
    群馬県の県立太田高校は、認知行動療法の日本NO1の
     筑波大学の内山喜久夫先生を輩出していて、
     その関係から、お弟子さんの坂野雄二教授が 長らく
     群馬県総合教育センターに講師として来県していたと聞くが、
     現在では そうした人の繋がりもなくなってしまったようで 残念である。
    私は そんなことも知らず、「この先生は すごい」と思って、追っかけをしたのが
     早稲田大学時代の 坂野雄二教授であった。
    さらに、東京家政大の 福井至教授にも 学んでブラッシュ・アップした。
     そんなわけで NCBT-1 は 私が 坂野雄二教授や 福井至教授から学んだ
       認知行動療法のエキスが 社会実装されているのである。
         だから、とても 効くだろう。
       ただ漫然と、テスト結果をみて 何もしない教育相談テストではない
        のである。


2024年1月24日 高校用「 注意力養成ドリル・ワーキングメモリセット 」
                           1名分 1900円
    これは 普通の高校生向きの 朝ドリルとして使用してもらう 集中力増加を
      ねらったドリルである。
    誤解を恐れずに言えば、ゲームをやり過ぎて 仮性ADHD症状を呈する
      現代の高校生を 健康な若者に戻す ツール である。
    健康な若者とは、生徒が先生をかまい、先生が生徒を可愛がる関係が
      自然と発生する高校だ。
    このため、生徒が無気力で やれと言ってもやらないことで お悩みの
      高等学校ばかりでなく、「ウチは進学校です」と 気位高く断じている
       準進学校や
     早稲田・慶応に 毎年、数十人が合格する 古来からの伝統校にも 効く。
    現代は それほど刺激的で 心を奪われる ITコンテンツが身近にあって、
      どの学力レベルの高校生も、当たり前に スマホ漬けになっているからだ。
    ただでさえ、社会から隔離されて、世間の人と接していない高校生は
       進路を決める段になって、
      1.人と会う能力を養成しているか。
      2.人と話をする能力を養成しているか。
      3.人に気を遣う能力を養成しているか。
      4.自己紹介できて、相手に自分の存在を印象づけられるか。
      5.他人と親しくなって、もう一度、会いに行ける関係をつくれるか。
      6.出会った人に協力してもらえるか。
      7.自己紹介する能力・人にとりつく能力・人を引っかけてくる能力。
    ということが「問題点」となって 露わになる。
        これらは 社会と繋がっていることで身につく能力。
      多彩な人と出会うことで身につく能力、なのであるが、
    その基礎・基本は「えっ!」と驚き、「どれ、どれ」と 集中する「注意力」で
      これを養成して増加させるのが「 注意力養成ドリル・WMS 」なのである。
   つまり、いくら注意喚起しても、ダラダラとして けじめがない 小学生のような
      高校生は キャリア形成さえ、難しいだろうと いうことだ。
    今、国会中継をみていると、
      政治家がみな、下を向いて、官僚が書いた文章を 棒読みするだけだろう。
          あれは 無気力人間の なれの果てだ。
            人間は ああなっては いかんのだよ。
         高校生も それを指導する高校の先生も もっと生き生きしないとね。


2024年1月23日 「 高校教育相談の最前線 」
      今年に入って、エゴグラムテストと NASI-R(愛着スタイルテスト)の
        問い合わせが多い。
         高校生なのに「小学生みたいな子が多い」というのだ。
      具体的には、おそらく、過保護な上にも過保護に育ち、
        親が何でも手をだしてやってしまい、子どもに何もさせなかった
         のではないか、ということが 態度振る舞い、で わかる らしい。
      まあ、そんなことでしょうね。
      高校生の教育相談は、今や、生徒の「学級適応」をみれば問題解決する
       話ではなく、保護者の養育態度なども 視野に入れないと
         扱えない事態になってきた わけだ。
      そういう時代なんですよ。自然に。
          つまり、親子関係が 激動の時代に入ったのです。
           それが噴出しているのですよ。
        そんなわけで、そうした問い合わせを 毎日、受けています。


2024年1月21日 「 心理統計のための基礎数学講座 2023 」
     日本心理学会より、上記の講座の案内がまわってきた。
     3月11日、14日、15日で リモート講座である。
     会員:5.000円/ 非会員:10.000円
       詳しくは 日本心理宇学会に問い合わせを
     ほとんどのカウンセラーが、統計が わからないし、
      テストが作れない。
         これ、何とかしましょうよ、という話だ。
      
2024年1月20日 「 新春読書 」
    ・「 経営者とは 」 日経トップリーダー編集部/日経BP社
      日経BP社が取材・編集した 京セラ・稲盛和夫社長と 
      その稲盛塾の門下生の「会社経営者の考え方の指導書」である。
      稲盛氏というと、何か宗教がかった本かと思いきや、さにあらず。
      なかなか卓越した本である。
      ここに書いてある会社組織の運営の仕方は、幸之助とも 丹羽宇一郎とも
      全く違う。
      幸之助は「困った時の幸之助」であり、不況時や営業不振の時に
      気持ちを静める効果がある。この効果は 絶大。
      これに対し、丹羽宇一郎は バンカラな大学生が無鉄砲なサラリーマン
      生活を送り、やがて伊藤忠の社長になって改革した、という人だ。
      日本の大企業に勤めるサラリーマンの働き方のリファレンスを説いている。
      ところが、稲盛氏は 違う。
      中小企業やスタートアップした企業が、いかに 気力を絶やさず 
      立ち上がるか、という方法論を説いている。
      で、これは、会社経営者や 後継者のみならず、あらゆる職種の人に
      必要な「 仕事の指導書 」である。
      学校の先生や 役人など 思いつきもしない考えが書いてある。
      こうした話は、今度、学生や高校生にも提示してみようと思う。
          
諸君、これを 読みたまえー。
           君たちは 苦労知らずの おぼっちゃまに なるんじゃ ないぞ。
            挫折を体験し、苦労を積まないと、人は成長しない。
             挫折した子は その挫折した体験を次に使え。
          そういう時代になってきた。
                 

2024年1月19日 「 新春読書 」
    ・「 占領神話の崩壊 」 西鋭夫/中央公論新社
      スタンフォード大学 フーバー研究所の 西鋭夫教授による歴史書である。
      フーバー研究所には 日本占領に関する一次資料がうず高く
       積まれている。
      一次資料とは、当事者が書いた手紙や 相手方が応答した実際の
        書簡だ。
      これは 終戦直後の1945年11月にスタンフォード大を卒業した
       日本人元留学生や関係者が集まり、同大学の卒業の第一期生でもある 
       元アメリカ大統領のハーバート・フーバー氏が協力し、
       東京都千代田区神田駿河台一町目に
       「フーバー研究所東京オフィス」を開設して、5年間にわたって
        「GHQ直筆の日本国憲法の原文」や「東京裁判」、マッカーサーと
       吉田茂のマッカーサーの間の書簡のやりとりなど
       アメリカの日本占領政策の「極秘の第一次資料」を大量に収集し、
       アメリカはサンフランシスコのスタンフォード大学に送ったものである。
       この極秘資料は米国政府の極秘資料「フーバー・トレジャーズ」に指定
       され、戦後65年間封印されていたもので
ある。
        その数、ダンボール箱で 1468箱。
       終戦直後に、マッカーサーが日本人に禁止したことや、
        発禁処分にした本の書名。焚書坑儒の全貌が ある。
        日本国は戦利品で、何をどうしても 良かった。
        マッカーサーは 連合国(戦勝国)の極東委員会や アメリカ大統領の
        言うことも聞かず、「軍人」の頭で、敗戦国日本を好きなように
         改造して 去っていったのである。
       この資料を 65年の機密解除を待って 駆けつけ、開けたのが
         西鋭夫教授である。      
        マッカーサーと 吉田総理との 書簡のやりとりが 日付順に
           そっくりあるので、当時の情況が そのまま再現されている。
        自分の身の安全を守るため、GHQに媚びを売り、情報を流し、
          友人、知人を売って東京裁判を逃れる者も 出てくる。
        台湾や満州で「アヘン」を大量に生産し、これを軍の予算にして
          中国人を動かすなど、実に リアルに 出ている。
              真実は こういうことなんだろう。
           現代は、こういう真実を学び、改めて 考えていく時代だろう。
        ところで、私は 若い時に 東京新聞論説主幹・楓 元夫氏の秘書を
         した。 いわゆる政治評論家の秘書である。
        その前後に 読売新聞 経済部長の田中 宏氏や、佐藤栄作主席
         秘書官であった 楠田 実氏の知遇を得て、様々な政界の話を聞く
        機会を得た。
            その伝で言うと、この本を書いた西鋭夫教授は 本物 である。

2024年1月16日 「 新春読書 」
    ・「 1ドル50円時代を 生き抜く 」 浜矩子・朝日新聞出版
       2008 年のリーマン・ショック直後の 2011年に書かれた本である。
       これと 2023年の「 円安不況を止めるな 」 高橋洋一・扶桑社新書を
        読み比べて みている。
          すると 大きく違うんだよ。
        第一に「ニクソン・ショック」に対する考え方が違う。
         浜教授は 純粋に経済的な現象、つまり自然な成り行きだと
          捉えているが、高橋氏は違う。
         アメリカの政治的な意思だと捉えている。
        第二に、日米の通貨発行量の比率である「 為替 」だが、
         浜教授は「円高」、つまり「ドルに対して円が高くなったことを
          歓迎し 喜んでいるフシ」がある。
           円高は、日本の円の価値が高い。
            すなわち、日本の経済力が強いのだと。
         これに対して 高橋氏は「円安」こそが 外国に日本製品が売れ、
           日本のGDPが極大化する「基礎条件」であると
            「円安」を日本経済の基礎として考えている。
                「円安」を 大歓迎している。
        第三に「リーマン・ショック」時に、当時の FRB議長である
         ベン・バーナンキが 大規模な金融緩和とヘリコプターマネーを
          バラまいて対処したことを、浜教授は 苦々しく思っているようだが
           高橋氏は、プリンストン大学で バーナンキに、直接、教えを受けて
            いて、この金融政策を「中央銀行が やるべき当然のこと」として
           説明を受けている。
      このような わけで、経済学者によって 言うことがまるで違う。
        一番の違いは「経済」だけでなく、そこに「政治の動きや意思」を
          加味して考えているか どうか、ということだろう。
        多国間の経済の有り様は、純粋に経済の動きだけ見ても
            実相は 見えてこない。
             そこには、必ず、政治家が介在し、
               政治家は「国家の利益」という「損得勘定」を考える。
        この「政治家の意思」によって、経済現象は ねじ曲げられていく。
          「政治家の意思」とは「国家の利益」、つまり「国益」だ。
             こうして 国際政治が 動いていくわけだ。
      特に興味深いのは「日本は かつて敗戦国であった」という事実だ。
        それで、戦勝国である米国の意思に 日本は従ってきたきらいがある。
        (この辺の議論は、西鋭夫教授の「国破れて、マッカーサー」に
           詳しい。)

       ところが、戦後70年以上経過して、「日本を戦利品」として扱っていた
          当時の 米国の政治家や軍のパワーエリート達が みな死んで 
            この世から いなくなり、
        占領軍であった米軍も 世代が代わって「トモダチ作戦」をするように
           なった。
      こうして「米国の政治の意思」と「日本の国益の意思」が、
           ある程度対等に「チャンバラ」が できる時代に入ってきたわけだ。
         スタンフォード大の 西鋭夫 などは それを主張している。
      
      日本よ強くなれ。立ち上がれと。
       そんなわけで、戦後70数年経って、日本の政治と経済は一体になって
           日本丸は 世界の海に 乗り出すのである。

2024年1月15日 「 新春読書 」
     ・「 不況克服の知恵 」 松下幸之助・PHP Business Review 特別版
       新年早々、いや昨年末から、不穏な事件が相次いでいる。
       ある意味、日本社会に予定調和が続いたことから、
       ここにきて、その「ゆるみ」が  集中して出てきたのだろう。
       この小冊子は P社の社長をしていた F君からいただいたものだが、
       時に読むと ものすごい効果を発揮する。
         幸之助の 社員教育の煮詰めた「だし汁」のような教えは いいぞ。

     ・「 円安不況を止めるな 」高橋洋一・扶桑社新書
       日銀総裁が植田氏に代わって、利上げがいつ行われるか、心配する
       ご時勢になった。
       ここで少しでも利上げをすると、倒産や廃業が続出して
       他の会社も その余波を受ける。
       で、多くの会社社長が 身構えているのである。
       で、日本経済が激動する前に、アベノミクスとは どのような経済運営
       だったかを 復習する教材が この本なのである。
       ユーチューブでは、高橋洋一氏と 参議院議員の西田昌司氏が
       このアベノミクスを維持しろと 論陣を張っているが、
       銀行業界の陳情が勝つと、利上げに動く。
       しかしながら、とにかく今は アベノミクスの余波で日本経済が動いている。
       これにとどめをを指すのは 「利上げ」と「緊縮財政」だろう。
         そうしたことを理解するガイドブックとして、
          この本が優良書であることは間違いない。
       だって、現今の岸田内閣だって、「これだ」と自分の経済理論を
         主張するブレーンも、経済学者も 一人もいないんだぜ。
       そんなわけで、この本は、大学の経済学の教授 100人分の
         講義を受けたような価値が あります。
          他に日本経済を動かすような経済学者は おりません。

2024年1月14日 「 心理学・カウンセリングの学び方 」

     学校の先生から、よく そうした質問を受ける。
       カウンセリングの勉強の仕方だ。
     今の時代、業務として「教科を教える」以外に、どうしても、「子どもの心の相談」
     に対応できないと、仕事にならないからだ。
       カウンセリングの基礎や技法は、先生業を続けるために必須のアイテムで
       あるように思う。
     さて、そのやり方だが、
     今の時代、通常は 大学院に行って 公認心理師資格を得る、というのが
      オーソドックスな道順である。
     そうしないと、心理検査が扱えず、カウンセリングの基礎が習得されない   
      からだ。
     もう一つの道は、何か カウンセリングの学会に入って、その学会の講座や
      研修を多数受け、その学会認定の カウンセラー資格を取得する方法だ。
     この場合は、前処理として、書店の本棚の基本書を一棚くらいは読むこと。
       大学時代の一般教養など 分量的に問題外である。
      とにかく アメリカ式に 大量の基礎知識を獲得しておくことが、その後に役立つ。
     カウンセリグの流派としては、一般的には、パーソン・センタード・アプローチを
       最初に学ぶ、ということが入り口になると思う。
     ところが、それでは足らないと判るので、他のカウンセリング流派も学ぶ、という
       経過をたどる。
     こうした過程で、4~5種類の学会に所属して、その方法論や技術を学ぶ必要が
      あるだろう。やってみれば、わかる。
     自分に何の知識が必要か。何の技術が不足しているか。
      それぞれの学会に出張し、参加し、自分でも登壇して研究発表してみて
       わかることが ある。
     この時点で、自分が何をすべきか。
      何を学ぶべきか、明確に方向性が得られるだろう。
     後は、参加する学会を絞って、自分が得意とするカウンセリング技法を特化し、
       磨きをかけていくのである。
     こうした過程で「師匠」と仰ぎ、さらに学びたい、ついていきたい大学教授など
       が決まってくるだろう。
       こうした人が出てきたら、どうするか。 
           「追っかけ」をするのである。
        その先生の思想や技法を 学び終わるまで、学ぶ。
     こうした過程を繰り返すうちに「最先端の知識」や「効果的な技法」が手に入る。
        これを繰り返して、自分を練っていくのである。
     ところで、こうした学会に所属し、公的な カウンセラー資格を得ることには
       意味がある。
     それは、学校を退職しても、カウンセラーとして「やっていける」からである。
     これはキャリア・ガイダンスになるが、
         自分の未来は 自分で作る。
            自分のキャリアは 自分で作るのである。
    
2024年1月13日 「 新春読書 」

    ・「 危機突破の経済学 」 ポール・クルーグマン/PHP
       2009年というから、リーマン・ショックの直後に書かれた日本経済復興
         の書である。 名著。
       日銀が保守的過ぎて、過去の過ちをくり返し犯していることや、
        今後期待される日銀の大胆な金融緩和や 日本政府の大胆な財政政策に
          ついて 提言している。
        日本は 内需が弱く、輸出型の経済なので、
            「円安」による 経済の立て直しを提言している。
              これと平行して 金をばらまくこと。
            つまり、ベン・バーナンキのヘリコプターマネーだ。
              これが アベノミクスの2本の矢だ。
        彼は、日銀は 1パーセントでも インフレになれば、
          すぐに金融引き締めをして、経済が活性化するまえに
           それを殺してしまう、と言っている。
          いわゆる 慎重で保守的な 日銀理論だ。
           2パーセントのインフレ・ターゲットに到達するには、
            4~5パーセントインフレを 起こさなければ、
             日本経済は活性化しない、と言っている。
        同じことを参議院議員の西田昌二氏が言い始めた。
          さらに 西田氏は ディープ・ステイトについても 言及し始めた。
             ディープ・ステイトとは、国を動かしている組織。
                つまり、日本では 財務省のことだ。
       現在、岸田さんと 日銀総裁は 金利を上げ、増税しようとしている。
         これは銀行業界に せっつかれているからだろう。
        日本経済は過去2回の消費税増税で 経済の腰が折れてきた。
         これを また、繰り返すのだろうか。
       とにかく、
この クルーグマンの説は 説得力があり、2024年にも
         通用する。
              志のある方は読まれよ。

2024年1月3日 「 新春読書 」
    ・「 日本株は どこまで上がるか 」 ポール・クルーグマン/宝島新書
       リフレ派の経済学者・クルーグマンの 経済予測だ。
        彼は 日本の政治に疎いようだ。この通りにはいかない。
    ・「 半導体戦争 」 クリス・ミラー/ダイヤモンド社
       正月で眠っていた脳を ウオーミング・アップするため
        手に入れてきた イエロー表紙の分厚い本だ。
        実はこの本、1年前から 気になっていたのだが、あまりに畑が違う
        ので、顔を右上にそらし、視線は左下に向けて、
        つまり、ミスタービーンの顔をして 敬遠していた本 なのである。
        実は、この書、かなりの名著らしく、クルーグマン先生の
        オススメである。
        少し読み始めたが、この本、盛田昭夫からはじまる「半導体」の本だ。
        今、世界は 半導体なしには 自動車も 携帯も 生産できない。
        ラピダスや あの台湾企業も 話題の中心で、政治的な話がたくさん
        出てくる。
             この認識は もろもろの情報と 同じだ。

2024年1月2日 「 新春読書 」

    ・「 トランプは 世界を どう変えるか 」 エマニュエル・トッド/朝日新書
       2016年発刊のこの書は 、今読んでも新鮮。
       トッドの感性は うまくアメリカ社会の実態をトレースしていると思う。
         トランプが出馬できたら、バイデンに勝つぞ。
          そして世界は 再度、Gゼロの混沌に向かう。
    ・「 リフレが正しい 」 高橋洋一/中経出版
       2013年、FRB理事長の ベン・バーナンキは 上院銀行都市委員会の
        議会証言で 「デフレ脱却に向けた日本の取り組みを支持する」と
        アベノミクスを高く評価した。
        FRB議長が他国の金融政策を評価するのはきわめて異例だ。
       バーナンキは 2008年のリーマンショックを乗り切った時のFRB議長で、
        インフレ・ターゲットという概念を創出しただけでなく、日本のデフレを
        長年にわたり執念深く研究してきた人物である。
       ところで、安倍総理が凶弾に倒れて2年経ち、ようやく アベノミクスが
        効いてきた矢先に 総理大臣と日銀総裁が代わり、増税やゼロ金利
        解除を標榜する一派が頭をもたげてきた。
       このタイミングでの「安倍派5人衆」の退場は、政治的には
         アベノミクスの残党狩りの意味があるだろう。
       これに対し、岸田総理に 何か「経済理論」があるとは 思えない。
         ここで利上げや 増税をすると、日本経済の腰を折ることになり、
           すぐに「デフレ」に 逆戻りである。
            今年は その意味で日本経済の分水嶺となる年だ。
             ここで間違うと、また失われた30年が始まる。

2024年1月1日 「 元旦 」
       つつしんで 新春のお喜びを 申し上げます。
         今年の日本は 多難な年になります。
          今年一年、皆様が ご無事で 生き延びられますよう、お祈りいたします。
           私も ですが。

2023年12月29日 「 赤坂離宮・銀座店 」
         家族で 赤坂離宮に 行ってきた。
           ここの 中華料理は 最高。 他の店の千倍、美味い。
           銀座で 店を出すとは どういうことであるか、
             一流の仕事を 見せていただいた。
            副社長の 譚 薫美さんに 感謝である。
      
   

2023年12月27日 「 佐藤可士和の超整理術 」 佐藤可士和・日本経済新聞社

    現代は 非常に複雑な情況で、特に ここ数年の社会状況は 特に混沌とし、
      これと把握することが非常に困難な時代に入ってきました。
         いや、不可能に近いくらい 混沌としていて、もはや カオスです。
    しかも、 見る人の立場によって社会情勢の捉え方は 千差万別であり、
      社会情況は 毎日 変化していきます。
    そこで、心理検査や カウンセリング、そして キャリア・ガイダンス(進路の決め方)
       についても、政治・経済の動きまで把握の範囲を拡張して 
         積極的に情況を追跡し、理解に努める必要性が 出てきました。
    最近、次々に起きる 事件や事故をみていると、日本社会は その基本的な
      骨組みが 変わってきたようです。
    例えば、ポリコレを 推し進めると、これによって「ひずみ」が 社会の各層で
      露わになってきています。

    多くの人は、自分の目の届く範囲で 物事を シンプルに理解し、納得している
      ようですが、それさえも、今の日本社会の「ねじれ現象」の途中経過をみて
       いるだけで、いったい どこに着地するのか、予想がつきません。
      まあ、そんなわけで、なんだかんだと あるにしても、
       この「ねもと塾」では 社会現象をみて いきますよ。
          とにかく、来年は 大変な年に なります。

2023年12月23日 「 国破れて、マッカーサー」 西鋭夫 ・中央公論社
    西鋭夫教授によると、
     清国との 2度のアヘン戦争で 自国の若い兵隊を大量に死なせた英国は
    これに懲りて、外国の若者に軍資金と最新の武器を与えて訓練し、
     国内で反乱をおこさせて その国の政府軍と戦わせた。
      この良い例が 日本の「明治維新」であるという。
       天皇を奉じた薩長軍は、英国の最新式のライフルと大砲を持ち、
        旧式の武器しか持たない幕府軍を 皆殺しにした。
          明治維新の背後には 英国がいた、というのだ。
    さらに、日ロ戦争は どうか。
     ロシアを弱体化させたい 英国は 日英同盟を結んで 日本を物心両面で
      支援し、ロシアと戦わせた。
    横須賀にある 戦艦三笠は 当時、世界最新鋭の英国製の戦艦で、
      ロシアの旧式のバルチック艦隊では、かなわないものだった、らしい。
       そして 戦って 死ぬのは 日本の若い兵隊達である。
        日本ロシア軍に勝利したが、日本軍は 23万人の死傷者を 出した。
    ところで、現在、「ウクライナ戦争」が進行中である。
        英米が武器・弾薬と資金を支援し、ウクライナ軍の将兵を訓練して
           ロシア軍と 戦わせている。
             ここでも 英米の兵隊は 一人も、死なない。

        
これ、どこかで見た 光景ではないか、という話だ。
    この スタンフォード大の西鋭夫教授は そうした視点で「歴史」を 解説している。
           西教授は 歴史を 学べ、という。
              歴史は 繰り返す、という。
            そして歴史は「表」ばかりでなく、「裏」も学べ、という。
             フォロー・ザ・マニー。金の動きが歴史の本体だというのだ。
    この「 国破れて、マッカーサー」は、戦後、65年経って ようやく開示された
       米国の極秘だった一次資料をもとに、GHQとマッカーサーが日本に
          何をしたかを 詳細に調べ  記述してある。 
               「えっ!」で ある。


2023年12月21日 「 わかっているのに できない脳 ① 」
                         ダニエル・エイメン 花風社
   2001年発売の この本は 脳科学の扉を開く バイブルとなった本の1冊である。
     名著の中の名著。
        ADHDの 専門書だ。
    エイメン氏は確か、アマリカ軍の軍医で、脳に損傷を受けた兵士が
      脳高次機能障害を起こすのを見て、帰国してから開業した。
         エイメン・クリニックである。
   私も 2冊持っていたが、もう ボロボロで、読めない。
       こうしたところ、古本屋に新品が 出ていたので、
          中古のライカレンズよろしく 手に入れたというわけさ。
     初心にかえって、エイメン博士の話に 耳を傾けよう。

   ところで、 マイケル・ポスナーと ダニエル・エイメンの2人が 
       現代の脳科学を引っ張った開拓者で、
        この後の研究者で 現代の脳科学の端緒となる研究を
          やりつくしている。
   後の研究者は 2人の研究成果を検証することから、始めたはずだ。
        やはり、この2人は 脳科学研究の2大巨頭である。
           
2023年12月14日 高校用「 NASI-R 愛着スタイル診断検査・R版 」

                           1名分 620円 
   NASI-R 愛着スタイル診断検査の「不安型愛着」の不安は、
     親から捨てられたら困る、という「不安」。
      親から「また、何か否定されるのではないか」という「不安」である。
   この背後に、親からの過度の過干渉がある。
    
 親は「良かれ」と思ってやっていたり、これが「愛情」だと
        確信しているのだが、子どもを 世の中に出して
      強く生きていける人間に育てるためには、
        逆の「しつけ」となる場合がある。
   あまりに「つべこべ」言われたり、あるいは、「アレもダメだ。コレもダメだ」と
      否定されると、子どもは「否定の飽和攻撃」を受けることになり、
        自己否定感が 発生し、それが自然に増加してくる。
         自分は ダメな人間だ。
          私は 人から認められない。
           人は私を 評価しない。
        なぜなら、親が 私を否定してくるからだ。
      実際、不安型愛着と 自己否定感の間には 高い相関が出る。
   こんな自己評価が その子をダメにしていく。
      つまり、親の過干渉は 子どもをダメにする。
       ダメにするとは、自己否定的な人間に育てる、ということだ。
      「お前はダメな人間だ。こんなことも できんのか」と 言っていると
       子どもは 確かに 自信を失い、人生の「ここぞという場面」で
         逃げる人間になる。
      「良い子」が演じられなくなると、逃げる・回避する。
   こう考えると、認知行動療法で言う「回避行動」の基礎は こうした
     親子関係から醸成されているのではないか、とさえ思える。
     つまり、強い息子や強い娘を 育てたいなら、
        「親が やたらとダメ出し」することは 禁止事項なのである。

2023年11月30日 「 高校の教育相談・進路指導 」
   日本は IT化が進んで、何でも「ネットで見て」「解説DVDを用意しました」
     「解説書に書いてあります」で 済ませる世の中になった。
   しかし、いかに IT化 が進んで 企業コンプライアンスを守っていますと
     主張しても、人の社会の実相は それに追いついて いない。
   心理検査などは その最たるもので、テスト結果を使う側が
     ある程度の テストについての知識・理解、使い方を知っていないと 
      使いこなせない。
   このテストは 何が標的で、何が調査・測定されたか、わからない、という
     先生も 多いだろう。
   心理テストの実施校が 県内であれば、そこは簡単に「テストの見方・
     使い方」の講習会に行ける。
          距離的・時間的に近いからだ。
            近場ならコストも かからない。
   ところが、県外となると、距離的にも コスト的にも 制約が大きい。
     特に昨今は、ガソリン代も、高速料金も、時間的にも コストがかかる。
       県外の学校に「来て」と呼ばれても、一日仕事になる。
   ところが、1種類のテストを採用してもらても、商品単価が安すぎて
     他県の学校にまで 講習に行く コストが 出ない。
   そこで 考えたのだが、
     県外の学校について、テスト代金に 最初から講習会のための
       交通費を乗せさせてもらったら、どうか、という考えだ。,
   つまり、このテストは先生方対象に、または、生徒さん対象に 
       「テスト後に講習会が つきますよ」、と最初から提示する、
          ある種のパッケージ方式である。
       「説明会つきテスト」という 高校向きのパッケージ・テストが
         あっても 良いと思う。
       「講演会」となると、講師料がどうの、税金を天引きしてと
          事務室が関係し、校長先生の挨拶が必要など、
            大げさな手続きが 必要になる。
   ところが最初から「テスト説明会つきの商品」とすれば、
       話は簡単ではないか。
    話を元に戻す。
     心理検査は 学力検査と違って、不正解だった部分を
       正して 間違わないようにする、というテストでは ない。
         人の人生に関わる考え方や家庭環境の「歪み」を発見し、
          それを「徐々に」修正して、心を健康な状態に近づける
           という目的がある。
          あるいは、良い人生に向かわせたい、という狙いがある。
         心配される生徒には 数回の面談が必要なのだ。
           こうせよと、命令するわけにはいかないが、
          相手の成長や未熟さに合わせて 示唆することは必要だろう。
      それは 学力検査と違い、答えは一つ、とはいかない。
         答えは、白か黒か ではないし、グレーのことも多い。
      生徒の気持ちや考え方が そうなったことの メカニズムを
         先生方にお話し、問題解決方法を 提示するのが
           「テスト結果の見方・使い方の説明会」である。
          どうだろう。 他県の高校の先生方!
            ご希望あれば、メールで打診してください。

2023年11月29日 「 高校の進路指導 」
    高校の進路指導主事に会うと、様々な事に悩んでおられることが
     わかる。
    先ずは、基礎的な事だが、最近の高校生は「小学生のよう」で、
     けじめがつかない。
       いつも ダラダラしていて、やれと言っても、取りかからない。
        先送り、先延ばし が かなり出ているようだ。
    さらに聴くと ADHDのような子が いる、という。
      発達障害の行動特徴について、素人の先生が言うのだから、
      実際は かなり いるのではないか。
    現代は、スマホの長時間視聴による「仮性ADHD」が 量産されている。
     それで、程度の差はあれ、やれと言っても 動かない可能性が高い。
    これなどは、注意力養成ドリルを実施すれば、仮性ADHDや無気力は
     駆逐するのだが、
    しかし、学年やクラス担任の手をわずらわすことから、当該学年の
     先生方が 諸手を挙げて 賛成したり合意してくれないと、実施できない。
      そこが 大人社会の難しさだ。
    だが、実施校では 著しい成果が 出ている。
      それで 2年にあがっても、3年にあがってもと 要望が続く。
    というのは、「無気力」や「先延ばし・先送り」の ダラダラは
      人の心理の問題ではないからだ。
       前頭前野、つまり、「おでこ」の脳機能が不具合を起こして
        いるのを もう一度、整理整頓して やるのである。
       結論から言うと、小さい画面での動画視聴やゲームのやり過ぎ。
       あまりに 長時間やるので、脳がゲーム用に特化したのである。
    これを 健康な脳に戻すには、「集中-解放」「集中-解放」という
       注意集中訓練を行うしか、ない。
        使われず細くなって しまった「けものみち」を 再度使うことで、
          道幅を拡げ、やがて 高速道路に しようという わけだ。
    自分から「どれどれ」と、注意を集中する感覚を 取り戻していくので
       ある。         
    さらに、面白いことを 発見した。
     生徒対象に テスト説明会をして、余った時間に
      キャリア・ガイダンスを少し入れると、とても感動してくれる。
     この「進路の決め方」(キャリア・ガイダンスの6分野)の他に、
       現実の企業の社長の判断や、現在、日本企業が直面している
         エピソードを入れると、高校生の目が 輝く。
      つまり、そうした 日本の今を リアルガチで聴く機会が 学校では
        意外に 少ないのでは と思う。
    学校というのは公の組織なので、真面目な話をするのが、
      鉄則であり、ルールだ。
    しかし、世の中に出ると、ある意味、そんな学校内のルールは通用しない。
      社会に出ると、ジュラシックパークで、
    だから、社会に出て何年か経つと、小学校や中学校、あるいは、
      高校の同級生も、海の藻屑となって、姿を消していくだろう。
    学校時代に、どんなに品行方正で 成績優秀な 生徒も、
      世の中に出ると、必ず嵐に遭遇し、次々に試練を与えられ、
       今までの勝ち組の方程式が通用しなくなって、
        やがて、強敵が現れて、討ち取られ、狩られて、姿を消す。
    そこで、地球の歩き方ならぬ、仕事社会の歩き方を話す。
      仕事は こうやって実力をつけ、武装していくんだぞ、という話だ。
    すると、講演が終わっての帰り際、生徒達が数人待っていて
       「先生、今日は いい話をありがとうございました」とお礼を
      言われる。
        話した内容は、必ず 「仕事は 下っ端」から始めること。
         「馬鹿馬鹿しい仕事」を 嫌というほど体験すること。
         「泥水に 浸かれ」と 教える。
           エリートは そんなこと、 したこともないし、できない。
            そんな場面に遭遇したら、その会社を罵倒し、逃げるだろう。
       体裁を教えられ、社会に接していない者は そこが大きな弱点だ。
     だが、バブルでない日本の現実は きれいごとを言ってるヤツから、敗れる。
       そうして初めて、その仕事の良いところと、悪いところが見える。
         そうしたら、目の前の仕事を 徹底的に詰めて極めていくのだ。 
           社会に出ると「これ、やってください」という仕事は ない。
        今年の多くの大企業の面接試験のテーマは
          「あなたの挫折体験を 話してください」だろう。
            先を行く企業は 明日のジョーを 求めはじめて いるのだ。

       まあ、そんなわけで、
          松下村塾みたいな話をしている わけです。

2023年11月17日「 UCLAの話を しよう 2 」
    認知療法・認知行動療法学会 第23回大会の ワークショップに
        参加できることになった。
      「うわーい!」で、ある。
    私が受講するのは 国立精神・神経医療センターの超有名講師による
      「複雑性PTSD」の治療方法だ。
    以前は 千葉大のアノ先生と、東京家政大のコノ先生の「社交不安障害」
      ばかりを 受講して 食傷気味になっていたが、
        今度は「PTSD」と「暴露法」を極めたい。
         全ての道は PTSDに 続く。
       これを 受講しない、という手は ないのである。
    私とPTSDとの出会いは、UCLAの「日米心理相談研究セミナー」で
     ニヒラPh.dの、 ビバリーヒルズのグランドキャニオンという山頂の自宅の
      庭で、ひょうたん型のブルーのプールを左手にみながら
        丸い白いテーブルに座っていたところ、
    チャールズブロンソンによく似た男が バドを片手に
      ドカッと丸テーブルの前に座ったことに始まる。
    「ココニ スワッテモ、イイデスカー?」
    「どうぞ」
    その人の名は ヨシ・マツシマ 。
    ロサンゼルスの「アジア太平洋メンタルヘルス研究所」の
      センター長。  マツシマ・ヨシヒロ Ph.d であった。
    帰国してからわかったが、マツシマ氏は 日本の星和書店から本を
     バンバン出している。
      アメリカでも 5本の指に入る「PTSDの専門家」で あった。

2023年11月15日 高校用「 NASI-R 愛着スタイル診断検査・R版 」
                           1名分 620円
    この NASI-Rと 注意力養成ドリル・WMSが 現代の高校のテーマのようだ。
    伝統的な進学校に案内すると 「これだ」と言って すぐに実施が決定するのが
    この NASI-R。  親子の愛着のテストだ。
    親の 意向と期待に(自分の人生を損なってまで)応えようとする生徒のメンタルが
    心配されるからだ。
    「あなたのために・・・」という親の言葉を信じ、「優等生」はますます「良い子」に
    なって、「親の期待」に応えようとする。
    親が子どもに「期待」するのは良いことだが、それが常に最大値になっていると、
    いつかは シンギュラーポイントを越えて「沸騰」し あふれてしまう。
    こうした 時限爆弾を抱えた生徒は、いつかは 壊れる。
    そこが 心配されるのだ。
    着地点が心配。
    着地したら、そこは 生徒本人が 希望もしていない「荒野」である 可能性が
     高いのである。

2023年11月13日 中学・高校用「 教育相談のための総合調査 シグマ 」
                       1名分 650円
    カウンセラーがインテーク面接(初回面接)で クライエントから おおよその
    情報を聞き出し、その人の抱えた問題点を特定しますが、本検査は
    「生徒をとりまく環境」(勉強への取り組み姿勢・自己否定感・対人適応感)を
    打診して 生徒の抱える問題点を浮き彫りにする生徒理解テストです。
    本検査を実施しましたら、心配される生徒さんにつき、
    テスト結果で表示の出た項目を中心に「面談」で「打診」してください。
    上記の3つの視点は それぞれ繋がりがありますので それらを追っていくと
    生徒の抱える問題が改善されてきます。
    大切な視点は、「人との繋がり」を確保することと「安心できる居場所」の確保です。
    この2つが最低限確保できれば、人は逃げずに立ち上がります。
    本検査は 日本生徒指導学会・八並光俊会長の監修による生徒理解検査で、
    文部科学省の「学校風土の把握ツール」にも掲載されています。

2023年11月10日 高校用「 注意力養成ドリル・ワーキングメモリセット 」
                       1名分 1900円
    高校の先生に聞くと、
      「最近の高校生は変わってきた。まるで 小学生のようだ」という。
         注意力養成ドリルの出番のようだ。
    最近、アンデシュ・ハンセンの「運動脳」という本を熟読しているが、
      まさに、同じ事を言っている。
    集中力をつけるには、注意集中トレーニングをするか、運動をするかの
      どちらか、2択なのである。
    最近の子どもは、学校の校庭で遊ばない。自転車にも乗らない。
      家で「ゲーム」である。
    運動すると、前頭前野が発育し、自制力がつく。我慢する能力だ。
     ところが、学校は3時になると、校庭で遊んではいけない、という。
      家に帰れ、という。
         家での遊びは「ゲーム」だ。
    ゲームをすると、前頭前野の血流が止まって、真っ青に代謝低下
     する。
    脳の自己抑制の部位は、眉間部位と 左眉毛の上。そして左こめかみの
      ワーキング・メモリ(BA46野)の部位だ。
        ここを使わないと、自己抑制は発達しない。
     高齢者の認知症と同じだ。我慢が効かなくなる。
   そんなわけで、注意力養成ドリルを毎日、2分間実施すると、ゲームで
    真っ青になっていた前頭前野(おでこの正面)に次第に赤みがさすように
    なり、やがて代謝が起きるようになり、自己抑制が効いて、
          「集中力」が出るようになる。
     自己抑制(待てよ)と集中力(どれどれ)は一体に運用される。
   それで、ドリルを毎日行い、運動部に入っている生徒は、
     「集中力」が 短期間に 格段に増加するはずだ。
      2段がまえの戦法である。
   進学高校で、難関大学に合格する生徒は、遠距離から自転車通学して
     くる生徒だろう。授業前に毎日「運動」しているからである。
   これと比較して、進学校でも、通学距離が近い生徒や、家庭不和がある
     生徒は、何浪かするが、難関大学には受からないだろう。
       脳が集中できないので、ある。

2023年11月10日 高校用「 NASI-R 愛着スタイル診断検査・R版 」
                           620円

   今、書店に行くと、岡田尊司氏の愛着障害の本が 大量に平積みに
      なって、一大コーナーになっている。
   高校の教育相談の先生は、これを「一冊」でも 読んで欲しいと 思う。
   今、注目をあびているのが 高校生の「親子の愛着」の問題である。
     日本の親子は どの家庭も 実質は親子の愛着がなくなって、
         乖離が はげしいのだ。
      母親が、学校や塾の送り迎えを しているのが「愛情」だって?
        それ、子どもの意志や気持ちを無視した「現代のネグレクト」だと、
          気づかないのかね。
      親が「あなたのために・・」とか、「良かれと思って・・」とか言うが、
          これ、全部、親の自己中の考えで、現代のネグレクトである。
    親の言う通りにしないと「見捨てられる」。親の期待に沿わないと「拒絶される」。」
      生徒は、小さいときから、そうしたトレーニングを 親子関係から積んでいる。
       これが 学校に来て 友人との人間関係に出る。
         クラスの友人だって 親と 同じだ。
    そこで、親から学んだ人との関係を
 学校の友達にも「適用」するから、
       「友達に気を遣う」。
        人に何か頼まれると、「すぐ賛成し、迎合する」。
      そうしないと、「人に嫌われ、拒絶され、見捨てられるから」である。
      「人に良く思われないと、生きていけない」という原理・原則。
   現代の若者は、こうした社会性格に覆われているのである。   

      親が安心・安全で 信頼できれば、親子関係は 上手くいく。
       ところが、現代は少し違って、
     「親の意向に従わなければ、親子関係が円満に行かない」
       つまり、
     「親子関係を 上手く行かせるために、子が親の意向に従う」のである。
   さらに、大きな家庭環境の要因がある。
     父親と母親だって、いつもいがみあっているだろう。
      家庭の平和を保つために、子どもが父親や母親の前で「良い子」になって、
       家庭の平和を 維持しているのである。
    子どもはいつも、親に気を遣って生きている。
      現代の教育相談のテーマは、親子関係。
       親子の愛着が結ばれているか、うまく行かないか、である。
        親子の信頼関係が うまく行かない場合は、どうすれば良いだろう。
         これが 高校教育相談の テーマで、
        子どもの「愛着スタイル」に 出ているのです。

2023年11月9日 「 高等学校/テスト結果の見方使い方の講習会 」
    群馬県内の高等学校については、学校に心理検査の結果お届け後に、
    「 テスト結果の見方・使い方の講習会 」を できるだけ つけるようにしている。
    こうした講習会をつける理由は、
    心理検査は テストの標的や その解釈。その後のカウンセリング技法や
    問題解決方法などを伝えないと その心理検査が 使いこなせないからである。
    現代はDX時代で、ただテストを実施して、個人表を返却すれば「それで終わり」
    とする風潮もあるが、それでは高校生が育たない。
    心理検査は、学力テストとは違い、被験者に関わる、かなり深淵な 人生の問題
    が提示されていることが多いのだ。
    つまり、心理検査は、それを使う先生が、その意味内容を知って、生徒の成長に活用
    できなければ、価値が激減する。

    「テストの標的」や「生徒の正面にどういう問題が横たわっているのか」
    が
わからないと、
十分な活用が なされないからである。
    ところで、どの仕事も同じだと思うが、仕事は突き詰めて行かないと
    その先が見えない。
    例えば、工場にネジが一つ落ちている、とする。
    ホンダの社長は、それを拾い上げると、自社のどのクルマの、どこにつける
    ネジだかわかる、という。
      そういう ことだ。

2023年10月27日 高校用「 NASI-R 愛着スタイル診断検査・R版 」
    このテストでは 不安型愛着尺度と 回避型愛着尺度の2軸で
      生徒の「愛着スタイル」を 判別している。
    用語が学術的過ぎたか。
      不安型愛着は「 親の過干渉 」のことだ。
       
親の過干渉とは、平たく言うと、親がつべこべ言う、ということだ。
         ああしろ。こうしろ、と親が指図するということだ。
       やさしい言葉を使って「あなたのために・・」とか、「良かれと思って・・」
    と、本来、子どもが「やるべきこと」まで、先回りして代行してしまい、
       子どもに 何もさせないことだ。
    そして「 親の考えた理想的な人生を 子どもに送らせよう」として、
         子どもの人生を管理・監督・支配していくことだ。
    こうなると、子どもは「親の期待」や「親の意向」を 早期に察知し、
       親を失望させないよう、親の期待に沿った行動をとる「習性」がつく。
    なぜなら、親の期待に反したことをすると、
      「親から見捨てられ、親の愛情を得られなくなる」 からだ。
    「親から見捨てられたら、困る」という不安。これが「不安型愛着」の
      意味・内容である。
       これって親が無意識に行っている「行動療法」だろう。
    こうした「親との関係」から学習された対人関係のあり方は、他人に対しても
     適用されるため、先ずは「学校の友人」との対人関係に現れる。
      友人から何か言われると、すぐ「賛成」する。あるいは「迎合」する。
       何故なら「友人に良く思われなければ、見捨てられる」からである。
    こうした「人に気を遣う生活」、あるいは「他人の意図を忖度し、迎合する生活」
      は気苦労が多い。
       特に、学校なんてものは、人間関係だけだから、不安型愛着スタイル
      の生徒は 苦難の連続だろう。
       人から嫌われないか、不安になる。
       人から拒絶されないか、いつも不安だ。
       私は人から認められない存在だ。
       人が私をどう思っているか、確認しないと気が済まない。
    それで、人から何か頼まれると、人に良く思われようとして、すぐ賛成し、
      自分で処理しきれないほど大量の仕事を 自分一人で抱え込んで
     しまう。
      これって、毎日、残業し、休日出勤している会社人間の父親の姿と
       重なる。
    親から過剰に「つべこべ」指図された子どもは、成長して「会社人間」になる。
         将来、仕事中毒や 仕事依存症になる。
           こうなると、休日も休まぬ 会社の奴隷だ。
    話を元に戻そう。高校生の話だ。
    時間が経つと、それが本当の自分の気持ちと違うことに気がついて、
      苦しむ。そして逆に、何か言ってきた相手を憎み、不適応を起こす。
        そのくり返しだ。
   さらに現代の「学校の勉強」というものは「人(先生)から言われたことを、
     うまくこなす」と良い成績が与えられるので、
      世の中は学校も、親も、友達も、みな同じ原理で動いていると思う。
     親の前で、先生の前で、そして友人の前で「良い子」を演じ続けるが、
       人は いつかは失敗する。人の期待に応えられない時がある。
         そんなことがあちこちで生起している。
      「優等生」って、時々、信じられない事件を起こすだろう。
         「もう、演技できません」となると 凄いことをする。
         今までの私は、本当の私ではない。
         人に命令され、人の期待の通りにしてきた人は、別人です。
         いままで親や先生の期待に応え、良い子にしてきたけど、
           もう 無理です。
     これからは 自分で判断し、自分で決めた人生を 歩きたい。
    開業カウンセラーを訪れる 20代の若者の主訴は ほとんどがコレで
       ある。
    「不安型愛着スタイル」を示す生徒については、
       親が子に、もっと自由を与えて、自分で判断し、自分で決断し、
         自分で失敗して、様々なことを自分で体験して
            考える機会を与えるべきであろう。
          こうした一連の作業を、「親が子どもを手放す」と言う。
    親からみると、子どもは「未熟」で「世間知らず」だから、
         基本的なところで いろいろ「失敗」し
           親とすれば、つい、手を出したくなるだろう。
    それでも、親は「じっと我慢」して、「助言」しない。「助け」ない。
       「つべこべ」言わない。
         これが過干渉をしてきた「親に対する処方箋」である。 

        「太郎くん。プリンあるけど、食べる?」
        「食べない」
        「じゃあ、食べるのね」
         おい、そこのオッカサン。 それを やめるんじゃ。

2023年10月23日 「 MMPI-3 」

   三京房から知らせが入り、MMPI-3 に 280点の医療診療報酬請求が
     可能となったという。
   UCLAでは この550問もある MMPI を平気で実施していた。
       テストの標的は、人の性格である。
   このテストは 採点後に 特殊尺度が多数用意されている。
   例えば、有能な教師と無能な教師の回答の差が一つの尺度になっており、
     有能な教師であるかどうか、MMPIの結果で わかる。
   こんな特殊尺度が多数用意されているため、性格検査のビックリ箱である。
     考えてみれば、これは「コンピテンシーテスト」の走りか。
   例えば、有能な自動車セールスマンと、無能なセールスマンとは
      回答が異なる。
   その差分を問題項目として実施すれば、有能な自動車セールスマン尺度が
      作れるというわけだ。
   日本も 県庁の職員に実施して、有能な公務員と無能な公務員を識別したら
      よかろう。
     県民が困っているのは、そういうことだ。
   ついでに、自民党の国会議員や立憲民主党の国会議員にも 実施したら
      どうか。
     有能な国会議員と、そうでない国会議員が識別できるだろう。

2023年10月21日 「 愛着障害 」

   学校教育相談係の先生に会う。
   すると、「愛着障害」のことが よく「わかる」先生と、まったく知識も興味も
     ない先生に分かれる。
   わかる先生は、プロの中のプロになっていて、マニアックな議論ができる。
     「高校生は、これが焦点だよ」という。
    さらに、回避型の生徒。つまり、冷たい親が増加している、とも言う。
      ふ~む、である。
   だが、不安型の生徒も、一定数、いる。
      これだって 大集団である。
   本質的な問題は「夫婦仲が悪い」という事に集約されるのではないか、
    人の問題は 案外単純で 夫婦間のコミュニケーションがとれないと、
       様々な問題が派生的に発生してくると思う。
          これ、仮説ですけど。

2023年10月20日 「 死にたいですかと、どんどん聴いてください 」

   高校の職員研修会に よく呼ばれる。
   講義の最初は「自傷行為と自殺」である。
   自傷行為や自殺のメカニズム、そして、その対処法について語れない
   講師は不勉強で、学会にも参加していない ぐーたらカウンセラーで
   ある。
   コロナ禍の4年間、いや、その前から「自傷行為と自殺」については
   カウンセラーの研修会が目白押しだった。
   私が受けた 同研修は「日本認知・行動療法学会」のワークショップで
   国立精神神経・神経医療研究センターの 松本俊彦先生の「自殺の講習」
   である。
   松本先生は、2万人の自傷行為・自殺企図者を診断し、同行為を未然に防いで
   きた実績を持つ医師で、本来の専門は「依存症」であるのだが「自殺部長」の
   アダ名がついている自傷行為・自殺の専門家である。
   日本で自殺が多くなると、NHKニュースで自殺について意見を求められて
   いるのが、この松本先生である。
   私はこの松本先生の追っかけをした。
   著書も、すべて読んでいる。
   高校生や若者の相談を受けていると、どうしても出てくるのが、この問題で
   ある。
   学校教育相談に関わる人は、この先生の本を手に取ると、必要な知識が
   手に入り、考え方や対処法が自分のものになるだろう。