2025年10月14日「日本政治思想史」
最近、何かが 変だ。
この2週間の間に、突発的に何かが起きるのではないか。
政治の方向を決める、というか、動かす何かが。
何か 仕込んであるものが 作動するような気がして ならない。
麻生さんあたりが、7手くらい先まで 読んでないかぁ。
とにかく おかしい。
ノストラダムスの大予言である。
2025年10月8日「ルーズベルトの開戦責任」
ハミルトン・フィシュ/渡辺惣樹 草思社
フィッシュ氏は 太平洋戦争当時の民主党の下院議員で
最初、FDR(フランクリン・ルーズベルト大統領)の熱烈な支持者
だったが、その後、ニューディール政策を失敗したFDRが
その失敗した経済政策の代わりに 日米戦争を起こし、
アメリカの若い兵隊を犠牲にして アメリカ経済を活性化したこと
に対して憤り、ルーズベルト大統領を非難し、その政策の異常性を
告発した本である。
こうした内部情報を世に出すことは 政権から様々な圧力を
受けるおそれがある。
都合の悪い人物は 暗殺だって ある国だ。
そこで 関係者が全て亡くなった30年後に 出版されたようだ。
この本の中で、昭和天皇からルーズベルト大統領に
日本軍を満州、および、中国大陸からすべて撤退させてもよい、
という親書が来たのに、FDRは それを握り潰した。
フィッシュは そう非難している。
アメリカと日本は 戦争をする必要など なかった、と主張している。
日本での邦訳本が出たのが 2014年だから、ごく最近だ。
日本の政治家は 与党も野党も、右巻きの人も、左巻きの人も、
こういうのを 読んでいるん だろうか。
ところで、イシバ氏が10日に80年談話を出すという。
何故、先の戦争が起きたか、語るらしい。
勉強家のイシバ君が これに言及するか。そこが見物。
2025年10月5日「草書体で解く 邪馬台国への道程」井上よしふみ/梓書院
今、話題の 魏志倭人伝の邪馬台国への道のりの
新たな解釈本で ある。
帯方郡からの距離が ピタリと合う。
どうも これだぞ。
さらに 邪馬台国の「台」は 当時の中国は
倭人の言葉を音として記録している。
つまり中国式の「音読み」である。
すると「台」は「タイ」とか「ダイ」ではなく、1音。
つまり、邪馬台国は「ヤマタコク」か
「ヤマダコク」と言う倭人の言葉を記述したことに
なる。
朝倉市に その ヤマダが あるんだよ。
そこに 直径140メートルの古墳がある。
長田大塚古墳である。
近くには マテラフ神社。
祀っているのは、イザナギ、イザナミ、
アマテラスに スサノオ。
ツクヨミに ヒルコだ。
ところで古事記に スサノオが暴れたと記述がある。
馬の皮を剥いで 機織り小屋に投げ込んだり、
たんぼのあぜ道も壊した、という。
馬が 日本に入ってきたのは 西暦100年以降だ。
機織り機も 同じ。
米の栽培も 同じ。
馬は それだけでは使い物にならず、蹄鉄をつけ、
轡を噛ませ、鐙をつけて人が乗る。
これらの部品は すべて鉄だ。
すると、アマテラスの家は
機織り機という当時としては最先端の機械があり、
布を織り、馬も使っていたし、
たんぼにあぜ道も作っていた ことになる。
ツクヨミは 月を読む。
これは米作りの気象予報士の役だろう。
つまり、大学の工学部出の子どもがいる
ちょっとしたハイテク農家だ。
さらに、ここには天の安川の安川があるらしい。
高天原とは ここだろ。
こうなると、アマテラスの生きた時代は
紀元前のはるか昔のことではなく、
西暦100年以降で、割合に最近だということになる。
「えーっ」、である。
スサノオは 暴れて 田んぼのあぜを壊した
恐れ・回避型の愛着障害の 弟だ。
かなり現代的な家だぞ。
2025年10月4日「自民党総裁選」
高市氏が 当選した!
よーし、これで良い。
月曜日の日経平均は どうなるだろう。
世界が 見ている 高市さなえ。
2025年9月28日「旧友 鬼籍に」
彼に 哀愁のヨーロッパを 送ろう。
Takanaka のだ。
2025年9月26日「日本テスト学会」
9月24日-25日に行われた 日本テスト学会に 行ってきた。
場所は 東京大学 である。
コロナ禍で リモート開催であった期間が長きに及び、久々の対面
での開催。
先日の大阪国際会議場の認知・行動療法学会に続き、
2学会目である。
やはり、対面での学会は 良い。
目の前で 人の話を聴くと 脳の動きが違う。
つまらない研究発表だと、最前列でも すぐ眠れる。
石破首相の ように。
ところで、日本テスト学会の正会員は 159名であるという。
これしか いない。
だから、私でも 日本テスト学会員だというと一目置かれるのかぁ。
妙に 納得。
ところで、数学を専攻してきた天才達は、確かに繊細だが、
脳神経外科のように お高くとまった人達では ない。
気さくに話ができる人達だ。
私は というと、政治学科出身なので、
時々、政治評論家のような 発言を・・・。、
つまりだ。
時々、石原慎太郎のような「暴走老人」を やる。
「高校入試の内申点!これが諸悪の根源だあ-!」
これが新鮮だったのか、ニヤリと笑った先生が いた。
急に体調も よくなったようだ。
東北大学の 倉元直樹教授 である。
「根本さん、私の 大学入試学会に 入らない?」
えっ。
2025年9月21日「邪馬台国」
邪馬台国は 安本美典氏によると 遠賀川流域。朝倉市あたりが
邪馬台国の中心。つまり高天原だと 推定されていた。
こうしたところ、井上悦文氏より、魏志倭人伝の読み方が
間違っていたという説が 出され、
邪馬台国の「台」は「ダイ」と
2音で読むのではなく、これは中国の「かな」であるので
聞いた言葉を「1音」で あらわす。
すなわち「台」は「ダ」と読む、という説が出され、
すると、邪馬台国は「ヤマダ国」となる。
さらに 朝倉市山田に直径140メートルの古墳がある。
「長田大塚古墳」である。
長田は御田(おんだ)で、卑弥呼の田んぼではないかという。
この朝倉の「長田大塚古墳」の調査が
こが今年3月より福岡大学により
始まった。
近くには朝倉社(マテラ神社)が ある。
その神社は イザナギ、イザナミ、アマテラス、スサノオ、
ツクヨミから、ヒルコまで
アマテラスの家族全員を祀ってあるという。
「えっ」である。
なんだ これは。
ここだろう。卑弥呼の一族がいた場所は。
いよいよ卑弥呼の墓が 明らかにされるかも しれない。
ワオ!
2025年9月20日「4連休読書」
・「日中外交秘録」垂 秀夫/文藝春秋
ご存じ日本の元中国全権大使・垂 秀夫氏による 事件簿である。
垂大使氏は 中国外交部の横暴に対し、
喧嘩好きで とても好ましい。
それは アントニオ猪木と モンスターマンの戦いのようで
あったり、井上尚也と アフマダリエフの戦いのようで
あったりと とても良い。
「垂、もっと やったれ!」
「行け! 垂!」
とドーパミンが ドバドバ出る本である。
2025年9月18日「お説教」
先日、出入り業者の支店長を呼んで説教をした。
「演題」は その業者の社員の「社員教育のレベル不足」である。
昨今は どの会社といわず、社員教育が なっていない。
その核心は「ほうれんそう」プラス「申し送り」だ。
ほうれんそう、とは、言うまでもなく「報告」「連絡」「相談」で
現代では さらに「社内での申し送り」が加わる。
これ、一言で言うと コミュニケーション能力欠如 の問題なの
だが、かなり深刻。
こちらの仕事に支障をきたす。
今時の企業の社員は「 人と話すことが、怖い 」のだ。
だから、取引先とトラブルが起きても、社内で一切、話さない。
何があったか 報告など しない。
一切、報告しない。ただ 時間が経つのを 待つのである。
ところが、人事で 人が変わってもその件を「申し送り」をしない
から、また「同じトラブル」が 起きる。
この繰り返しだ。
直せ、と言っても 直らない。
なぜかというと、トラブルの原因を一人で抱え込み、
同僚にも、上司にも 会社で一切 話さないからだ。
そこで「社長を出せ」ということになる。
総責任者の 社長に 事態の重大さを伝え、社員の仕事ミスを
減らしてもらいたい からだ。
ところが、支店長が出てきて社長は出せないと言う。
支店長は 自分の評価が下がるから 社長には伝えられない、という。
では部下に「この仕事は こうせよ」と命じよ、と言うと
それも できない、という。
「なぜ?」と聞くと「部下を叱るとパワハラになる」からだという。
議論は こうした どうどう巡りで、改善は見込めない。
しまいには、
こちらが カスハラ呼ばわりされても かなわないから、
その会社との取引を「やめる決断」をする。
こんな 会社との取引は ゴメンだからだ。
その後、一年経つと、その会社の 次の営業担当から
「何故、取引きして くれないんだ」と電話が入る。
これこれの理由で、オタクの社員がミスがあっても
直さないからだ、と伝えると 引き下がる。
また、一年経つと、次の営業担当から
「何故、取引して くれないんだ」と同じ趣旨の電話が入る。
依然として 社内コミュニケーションが悪く、情報共有がないようだ。
現代の会社は かなりの比率で このような状態の
会社が 多いというのが実感だ。
どころか、増加している だろう。
さて、労働政策局長の 木村 周先生は、
日本は、仕事は できる人だけが やっていく社会になる、
と宣言したが、実際は、
日本は、仕事のできる会社だけが やっていく社会になる、というのが
が現実だろう。
現代の会社組織は 大抵、そんな基本的な内部メカに不具合がある。
当たり前の こと。
それが できない。
2025年9月17日「認知行動療法ケースブック」
日本認知・行動療法学会が 上記の本を 送ってきた。
同学会が編集した 97名の研究者・実務家による事例集である。
この学会は サイエンティスト・プラクティショナーを
目指している。
そこが 本学会の謙虚で実践的な 良いところだ。
先日も、大阪国際会議用のポスター発表で、若手実践家の
「えっ」と驚く研究発表や 「あっ」と驚く実践例をみてきたばかりだが
今度は 尊敬する先生方の ケースフォーミュレーションに接することが
できる。
これは これで 僥倖で ある。
大先生の思考過程を トレースできる からだ。
ところが、最近は やるべきことが多すぎて、
左のワーキングメモリーが オーバーフローしはじめた。
なんだか なあ。
2025年9月13日「暴風雨 読書」
日夜、 SPSSにかじりついているのだが、
石破総理も辞職したことだし、
今まで なおざりにしてきた 本に集中することにした。
第一は 「西洋の敗北」エマニュエル・トッド。
副題は 日本と世界に 何が起きるのか、だ。
トッドの見立ては 日本の経済評論家 100人を超える価値がある。
トランプの見立ても、プーチンの見立ても鋭い。
第二は「世界秩序が変わるとき」齋藤ジン。
ジン氏は トランスジェンダーだ。
この本は 6回読んでも まだ面白い。
覇権国アメリカの 考え方や ベンセント財務長官の頭の中まで
透かし見ることが できる。
これ、クルーグマンや ベン・バーナンキと並ぶ
歴史に残る名著だろう。
文藝春秋の大ヒット。
編集者、偉いぞ。よく齋藤ジンを つかまえた。
第三は「毒親は連鎖する」旦木瑞穂
母親と娘にフォーカスした優良書。
親子の共依存について かなり接近した解説が提示されている。
カウンセリングは「センス」なので、センスのない人には
親子の愛着の問題は 理解できないだろう。
この著者は「信田さよ子」を凌駕している。
第四は「誰が第二次世界大戦を起こしたのか」渡辺惣樹
この本は 第二次大戦直前の 大恐慌で退任した
フーバー大統領が残した「裏切られた自由」の解説本である。
フーバー大統領は 後任のルーズベルト大統領を疑っている。
理由は 日本を経済封鎖して追い詰め、真珠湾攻撃を起こさせた
首謀者が、ルーズベルトであるからだ。
そして 20年の歳月をかけて、ルーズベルトのやったことを
調査して「裏切られた・・」を出版した。
そんな背景が ある本だ。
しかも、この日本語訳が出たのだ 2017年であるから、
わりと最近なのだ。
この間、占領軍(GHQ)に徹底的に自虐史観を植え付けられて
日本は現代に至っている。
これを読めることは、結構な僥倖なのだよ。
2025年9月12日「Kyoto」Tomo Fujita/Backing track
これ いいねえ。
このBacking track を聴きながら
日本テスト学会に 参加してきよう。
2025年9月5日「アメリカ退役軍人 治療マニュアル」
ある学会に参加を決めたところ、上記のマニュアルが送られてきた。
ひえー。これ、複雑性PTSD治療マニュアル かぁ?
いまだ本になっていない最先端の問題解決方法が手に入った?
これ、高校生の愛着障害や 親からの虐待に応用できないか、
精査してみよう。
これだから、学会参加は やめられない。
2025年9月4日「誰が第二次世界大戦を起こしたのか」渡辺惣樹/草思社
我々は 学校教育で 幕末から昭和の敗戦までの近世、現代史を
学んでいない。
特に 敗戦後から 現在までの日本や世界の政治や経済の動きを
学んでいない。
こうした歴史は 今の日本に続く 異常なまでに重要な知的アイテム
なのだが、教科書でも 最後の方で、すぐ高校入試や
大学入試が開始されて、試験に出ないからと
学ぶ機会もなく やってきた。
ところが、この本は そこに焦点をあてている。
敗戦前後から 現在に至るリアルな歴史事実はとても大事だ。
こういうことを 知悉していないと、日本国民は やってられない。
焦点は 第二次大戦前後の 各国の動きや、とくにFDR(アメリカの
ルーズベルト大統領)の政治的な判断や決断が
日本に及ぼした影響を知ることは 大事である。
今まで 日本人は やみくもに仕事ばかり追求してきたが、
こういったことに目を向けることが 最も大事なカンフル剤だろう。
ところで、FDRは アメリカでも 恥ずべき大統領として
その政治的判断や時の行動を論じるのが タブー視されているようだ。
この大統領のしでかしたことを直視すると、
アメリカの国としての信認(信頼度)が
ひっくり返るからだ。
この男の悪意ある考えで、日本は真珠湾攻撃をするように仕向けられ、
敗戦が決まっているにも かかわらず、
原爆を2発も 落とされたのかね、という原点が書いてある。
知りたかったのは、この当時のアメリカ大統領・ルーズベルトの
対日戦争参戦のために 意図的に作られた政治的判断である。
その辺のことを知る「内容の濃い歴史解説書」である。
これ、現代の日本人への特効薬だろう。
渡辺惣樹氏に 拍手!
2025年9月1日「WISC-Ⅴ知能検査の変更について」
「WISC-Ⅴ知能検査」は 2026年4月より 21検査版となります。
従来の「WISC-Ⅴ知能検査」は 原版の検査から「関連指標」を除いた
「FSIQ」「主要指標」「補助指標」を算出する 16の下位検査で構成されて
おりましたが、
新しい「WISC-Ⅴ」では「関連指標」を算出する5つの下位検査が
追加され、原版と同じ領域を測定することが可能になりました。
「関連指標」が解釈できることから 学習障害などに
より深くアプローチできる ことになります。
なお、従来版の「WISC-Ⅴ」は 21検査版の発売を持って
販売終了いたします。
本件に関しましては、新価格や仕様についての基礎情報が
未定ですので、 詳細は、後日、ここにご案内いたします。
2025年8月28日「ソクラテス式質問法」
先日の認知行動療法学会の研究発表で、ソクラテス式質問法を
分析し、その効果を分析した研究発表があった。
何をしたかというと、
1.ソクラテス式質問で 、人の認知(考え方)が変わるか。
2.通常の情報提供で、人の認知(考え方)が変わるか。
3.統制群。
この3者を 用意して、人の認知(考え方)の変化量を測定したのである。
結果は、通常の情報提供が 一番大きく認知が変わった。
2番目に変化したのは ソクラテス式質問法。
最後は 統制群で 変化なし。
という順番だった。
驚き である。
ソクラテス式質問法は 意外にも 効果がないことが証明された。
私などは 以前から 疑問であった。
ソクラテス式質問法は「判断」をさせる、という。
だが、脳科学から言うと、これは判断ではない。
いつも行き当たりばったりで、正解にたどりついているか 不明だ。
脳が「判断」するとは、常に「正解」に行き着かなければ ならない。
そんなことが脳裏にあったのだ。
そこで 私は こう思う。
だったら、ソクラテスで「判断させる」ことなど しないで、
認知の再体制化を狙った ほうが良い。
つまり、新しいことを記憶させて「記憶の上塗り」を狙ったほうが
効果的 ではないか、というわけだ。
こうした基礎研究をした研究者には 心から感謝申し上げる。
非常に疑問に思っていた闇の分野を サーチライトで照らしてくれた
からだ。
高崎から 心を込めて、拍手を送ろう。
パチ、パチ、パチ!
2025年8月27日「超簡単 認知行動療法」マシュー・マッケイ他/星和書店
先日の認知行動両方学会の出店で 購入してきたものだ。
同療法で使用する「技法」が 簡単に紹介してある。
これは 良い。
認知行動療法では 本質的に、こんな技法でクライエントを
トレーニングして 「不安」の除去に成功している、という技法集である。
心理療法は 簡単でなければ 実践してもらえず、
講習会でも 提示できない。
そんな意味で、簡単で 最良のガイドブックだ。
初心者から 中級者まで「学べる」ガイドブックで ある。
2025年8月22日「日本認知・行動療法学会」
大阪国際会議場で 開催された 学会に参加してきた。
初日だけの参加で、しかも 午後3時半には 辞して、
新大阪で新幹線に飛び乗る、という 弾丸ツアーだ。
まず最初に、○○というシンポジウムには 落胆した。
何の新鮮味もない話題しか語れないシンポジウムは
企画さえ しないで ほしい。
無意味である。
学会で発表する「発表者の資格」は
「感性」の鋭さ。換言すれば「才能」である。
これのない研究者の登壇は
ちょっと ねー。
これに対し、
素晴らしかったのは、個人カウンセラーの研究発表だ。
13時半からのポスター発表と、14時半からのポスター発表の
2部制の中の 10数コマほどを渡り歩いた。
ポスター発表は 研究した本人に 直接、研究の狙いを聴き、
実験の結果や 効果について質問できるのが ウリである。
濃厚な 回答が 得られるからだ。
これは大当たり。
多くの研究は 家族や親子関係をテーマとしたもの。
つまり 愛着障害が テーマとなった研究で
驚くべき 着眼点の研究を 知ることが できた。
家は 子どもにとっては 安心・安全であるはずの居場所。
つまり「安全基地」で あるはず だ。
ところが、そこで
父母が壮絶な夫婦げんかを くり返し見せる。
すると 子どもは自暴自棄になって「不登校」さえ起こす。
「不登校」は 父親や母親に対する「アピール」である。
夫婦げんかを止めてくれないと、子どもが「壊れるぞ」。
そういう子どもからの 深刻なアピールだ。
正に 親子はワンセット。一体 なのである。
さらに、すごいカウンセラーが いた。
そうした「父親」と「母親」に 真っ向から介入したのである。
「夫婦げんかを 止めないと、子どもが壊れますよ」と、
直接介入したのだ。
こうしたところ、「父親」が「えっ」と驚き、
「母親」も「まあ」と 驚き、事態が急速に改善に向かった
のである。
私は この研究を 絶賛する。
実は この手の ポスター発表が 5~6題 出た。
自民党が オワコンなのに似て、大学教授も オワコンで、
親子の愛着障害には まったく手が出ない。
そんな中で 現場のカウンセラーが 問題解決に一番槍を
つけた構図だ。
事件は現場で 起きている。
そこに 現地にいる 武士が 立ち向かった。
そのように 報告しておく。
2025年8月21日「日本テスト学会 第23回大会」
日 時:2025年9月24/25日(水・木)
場 所:東京大学 本郷キャンパス
行くよ。
2025年8月20日「フルスペック」
明後日は 大阪で開催される日本認知行動療法学会に行く。
1泊半日の 弾丸ツアーだ。
すぐ帰郷して 翌日は大型のカウンセリング講習会の講師をする。
今回は参加者が多く、腕に覚えのある専門家もいるだろうから
フルスペックで お話させて いただく。
久しぶりに 学会に登壇する気分。
2025年8月19日「熱帯夜 読書」
・「誰が 第二次世界大戦を 起こしたのか」渡辺惣樹/草思社
これは 渡辺惣樹氏が アメリカのフーバー元大統領が書いた
「裏切られた自由」を読むための 解説本。
つまり、ガイドブックである。
第31代大統領であるハーバート・フーバー(共和党)は 一貫して
第二次世界大戦に 非介入の立場をアメリカ国民に強く訴えてきた。
ところが、
次の第32代 フランクリン・ルーズベルト大統領(民主党)に
なると 対日外交をの陰湿に進め、日本を追い込む政策を進めた。
日本が真珠湾攻撃をしたという第一報が入ると、
フーバー元大統領は「ルーズベルトが やらかしなた」という
感想を もらしたという。
そこで、フーバー元大統領(共和党)は、ルーズベルト(民主党)が
行った戦時外交の全貌を調査し、真実を後世に残そうと
20年の歳月をかけて 著したのが
この「裏切られた自由」という本である。
この「裏切られた自由」の翻訳本が 日本で発売されたのが
2018年だから、ごく最近で、
今頃になって、
太平洋戦争で 民主党のアメリカ政府が 日本に 何をしたかという
ルーズベルト政権の内部を知ることのできる資料が
出てきたことになる。
しかも、著者は フーバー元大統領(共和党)である。
これは 第一級の資料であるので、
これを 読まない手は ない だろう。
2025年8月16日「熱帯夜 読書」
・「世界秩序が 変わるとき」齋藤ジン/文藝春秋
齋藤ジンさんの この本は、アメリカの政権別の
経済の動きを、時代的にトレースしてみせたところが 面白い。
これは日本の大学の経済学者の主張や見立てとは 大いに異なり、
一番の相違は
カジノの オーナーは、常に、覇権国・アメリカだ、ということだ。
この覇権国が 自国の都合で、資本主義や自由主義経済であるはずの
経済ルールを 頻繁に変える。
どのように変えるかというと、
産業を発展させ、経済的に力をつけてきた国があると、
たたきのめし、立ち上がれないように する。
アメリカは くり返し、これを やってきた。
さらに、この書では 今後の米ロ関係や 中国包囲網までを 予想している。
ジン氏の予想は アメリカは ロシア・ウクライナ問題に
早々に キリをつけて
台頭した中国経済をたたきのめしに行くだろうと言っている。
日本の 失われた30年よりも、もっと酷いデフレが続くように。
これが ジン氏の 世界経済の地政学的な見立てである。
私は この通りに 推移するんじゃ ないかと思う。
なぜって、日本のどの経済学者の言うことより、
この齋藤ジンさんの 新書のほうが 大当たりだからだ。
2025年8月11日「Nagisa Moderato」takanaka
京都御所に 行ってきた。
初めて だ。
京都御苑を南から入り、歩く。歩く。
途中、貴族の館がいくつか あった。
明治時代の 学校のような建物だ。
だが、まだ、御所は見えない。
焼けつく太陽。
歩いても 歩いても、まだ 御所は 見えてこない。
松の木陰で 何度か 休む。 また 歩く。歩く。
やがて ベージュの築地塀が見えてきた。
築地塀の角に立つ。
直角に ベージュ色の築地塀が どこまでも 続く。
似ているものは グランド・キャニオン?
「えっ」である。
今まで 東本願寺や、奈良の大仏殿が 大きいと思っていたが、
京都御所は 比べものに ならないくらい スケールが大きい。
「これが・・ ヤマト朝廷か」
ヤマト朝廷の外形を 外から 見た わけだ。
やがて皇宮警察のいる門から 御所に入った。
中は 見所満載。道長や式部が いたところだ。
驚くべき庭園と建物が続く。
そんなわけで、京都で見るべきものは豪華絢爛な寺社ではなく、
京都「御所」である。
これ、ごく最近まで 日本政治の中心だった場所だ。
諸君も 行ってみてくれ。