今回は、群馬県のネイチャーゲーム県協会が出来て最初のフォローアップ・セミナーです。
群馬県各地の指導員の他、埼玉県と東京からの参加が有り、受講生21名、講師・スタッフ4名で5月22日〜23日にわたり野外での活動を中心にフォローアップ・セミナーを行いました。
この日は私たちの他に、数グループが研修しており食事の時は慌ただしいくらいでした。会場の県立群馬青年の家には、なんどか来ていますが、風呂が新しくなり温泉のように立派に改装されていました(雨で冷えた体には特に有り難かった)。
フォローアップ・セミナーの最初は、野外に出てネイチャーゲーム指導員ハ ンドブック(アクティビティ編)の以下のアクティビティを体験しました。あいにく曇りから小雨が降る中の実習になりましたが、予定していたアクティビティをこなす事が出来ました。
屋外の最初はフクロウとカラスというアクティビティをしました。3本のロープを張り、中央のロープをはさんで参加者が「フクロウ」と「カラス」のチームになります。講師が出す問題が正しかったら「フクロウ」チームが「カラス」チームを追いかけ、反対に間違っていたら、「カラス」チームが「フクロウ」を追いかけます。端のロープ(巣)まで逃げ込む前にタッチされたらその人は相手チームに加わります。
講師の出題は、「今日は晴れてる」や「クジラは海に住む」などの簡単な問題の時は、答えが直ぐに分かりましたが、木の葉を見せて名前が「さわら」であるか当てる問題や、サイが歩く時は、片側の手と足が同時に前に出るなどの、ちょっとマニアックな問題の時は、考え込んでしまう参加者が多くいて全体に問題の内容が難しすぎたように思えました。
次は、参加者どうしの自然体験などをお互いに話し合うはじめまして(オリジナル板)をしました。
参加者の体験の中には、山登りの時に4日間、風呂に入らなかったのが「自分の限界を克服する体験」だった人や、生まれ変わりたい動物に「くま」と答え、その理由が冬眠をしたいからなど、各人の面白いエピソードを聞かせてもらいました。
このころから天気が悪くなりはじめましてが終わる頃には小雨が降ってきました。次のいねむりおじさんの時は、雨合羽を着ている人はナイロン生地が擦れる音がして、すぐに当てられてしまう人が多かったように思えました。また、「おじさん」役の人も自分のレインコートに当たる雨音で、人の気配を惑わされていたようです。この時は、静かな森の中でしたので雨音がいつもより大きく感じられました。
木こりの親方は全体を4チームに分けて行いました。チームごとに1本の木にバンダナを結び、親方はその木を見る事が出来ません。親方は弟子一人づつ順番に、その木の特徴を調べてくるように指令を出します。私はこの時、親方をしました。弟子に「木の幹の太さ」「全体の形」「葉の付き方」「幹の色」「周りの木の違い」などを調べてくるように指令を出して、一目で目的の木を見つける事が出来ました。
野外での活動の後は、部屋に戻ってきて、「自然案内人 2004年度版」の課題に付いてグループに別れて話し合いをしました。
課題1
直接的な自然体験を通して、自分を自然の一部ととらえ、生きることのよろこびを(自然界にあるあらゆるものと)共有することによって、自らの行動を内側から変化させること。課題2
シェアリングネイチャーの理念への理解を深めてこれからの活動にいかせるよう、課題1をグループで共有してみましょう。
私たちのグループでは、子供と一緒に森に入り、植林や間伐の作業を体験をする事により、今まで以上に木や自然に対しての見方が変わった人や、夜の森に入り6時間かけてセミの孵化を観察することにより、夜の恐怖は、人間が作り出したものだと思うようになった人がいました。共通していたのは、自然と触れあう事により、自分の周りの物に対しての感性が高まっていると感じている事でした。
2日目は、6時から外に出て朝食前のネイチャーゲームを行いました。この日もあいにくの小雨が降っていましたが、早朝の森は霧が出て幻想的でした。下記のネイチャーゲームを実施しました。
フォールドポエムは、3人一組になり、最初の人は感じた事を1行を書き、次の人に用紙を渡し、次の人は最初の人が書いた1行につながる1行を書く。次に発想をかえて自分なりの1行を書き、最初の2行が見えないように用紙を折りたたむ。3番目の人は2番目の人が書いた1行につながるように1行を書き、次に別の発想で1行を書き、最後の1行のみ見えるように用紙を折りたたみ最初の人に渡す。1番目の人がそれを受けて1行を書き、次の行は別の発想で1行を書く。これを繰り返して一つの詩を作ります。当日は雨が降っていたので、雨や霧に関することや早朝に感じた内容を書いた詩が出来上がりました。3人の人が別々に感じた事を書いてもそれなりに詩になるので驚きました。
次の裸足で歩こうでは、裸足になり池の周囲を歩きました。普段は裸足になり外を有る事は、ほとんど無いので、色々な発見が有りました。例えば、松の落ち葉が重なっている所は暖かく感じ、クローバーのような小さな葉が密集して生えている所は、冷たく感じました。意外だったのは、池の周りの石の上は思ったより冷たくは有りませんでした。
朝食の後、外の広場に出て、下記のネイチャーゲームを実施しました。この頃になると雨が止んでいましたのでカッパ無しで実習出来ました。
私はノーズを何度か経験した事があります。参加者の中でも半分くらいの人が経験者でした。講師の出す動物の特徴を聞いて、その動物が分かったら人さし指を自分の鼻にあてるアクティビティで、ネイチャーゲームの導入に使うと良いでしょう。
次の動物質問室は、先に行ったノーズのように動物の特徴を聞いて、グループでその動物が何か当てるアクティビティです。4チームに別れて行いましたが、1回めには、質問を3回聞いただけで動物を当てたチームがいて驚きました。3回行い最後は、質問の答は「ハイ」「イイエ」「分かりません」のみにしました。また、今回は鳴き声についての質問は禁止にしました。今回の動物は「カエル」「ムササビ」「ゾウ」の3問を行いました。ムササビの時は、リスやモモンガと考え違えをして悩んでいるチームが有りました。
こんな葉っぱあったらいいなは、私が発案して、ネイチャーゲームに申請中のアクティビティです。実際には、はるなネイチャーゲームの会にて、子供たちを相手に数回実施したことが有ります。
最初に木や草の葉の形に違いが有る事を説明してから2枚のカードを参加者に配ります。その後、カードに自分で「こんな葉っぱが有ったら面白い」と思う葉の形の書いてもらい、別のカードには、「絶対にありえない」と思う葉の形を書いてもらいます。全員が書き終わったらカードを回収してシャッフルした後、参加者に配りカードに書いて有る葉を見つけてもらうものです。思いもよらない葉の形のカードに当たることがありますが、参加者はカードに書かれた葉っぱを真剣に見つけていました。中には、カードにそっくりの葉を見つけてくる参加者もいて驚きました。また、数枚の葉を重ねて苦心している人もいました、どうしても見つからなかったのは、人間の背の2倍くらい大きな葉や、おでんのような形の葉でした。
最後のアクティビティは森の設計図を行いました。参加者の経験で感じた事や思っている事を画用紙に、自分の森として書くものです。温泉がある森やバラの花に囲まれた森などそれぞれ個性的な森が出来ました。中には、木の樹液を飲む事が出きる森を作った参加者もいました。