群馬県緑のインタープリター会

玉原自然観察会 2003春

新規:2003年6月13日

概要

日時  : 2003年6月8日(日) 10:00〜15:00
天気  : 晴れ
場所  : 玉原高原
参加者 : 約15人
主催者 : 群馬県緑のインタープリタ―会
講師  : 小林さん、堤さん、松井さん(利根沼田自然を愛する会)

本文

「玉原自然観察会」に家族で参加しました。今回は「利根沼田自然を愛する会」の皆さんに説明をして頂き、玉原高原の自然や樹木の観察をしてきました。当日は天気に恵まれて新緑のブナ平〜玉原湿原コースを6時間かけて、じっくり観察してきました。(通常は3時間のコース)

玉原湿原には5月にも来ていますが咲いている花や周りの様子が全く違っていました。自然の事を知るには、何度も足を運び違う季節にも来てみる事が大切だと実感しました。玉原高原の気温は体感的には平地より1か月遅れている程度と感じました。

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観察会の様子 ウワミズザクラ ズミ
観察会の様子 ウワミズザクラ ズミ
テツカエデ ウスバサイシン クロモジ
テツカエデ ウスバサイシン クロモジ
トチノキの幹 エゾハルゼミ ギンリョウソウ
トチノキの幹 エゾハルゼミと
ツタウルシ
ギンリョウソウ

ブナ林

ブナの英語名は「beech」で表され、米国ではブナの皮を文字を書くのに使っていたそうです。book(本)とbeechは何か関係がありそう?
ブナは標高が600〜1100mで平均気温が10℃以上の月が4〜6か月の場所ににたくさん生えている。
ブナの漢字であるブナの文字のには、屋根の意味がありブナが大木に生長し森の屋根となることからつけられた説が有るそうです。

今回説明して頂いた植物など

今回も色々な植物について教えて頂き大変勉強になりました。湿原ではエゾハルゼミヤマアカガエルカッコウの鳴き声が聞こえてきました。エゾハルゼミの鳴き声は『ミョーキン ミョーキン ケケケケ』と聞こえ、日が差すと一斉に鳴き始めるので周りがエゾハルゼミノの大合唱になりました。

名前 特徴など
ヤマウルシ 葉が出るのが周りの植物より遅い、寒さに弱いので十分に暖かくなるまで待っていると思われる。原産地は暖かい地方?
ウワミズザクラ 昔この木を焼いて占いに使った。
ヒロハツリバナ 玉原には他にツリバナとオオツリバナがあり、花弁の数が4、5、両方の違いが有る。
ベニイタヤカエデ 新芽の色が赤く葉が重なっている様子が板葺き屋根を連想する。
キハダ ミカンの仲間、樹皮が粗くてコルク質が発達していて指で押すと軟らかい。
アズキナシ 別名ハカリノメ、枝に皮目が点々とあり、これが棹秤の目盛りに似ているから。
ノリウツギ 樹皮を水につけるとノリが出る。和紙を漉く時に使ったカビ難いので上質の紙になる。
コシアブラ 葉の繊維が細かいので油を濾すのに使った。
ウスバサイシン 葉が薄く根が非常に辛いのでこの名がある。花は葉の下に付く。
トチ 古い木になると幹がはげ落ちて魚の鱗状の模様になる。
ツクバネソウ 4枚の葉を羽根つきの羽根にたとえてこの名が有る。
クロモジ 枝は若いうちは緑色だが古くなると黒い菌類が着生する。香りが良いので楊枝に利用される。
チシマザサ 背が高い、葉の裏に毛が無くツルツルしている。タケノコはネマガリダケになる。
クマイザサ 葉が九枚有る。背が低く葉が丸く裏がザラザラしている。クマザサは京都地方に生えているので別物。
ツルアジサイ 葉が三角状卵形で縁にこまかい鋸歯がある。イワガラミに良く似ている。
イワガラミ 葉が卵形で縁にあらい鋸歯がある。
ギンリョウソウ 菌根植物、根に菌類がいて光合成をしなくても生活できる。腐生植物では無い。
ユキザサ 花を雪に葉を笹にたとえて付いた名前
ウリハダカエデ 幹の色がウリに似ている。葉は丸みを持ち3つに別れている。
テツカエデ 葉が非常に大きい、カサに使えそう?
ヒトツバカエデ 葉が丸い形をしたカエデ
アサノハカエデ 葉脈がハッキリしている。
サワグルミ 水辺に生える。サワグルミが生えていれば近くに水脈がある。
リョウメンシダ 裏と表の区別が付かないのでこの名がある。
ツタウルシ 強い毒成分が気化しているのでアレルギーの人は、近くを通っただけでかぶれる。秋に奇麗に紅葉する。普通のツタとは葉が異なり3出複葉。
リョウブ 飢饉の時に葉を蒸して乾燥させて食糧にした。幹は太くなるとまだらに剥げ美しいので床柱に使われる。
ズミ 花はウメに似て、5弁の白い花が5〜7個まとまってつく。桜の接ぎ木用台木に使われる。
ヤマドリゼンマイ ホウシが付く様子を山鳥の尾羽にたとえてこの名がある。別名:オニゼンマイ
ナナカマド この木から作った炭は固く優秀なので「七日かまど」から名前が付いた説がある。
ダケカンバ 材が固いので家具や合板に使われる。
シラカンバ 樹液はほんのり甘い(キシリトール)甘みの成分はブドウ糖なので煮詰めても水飴にはならない。
ミズバショウ 有毒で食べると激しい下痢をする。冬眠から覚めたクマは、固まった糞を排泄するするのにミズバショウを食べる事が有る。

関連リンク 参考文献


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