ハンドメイド・クッキング

「ライ麦黒パン」の作り方

新規2003年03月07日

 私は仕事で何度かアイルランドに行ったことが有ります。この時パブで毎日飲んでいたのがギネスビールです。とてもクリーミーでコクの有るギネスビールとライ麦粉を使ったライ麦黒パンを作ってみました。今回は自作の七輪オーブンを使い野外でパン作りをしました。

材料・器具

【材料の準備】 (500gの粉1袋を使う時の目安です)

材料と使う器具

材料と使う器具

パン生地材料 分量
ライ麦粉(細挽き)500g
ギネスビール330ml
ドライイースト6g
バター20g
砂糖大さじ1/2
小さじ1/2
強力粉適量

【使う器具】

写真の左奥から

ボール(30cm)/ ゴムヘラ

これ以外に下記の器具を使いました

ナイフ /保温容器 /ラップ /七輪オーブン(自作)

作り方

【混ぜる】

ギネスビールを注ぐ

ギネスビールを注ぐ

  • ライ麦粉にドライイーストと砂糖、塩を混ぜ合わせます。
  • 温めておいたギネスビールを注ぎ粉と混ぜます。

ギネスビールは瓶入りと缶入りどちらでも容量は同じです。缶ビールには中にクリーミーな泡を作るためのボールが入っています。振ると細かな泡になりますが開ける時に泡が吹き出すので注意して下さい。粉と混ぜる時に数回に分けて注ぐと混ぜ安くなります。

粉とギネスを混ぜる

粉とギネスを混ぜる

  • ヘラを使って粉を混ぜます。
  • ある程度混ざったら手でこねます。(約5分間こねます。)
     粘ってこねにくい時は強力粉を足します。

【こねる】

バターを入れてこねる

バターを入れてこねる

  • あらかじめ細かく切っておいたバターを加えます。
    (バターは室温に戻して溶かしておくと混ぜるのが楽に出来ます。)
しっかりこねる

しっかりこねる

  • バターを包み込むようにこねて、混ざってきたら力を入れてしっかりこねあげます。
  • パン生地がべと付かなくなるまで良くこねます。(約10分間)
    しっかりこねないと失敗の原因になります。

 パン作りはこねがポイント、力を入れて手のふくらみで強く押すようにしてこねます。

【発酵させる】

生地を発酵させる

生地を発酵させる

  • 生地がボールにつかないよう内側にバター(又はオリーブオイル)を薄くぬり、閉じ目を下にしてボールに入れます。
  • ラップ(又は濡れフキン)をかけて保温容器に入れます。(ここでは発泡スチロールの容器を使っています。)
  • 35℃程度のお湯を入れて1時間おきます。

生地を発酵させている時間を使って、七輪に火を起こしオーブンを十分に温めておきます。(30分程度)

【七輪オーブンで焼く】

七輪オーブンで焼く

七輪オーブンで焼く

  • 七輪オーブンの1段目に金網とオーブンシートを敷いてからパン生地をのせます。
  • 不要になったすき焼き鍋におき火を入れてオーブンの上にセットします。
  • 10分くらいしたら、中央のおき火を周囲に移します。(中央におき火があるとパンの真ん中だけが焦げてしまいます。)
  • 20分間くらいこのままの状態で焼きます。

パンは焼くと膨らむので、丸めたパン生地の中央を少し潰しておくと奇麗に焼き上がります。

焼き上がり

焼き上がり

  • パンが焼ける良い匂いがしてきて、オーブンから水蒸気が出てくれば焼き上がりです。(30分位で焼き上がり)
  • 開けてみて少し焦げている程度が良いと思います。
ライ麦黒パンを切る

ライ麦黒パンを切る

  • 十分冷めてから切り分けます。
  • このパンは外側はカリッとしていますが、中は軟らかくモチモチしています。
  • ギネスビールを使った特有の香りとライ麦の風味を味わって下さい。

 ビールを混ぜることによってパンが軟らかくなります。特にギネスビールはクリーミーですので独特の風味あるパンになります。また、ビールを使っていても焼くとアルコールは飛んでしまいますので子供でも食べられます。このパンには生ハムやスモークサーモン、クリームチーズなどが良く合います。
バターを入れなくても美味しく作れます、ダイエットが必要な方はバター抜きの方が良いですかねぇー。

アイルランドとギネスビールについて

 アイルランドは世界有数のビール好きの国で、仕事帰りのサラリーマンや地域の住民が、毎日パブに集まりおしゃべりしながらギネスビールを飲んでいます。毎朝パブの前の道路には空になった樽が積み重ねてありますので相当な消費量になると思います。

 パブでの注文は、カウンターでビールの種類と量を言って代金と引き換えに受け取ります。『ワンパイント ギネス プリーズ』と言えば問題無く受け取れます。ギネスの注ぎ方は、ハンドポンプにグラスを置いて、7割ほど一気に注ぎ30秒ほどそのままにします。次に泡で蓋をするようにグラスのふちまでゆっくり注ぎます。最初にギネスを頼んだ時は、『何で途中までしか注がないんだろう?』と不思議に思ってしまいました。ダブリン市内に有るギネスファクトリー(醸造所)ではギネスの注ぎ方の体験ができるそうです。日本のビールは冷えているのが当たり前ですが、受け取ったギネスビールは程よい温さで、エスプレッソコーヒーのような色と香り、クリーミーでコクが有ります。パブに集まった人たちは、ギネス片手に2時間くらい、おしゃべりしています。

 ちなみに、あの有名な「ギネスブック」は、ギネス社の重役がパブでビールを飲みながら、鳥の飛ぶ早さについて議論したのがきっかけで生まれたそうです。(パブでおしゃべりしている様子を見ていると、なっとく出来ます。)


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