ハンドメイド・クッキング

「こんにゃく」の作り方

更新:2003年2月09日

 私の住んでいる群馬県は、こんにゃくイモの栽培が盛んで県の南西部には、こんにゃく農家がたくさん有ります。 私の実家でも以前は「こんにゃくイモ」を作っていたので、子供の頃は春のこんにゃくイモの植え付けや秋のイモ掘りの時に、よく手伝わされたものです。(中腰での作業は腰がいたかったなぁー)
私にとっては、なじみの有る農作物の一つですが、最近の子供達は「こんにゃく」がイモから 作られる事や簡単に手作りできる事を全く知りませんでした。
(中には寒天と間違えて、こんにゃくは海藻から作られると思っている子供もいましたが、何でもスーパーで買える今の世の中では、知らなくても仕方ない事だと思います。)

そこで、遥か昔に、ばーちゃんが作っていたのを思い出しながら、生イモを使い実際に「こんにゃく」を手作りしてみました。

準備

【材料の準備(生イモ1Kgをつかう場合)】

こんにゃくイモ

こんにやくイモ

材料 分量
生イモ1Kg
3.5リットル
凝固剤炭酸ソーダ50g(小分けして市販されている炭酸ソーダの袋1つ分)

 写真に映っている「こんにゃくイモ」は、大きさが「ご飯茶わん」くらいで重さが1個が500g程度です。商品として出荷するイモは、もう少し大きな「どんぶり」くらいの大きさになります。今回は商品に出来ない少しキズのあるイモを貰ってきました。

【器具の準備】

こんにゃく作りの器具

こんにゃく作りの器具

【写真の左奥から】

ボール(直径30cm)/ 湯がき用鍋(直径30cm 出来ればもっと大きい方が良い)/ 計量カップ/ ナイフ(包丁)/ たわし/ 炭酸ソーダ(50gの袋に入っています)/ おろし金/ 木じゃくし/ まな板

【これ以外に下記の物が必要です】

はかり、やかん、ゴム手袋、竹べら(スプーン)、成形用の型枠(バット、タッパーなど)

【その他の準備】

作り方

【こんにゃくイモを洗う 〜 皮を剥く】

芽を竹べらで取り除く

芽を竹べらで取り除く

  • たわしでイモを良く洗い土を落とします。
  • 竹べらやスプーンを使い、芽(写真中央のピンク色をしている部分)と根を取り除きます、特に芽の部分が残っていると完成してから「いごい」ので念入りに取り除いて下さい。
皮を剥いたイモ

皮を剥いたイモ

  • 土、根、芽を取り除いた正味で、こんにゃくが1Kgになるように量ります。
  • 皮はすべて剥かずに、ところどころ残すと「昔ながらの黒い、独特の風合い」になります。
    (写真と同じくらい皮を残しておくのが、ちようど良いと思います。)

 イモの皮を剥く時は、ゴム手袋をはめないと、手がかゆくなりますので注意して下さい。また、芽を取る時に、イモの汁が目に入らないようにして下さい。(こんにゃくの汁が、目に入ると凄く痛いですよ!)

【イモをすりおろす 〜 水を加える】

イモをすりおろす

イモをすりおろす

  • おろし金を使い、イモをすります。
    ケガしないように注意して下さい。)
水を加える

水を加える

  • 用意しておいた水(3リットル)を、すりおろしたイモに加えます。
  • すりおろしたイモは「ぼそぼそ」していますが水を加えると滑らかになります。
    良く撹拌して下さい。

 皮を剥いた後のイモは、とても滑りやすいので「おろし金」で手をケガをしないように気をつけて下さい。

【火にかける 〜 のり出しをする】

火にかけた直後(白い)

火にかけた直後(白い)

  • 鍋に移してとろ火にかけて「のり出し」をします。
  • 焦げ付かせないようにかき混ぜます。よく混ぜないと鍋の底に固い皮膜ができて、こんにゃくの舌触りを損ないます。
粘りが出て、色がネズミ色になる

色がネズミ色になる

  • 火をよく通すと粘りが出て、色がネズミ色に変わります。
  • 指でつまむと糸を引くようになります。
  • 粘りが出て来たら、火を止めて30分くらい放置します。

 火にかける時は、焦げ付かせないように注意してください。糸をひくようになったら火を止め30分ほど放置して「のり出し」すると失敗が少なく作れます。

【凝固材を入れる 〜 容器に入れて固める】

容器に入れて固める

容器に入れて固める

  • あらかじめ準備しておいた炭酸ソーダ水を加えてよくかき混ぜます。
    (いっきに加えて素早くかき混ぜます。よく混ぜないと「こんにゃく」がうまく固まりません。)
  • 最初はバラバラになりますが、かき混ぜているうちに粘りが出て「のり状」になります。
  • 「のり状」になったら「バット」などの容器に移し、上から押さえて中の空気を抜きながら表面を整えます。
    (炭酸ソーダ水をつけると表面が滑らかになります。)
  • 容器に入れてから20分くらいそのままにした方が形よく仕上がります。
    (固まるのを待っている間に鍋にたっぷりのお湯を沸かしておいて下さい。)

 容器に入れなくても、千切ったり、手で丸い形にする方法も有ります(手で丸める時にもゴム手袋をしないと痒くなります。)

【切り分ける 〜 湯がいて灰汁(あく)抜きをする】

水の中で切り分ける

水の中で切り分ける

  • 水を加えながらこんにゃくを容器から取り出します。
  • 水の中で適当な大きさに包丁で切り分けます。
  • 小さく切ると、あく抜きの時間が短くてすみます。
湯がいて、あくを抜く

湯がいて、あく抜きをする

  • 切り分けたこんにゃくを煮立ったお湯の中で湯がきます。最初は鍋の底に沈んでいますが煮立つと浮かんできます。
  • 30分以上湯がいて、あくが抜ければ出来上がりです。

 こんにゃくは凝固剤を入れた後、加熱することにより固まります。容器から取り出した直後は簡単に千切れてしまいますが、熱湯に入れると直ぐに固まります。

【完成です!!】

こんにゃくのピリ辛炒め

こんにゃくのピリ辛炒め

  • 完成したこんにゃくは、市販品に比べて形がいびつですが柔らかくてとても美味しいですよ!
    (色は黒く無く、少し赤みがかっています。)
  • 出来たこんにゃくで「ピリ辛炒め」を作ってみました、味が良よくしみていて美味しく食べられました。

 1Kgの生イモを使うと一度に食べきれないほど作れます。保存する時は、湯がいた水か炭酸ソーダ水(水1リットルに対して炭酸ソーダ5gを溶かす)に浸けて下さい。
いごい時は、あく抜きの時間を延ばして下さい。(いごい: こんにゃく独特の苦みのことです)

関連リンク・参考文献


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