企画会議 3




💛「なんかある?やりたい事」
🌕「うーん俺の出来る事って考えると・・・」
💗「あれは?截拳道」
💚「ああ良いね、護身術教えますとかは?」

確かにそれは考えた。

🌕「截拳道自体はまあ護身術系なのかな」
💙「武術に縁のない女性向きなのとかで良いんじゃない?」
💛「良いね、首とかの急所攻撃以外の技とかをなりにアレンジして教えるとかさ」
💚「おお~」
💜「それなら取っ付きやすいかもね」

ふむふむ

悩むに照達もこぞって提案してくれる。
企画向きじゃないかなと感じてたが
いざ取り上げてみるといけそうな気がした。

「あと勉強を教えるのも良いんじゃない?」
💚「あ~良いかもね!くん現役院生だし」
🌕「それを言うなら亮兄だって出来るよ」
💗「2人は何系だっけ?」
💚「学部?それとも専攻?」
💛「理系か文系かって事だろ?」
💗「そうそれ!」

後は宮舘の提案した勉強企画が挙がる。
それも思い浮かんだが、あまり気乗りはしなかった。

阿部はきちんと学んで身に付けた学力だが
の場合は学んだというよりは勝手に頭に記憶されたに過ぎない。
脳内にある記憶の書庫から取り出せば実際教える事自体は可能だ。

でもなんか微妙な気持ちなのは確か。
自力で学んだ部分もあるにはある。
もしやるならそれを主軸に、他は記憶したもので補えばいいか・・・

これらを瞬時に脳内で考え出した
ならばと自分からも発言してみた。

🌕「将来勉強企画をやるなら、亮兄が『理系』を担当して俺が『文系』担当とかも出来そうだね?」
💚「おお~!それ良い!」
💛「良いじゃんそれ」
💗「今日は理系の授業を行います!とか週交代でやっても面白そう」
💜「学生にもウケそうだし良いかもね」

言語学講座とかでも良いね、と宮舘が言い
それなら活かせるかも、とも自信が持てた。

🌕「じゃあ俺は、護身術教えます、と北欧系の言葉講座かな!」

自分の母国語、スウェーデンとフィンランド語を知って貰うきっかけになるならと
凄く楽しみになってきた

💗「皆の企画めっちゃ楽しみ~!」
💜「そうね、なんなら全員のをちゃんとやりたい」
💚「うんうん、楽しみだわ!」
「ファンの皆さんも楽しみにしてくれてるよきっと」
💙「間違いなく楽しみにしてくれてるわ」
💛「そしたらSnow Man全体を考えようか」

良い企画会議になってる実感があり
ウキウキの7人は皆笑顔だ。
カメラの向こう側に居るファンの人に喜んで貰いたい

その気持ちをも彼らから感じ取った。
勿論7人目として認めて貰う為にも
がむしゃらに頑張る気持ちで臨んでいる。

💗「Snow Manで何やりたい?」

この佐久間の発言に対し、
考えが決まっていたと見える照から提案を開始した。

💛「普段こうやっぱ俺らが表でやってる事じゃないさ、オフの部分って言うのをさ」
💙「ま、やっぱ裏の素顔ってのは勿論」
💛「そうそれ、見せて行きたいじゃん?」
🌕「うんうん、裏側とか見てみたい!」
💚「そうね」
💙「だって楽屋を映すだけでも喜んでくれるもん、正直」

素のままを見せたいと熱く語る照。
メンバーが補足やら意見を足して完成して行く議題。

見る側としては裏側にかなり興味がある
と、今まで見る側だったも興奮気味だ。
照達は今まで見る側だったの反応を加味

💛「完全オフだから、素の、素のMan」

自分でまとめ、タイトルを決めた照だが
最後はちょっと吹き出していた(笑)

『オフを見せる"素のMan"』

無事決めた議題全てをクリアした。
ならびにYouTubeでやりたい事を話し合う会議が終了!

💜「まあこれを見てね、SnowManの事気になったっていう方はね
  是非これからあげて行くシリーズ物も是非見て下さい、お願いします」

動画を纏めるコメントを深澤が言い
カメラにピースをする面々。
最後は上座側にある大きなカメラへ手を振る

👤「ハイOKです、皆さんお疲れ様~」
⛄「お疲れ様でした~~!」

YouTubeのスタッフ達に全員でお辞儀。
カメラは止められ、皆姿勢を崩した。
阿部はホワイトボードに書いた案を紙面に書き直している。

通路に居たスタッフさんが入って来て
テキパキと機材を片付け始めた。

も阿部が書き出した案を眺めて思案した
これあれかな、終わったけど言ってみていいのかな
改めて案を読み返した時ちょっと閃いた。

良いかは分からないけど聞いてみよう。
緊張したがは席を立ち、スタッフさんに近寄りおずおずと声を掛ける。

🌕「あの、撮影終わってからですみません」
👤「はいはい?どうしました?」
🌕「俺の企画した勉強に追加したいなと思いまして、言ってみてもいいですか?」
👤「お!良いですよまだ編集前ですし」

言わないで後悔するよりマシだ、と聞いてみたら
意外と快く頷いてくれたスタッフさん。

寛大な雰囲気に勇気を貰い、追加提案。
生まれ付き身に付けていた特異な特技を活かした企画にはなると思う。

🌕「増員メンバーの俺が言うのは烏滸がましいかもしれませんが・・・」
👤「そんな事ないよ、大事なのはやってみたい気持ちとかだから」

色々心配な事のが多いと思うけど
先ずは君自身が楽しむ事じゃない?

君自身が楽しめない物を提供しても見てる方々は楽しめないと思うから
先ずは君が心から楽しまなきゃね

そうスタッフさんが話してくれた。
若造の話に真剣に寄り添い、意見してくれる。
大人の異性は恐怖の対象でしかなかったが
世間は広いんだな、こういう大人も居るんだ

何だか更に勇気とやる気を頂いた
今度は自信を持って提案を言葉に出来た。

🌕「俺、振り付け講座をしてみたいです」
👤「おお~!」
💚「良いね!」
💗「それ名案すぎ!」

思い切って言ったら、何故か亮兄とさっくんの声もスタッフさんと重なった。
驚いて振り向いたら兄達が密集していた
いつの間にか皆が聞き耳を立ててたらしい

💗「すっげー良いと思う!は覚えも早いし聞いたらめっちゃ丁寧に教えてくれるしさ!」
💙「ホントそれな、照より怖くない」
💛「あぁん?」
💚「確かにくん向きの企画だね、良い。」
👤「それじゃあ改めて纏めようか」

の周りに兄達が集まり、賛同してくれる
決して否定せず寛容な兄達には感謝しかない
取り敢えず改めてのやりたい事を整理。

さっき決めたのは『言語学講座』と
『護身術』に『君先生(文系)』の3つ。
さすがに3つは多いし公平ではない。

6人のファンの皆さんをメインに考え
という人間を覚え、認めて貰うのが大事
母国語を広めたい気持ちはあるが、堅苦しすぎても良くないかなと

🌕「護身術と振り付け講座を交互にやれたらなと」
👤「なるほど、さっき出た文系理系の例えみたいな感じを護身術と振り付け講座でやる感じだね?」
🌕「はい、そうです」

スウェーデン語、フィンランド語等は
要所要所で使って行けたらなと思った。
スウェーデンではこういうんですよ、的な。

豆知識的な感じで軽めに差し込む程度が丁度いいと感じたのと
後は正直、中傷されるのを恐れてしまった。

今回の動画をファンの方々がどう見るのかが
本当に怖いし逃げ出したくなる。

でも私は認めて貰いたいから立ち向かうよ
怖いけど、兄達が居てくれる。
私にとっての最強の味方だから・・・

は企画話を纏め、スタッフさんに報告
兄達は勿論だが、スタッフさんのウケも良かった。

💛「の企画すげぇ良いじゃん」
💜「やってみたい気持ちが大事よ」
💚「うんうん」
💗「あー!今からめっちゃ楽しみ~!」
💙「俺ももう今からワクワクだわ」
「そうだね、色々やりたい事だらけだよ」
🌕「バランス良く皆の企画をやりたいですね!」

今度こそ企画会議は終了!
優しい兄達からたくさん褒めて貰えた。

まだまだ先は見えないし不安も大きいけど
皆が居れば乗り越えられる気がした。
ファンの方々に認めて貰えるよう頑張るぞ力こぶ

決意を新たにしていたに気付いた照。
入口前で足を止め、を呼んだ。

呼ばれて顔を上げたは頷いた後
不安を振り払うように頭を振り
空元気をフルに発揮させ、佐久間と肩を組む。

何となくの様子が気になった照だったが
今の所は特に気には留めず、歩き出した。

💛「ほら帰るぞ」
💗「おいで~」
🌕「はいっ」
💛「・・てか騒がしい奴らだな(笑)」

こうしてSnow Manの一員として
緊張の第1歩を踏み出したのだった。


おわり