起ノ章 序章
双生の産声
春の穏やかな陽射しが降り注ぐ町並み・・
等しく春の花が色鮮やかに花開く日。
濛々と湯気がと部屋に立ち上る中、忙しなく動き回る女性たちが数人。
部屋の中央に寝台のような物が置かれ、1人の女性が天井から吊るされた縄に縋っている。
女性は顰めた額に珠のような汗を滲ませ、口には布切れを噛ませて意気む。
呼吸を合わせ何度か意気む事数分後。
部屋全体に響く程の産声が満ちた。
**
湯気の満ちる部屋から小綺麗な一室へ移った女性。
その枕元には、純白の産着に包まれた赤子。
産着から覗く小さな手を取り、軽くあやす口元には母親らしい笑みが浮かんでいる。
だが、心なしかその笑みには陰りが見られた。
新しい命が誕生したという割に、室内も産婆や他の女性らも複雑な顔をしている。
何故なのか、その理由は室内に現れた男を待って厳かに明かされた。
「――生まれたようだな」
「・・はい」
それから僅か1年後、悲劇が起こり――
「子は天が与えた宝だ、兄や昱に妹が出来たようなもの」
「授かりし宝ですね旦那さま」
「ああ、等しく我らの宝だ」
思わぬ巡り合わせを天に感謝し、夫婦は赤子を優しく抱きしめた。
**
十数年後、西暦211年 冀州
冀州安平国広宗県。
此処に暮らす一家は家と呼ばれ、南郡太守を務める永と
宮中勤めをこなす董氏がその金子で養っていた。
太守とは所謂行政を任された長官である。
日本で例えるなら奉行や守護職を務める大名のような存在だ。
地方とは言え、里、郷、県が全て集まった行政をまとめる太守を務める永。
それから董氏の活躍も相成り、家はそれなりに安定した生活を送れていた。
父親に似た長子の浮は勤勉で真面目、父親を支える県令を務めている。
母親は自宅の庭に菜園を作り、家計の足しに時折市井へ売りに行く傍ら天薬寮内の国史院での仕事。
(天薬寮は架空です)
職務内容は決して口外する事はない為、国勤めの才女と近所では羨望の眼差しを注がれている。
才媛なは妻の血を受け継いだのだろう、そう永は暢気に構えていた。
子供らはそれぞれに優秀だが、中でも永が楽しみなのはの将来だった。
兄、浮は太守に次ぐ地位、県令の地位を手に入れ
姉、昱は既に大長秋の地位を務める宦官の息子に輿入れする事が決まっている。
下二人の弟もそれぞれ得意分野を見つけ、それを会得するべく学んでいる最中だ。
中でも群を抜いて聡明さを滲ませるのが。
7歳の頃には孔子の儒学本を理解し、文殊菩薩の残した宿曜経をも読み解き
15の頃には読み解いた内容を独自の思想も織り込ませて永や董氏の前で披露するようになっていた。
あの子が男なら、侍中(皇帝の傍に控え、且つ皇帝の質問に答える役職)にもなれたであろうに。
残念に思う傍ら同時に後宮暮らしを強いられる家庭に生まれなくて良かったのかもしれないと思う気持ちもあった。
仮に宮中に召し抱えられたとしても、普通に職を全うする以前に、女が官吏に取り立てられる事はない。
精々皇帝のお手付きを待つ後宮に入れられ、手がついても付かなくても皇帝が代替わりするまでは籠の鳥だ。
女としての倖せも得られず、皇帝が代替わりすれば後宮は総入れ替えになる。
しかも尼寺へ放り込まれ、一生を独身で終えるのだ。
そのような未来は・・に相応しくない。
―有難うございます―
十数年前、永の前に現れた青年が残した言葉。
我々が請け負う事で、彼はその後どうなったのか・・知るすべはない。
流れ去った時節、永自身も出世を遂げ
今では南郡に点在する全ての郷里と県の太守を務める。
そして広がる眼前の倖せ、青年との再会は、この倖せに変化を齎すものにしかならない気がした。
「父上?」
眼前の光景を視界に写しながらも何処か遠くを見ていた永を呼ぶ声。
ハッと我に返り、向けた視線の先には巻物を手に立つ。
もう16歳だと言うのに相変わらずだなと自然な笑みが浮かんだ。
年頃の娘なら、色恋に夢中になり身なりを気にしたり
いつ結婚させられても良いように、家事や女性の嗜みを学ぶのが一般的だ。
だが目の前で永を呼んだの手にある巻物は、兵法書。
・・昱と双子だが、二卵性双生児な為容姿も背丈も体格も違う。
「ああすまんすまん、いい天気だなとついぼんやりしてしまったようだ」
「父上は相変わらずでいらっしゃいますね、本日が休暇で幸いしたのでは?」
「確かにそうだな、もし職務中であれば州の官吏からお叱りを受けたであろうな」
歳を重ねるごとに聡明さは増し、美しさも増して行く。
目上の者に対しても、太守を務める父親が相手でも物怖じせず正しいと思う事をぶつけてくる。
早速父親の様子を指摘し、休日で良かったですねと
目上の官吏に失態を指摘されずに済んだでしょう?と意見した。
郭永もその通りだなと同意した時、ニッコリと微笑んだは
父親が想定した意味合いとは全く別の事を口にした。
「違いますよ、幸いしたのは父上の下に付く者達に対しての表現です」
「む?」
「上に立つ父上の失態で滞らないはずの仕事に支障が出てしまいでもすれば、下の者達への指示も滞り、彼らの時間を無駄にしてしまいますもの」
「ふむ、それは確かに」
「ふふふ・・旦那さま、に一本取られてしまいましたね」
娘が案じ、危惧していたのは父の永ではなくその部下達の方だったのだ。
これには二の句が継げなくなり、納得してしまう。
その様子を弾む声と笑みで指摘する為に屋内から姿を見せた妻の董氏。
いつの間にか宮中から帰宅していたのか。
本来なら宮仕えに女性は存在しない。
妻の董氏が宮仕えを赦されているのは、十数年前の出来事と彼女の家の力がそれを可能にしている。
ともあれその力の後ろ盾もあり、今の暮らしを可能と成した。
最近は北部の袁家と、公孫讃(文字化けするので仮当て)の軍が激突し、黒山賊の連中も騒ぎに乗ずるなどで治安は乱れがち。
宮仕えの妻も、永自身もいつ巻き込まれるか知れない身だ。
それを思うと妻、董氏に宮仕えを辞めさせる時が来ているのかもしれない。
声高に笑い合うと董氏を眺めつつ、秘かに永は自分達の今後を懸念した。
その日の夕刻、食事を済ませると永は家族を卓に残らせ
真剣な眼差しで一同を見つめた後、唇を一文字に結んでから口を開こうとした時。
戸の外に気配が現れたのを、永に浮が感じ取る。
夕刻ではあるが、ここ最近の治安の悪さや戦の気配が近い事から安心は出来ない。
父親と目配せし合うと、浮が静かに立ち上がり職務上帯刀許可の下りている剣の柄に手を添えながら玄関の戸へ忍び寄る。
「どちらさまで?」
警戒しつつ普段通りの落ち着いた声で問うと、外の気配が驚くのを息をのむ様子から察する。
浮は相手の返答を待つ傍ら、幼い兄弟らに奥へ隠れるように手を払う仕草をした。
察したが頷いて見せ、母親と兄弟を奥へ誘導。
それらを終えてたタイミングで、浮の問いに外の気配が答えた。
「あの、夜分に失礼します。永太守殿に都尉殿からの信書をお届けに・・」
「もう夕刻ぞ?明日では難しいのか?」
「はい・・その、火急を要するとの事でして」
「分かった」
緊張しているのか、少し言葉を詰まらせながらの会話。
数百もの県をまとめる太守に対し、幾らその補佐を務める都尉からの信書とは言え
伝令兵も時間帯を気にしたのだろう。
永と浮は警戒を解き、剣を佩く事を赦されている浮は柄から手を離しはしたがそのまま玄関の戸を開けに向かった。
残った永も、奥に隠れた妻や子供らに安心するよう伝えるとその場に留まる。
伝令兵を迎えた浮が無事託された伝令書を受け取り、戻って来るのを待つ為だ。
こういう時期に火急の知らせを受け取るのは何度経験しても慣れんものだな、と思いながら。
父や兄と同じように警戒を解いた董氏、昱とにもう部屋へ戻るよう指示。
董氏自身は食後のお茶を用意に向かう。
やがて伝令書を手にした浮が居間に姿を見せると
俄かに緊張した様子の永は、息子の手から伝令書を受け取った。
父親に伝令書を渡し、当然のように浮も卓の席に座り直す。
目線だけで開いてみようよと父親を促した。
伝令書の花押から分かるのは永の担当する南冀州の曉(ギョウが文字化けする為仮当てです)の南郡ではなく
冀州(曉の北)を管轄する都尉の印が捺されている事だ。
そこに書かれていたのは、反乱の勢いが高まり近々大きな戦に曉が巻き込まれる可能性。
そうなったらエライ事だが先ず気になったのは、軍事行政と警察行政を担当する県尉が何も報告してこない事である。
曉は太守が管理する以前に県に一万戸以上ある県(例えるなら東京都や何々県が州で複数の都市や町などが郡、市を県と呼ぶ)の1つに属す
県で起こる事件や問題は太守が直接着手するのではない。
先ずは県令や県尉に報告が上がり、それらを県内部で解決やら保留やらに処理したのが太守に集まるのだ。
太守は集まった情報を都尉にまとめさせ、管理保管監察する立場にある。
だがこの伝令書は、県令と県尉を飛び越して直接太守である永の元へ運ばれた。
これは・・・事の重大さを表しているのかもしれない、とこの時永は感じた。
等しく春の花が色鮮やかに花開く日。
濛々と湯気がと部屋に立ち上る中、忙しなく動き回る女性たちが数人。
部屋の中央に寝台のような物が置かれ、1人の女性が天井から吊るされた縄に縋っている。
女性は顰めた額に珠のような汗を滲ませ、口には布切れを噛ませて意気む。
呼吸を合わせ何度か意気む事数分後。
部屋全体に響く程の産声が満ちた。
**
湯気の満ちる部屋から小綺麗な一室へ移った女性。
その枕元には、純白の産着に包まれた赤子。
産着から覗く小さな手を取り、軽くあやす口元には母親らしい笑みが浮かんでいる。
だが、心なしかその笑みには陰りが見られた。
新しい命が誕生したという割に、室内も産婆や他の女性らも複雑な顔をしている。
何故なのか、その理由は室内に現れた男を待って厳かに明かされた。
「――生まれたようだな」
「・・はい」
それから僅か1年後、悲劇が起こり――
「子は天が与えた宝だ、兄や昱に妹が出来たようなもの」
「授かりし宝ですね旦那さま」
「ああ、等しく我らの宝だ」
思わぬ巡り合わせを天に感謝し、夫婦は赤子を優しく抱きしめた。
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十数年後、西暦211年 冀州
冀州安平国広宗県。
此処に暮らす一家は家と呼ばれ、南郡太守を務める永と
宮中勤めをこなす董氏がその金子で養っていた。
太守とは所謂行政を任された長官である。
日本で例えるなら奉行や守護職を務める大名のような存在だ。
地方とは言え、里、郷、県が全て集まった行政をまとめる太守を務める永。
それから董氏の活躍も相成り、家はそれなりに安定した生活を送れていた。
父親に似た長子の浮は勤勉で真面目、父親を支える県令を務めている。
母親は自宅の庭に菜園を作り、家計の足しに時折市井へ売りに行く傍ら天薬寮内の国史院での仕事。
(天薬寮は架空です)
職務内容は決して口外する事はない為、国勤めの才女と近所では羨望の眼差しを注がれている。
才媛なは妻の血を受け継いだのだろう、そう永は暢気に構えていた。
子供らはそれぞれに優秀だが、中でも永が楽しみなのはの将来だった。
兄、浮は太守に次ぐ地位、県令の地位を手に入れ
姉、昱は既に大長秋の地位を務める宦官の息子に輿入れする事が決まっている。
下二人の弟もそれぞれ得意分野を見つけ、それを会得するべく学んでいる最中だ。
中でも群を抜いて聡明さを滲ませるのが。
7歳の頃には孔子の儒学本を理解し、文殊菩薩の残した宿曜経をも読み解き
15の頃には読み解いた内容を独自の思想も織り込ませて永や董氏の前で披露するようになっていた。
あの子が男なら、侍中(皇帝の傍に控え、且つ皇帝の質問に答える役職)にもなれたであろうに。
残念に思う傍ら同時に後宮暮らしを強いられる家庭に生まれなくて良かったのかもしれないと思う気持ちもあった。
仮に宮中に召し抱えられたとしても、普通に職を全うする以前に、女が官吏に取り立てられる事はない。
精々皇帝のお手付きを待つ後宮に入れられ、手がついても付かなくても皇帝が代替わりするまでは籠の鳥だ。
女としての倖せも得られず、皇帝が代替わりすれば後宮は総入れ替えになる。
しかも尼寺へ放り込まれ、一生を独身で終えるのだ。
そのような未来は・・に相応しくない。
―有難うございます―
十数年前、永の前に現れた青年が残した言葉。
我々が請け負う事で、彼はその後どうなったのか・・知るすべはない。
流れ去った時節、永自身も出世を遂げ
今では南郡に点在する全ての郷里と県の太守を務める。
そして広がる眼前の倖せ、青年との再会は、この倖せに変化を齎すものにしかならない気がした。
「父上?」
眼前の光景を視界に写しながらも何処か遠くを見ていた永を呼ぶ声。
ハッと我に返り、向けた視線の先には巻物を手に立つ。
もう16歳だと言うのに相変わらずだなと自然な笑みが浮かんだ。
年頃の娘なら、色恋に夢中になり身なりを気にしたり
いつ結婚させられても良いように、家事や女性の嗜みを学ぶのが一般的だ。
だが目の前で永を呼んだの手にある巻物は、兵法書。
・・昱と双子だが、二卵性双生児な為容姿も背丈も体格も違う。
「ああすまんすまん、いい天気だなとついぼんやりしてしまったようだ」
「父上は相変わらずでいらっしゃいますね、本日が休暇で幸いしたのでは?」
「確かにそうだな、もし職務中であれば州の官吏からお叱りを受けたであろうな」
歳を重ねるごとに聡明さは増し、美しさも増して行く。
目上の者に対しても、太守を務める父親が相手でも物怖じせず正しいと思う事をぶつけてくる。
早速父親の様子を指摘し、休日で良かったですねと
目上の官吏に失態を指摘されずに済んだでしょう?と意見した。
郭永もその通りだなと同意した時、ニッコリと微笑んだは
父親が想定した意味合いとは全く別の事を口にした。
「違いますよ、幸いしたのは父上の下に付く者達に対しての表現です」
「む?」
「上に立つ父上の失態で滞らないはずの仕事に支障が出てしまいでもすれば、下の者達への指示も滞り、彼らの時間を無駄にしてしまいますもの」
「ふむ、それは確かに」
「ふふふ・・旦那さま、に一本取られてしまいましたね」
娘が案じ、危惧していたのは父の永ではなくその部下達の方だったのだ。
これには二の句が継げなくなり、納得してしまう。
その様子を弾む声と笑みで指摘する為に屋内から姿を見せた妻の董氏。
いつの間にか宮中から帰宅していたのか。
本来なら宮仕えに女性は存在しない。
妻の董氏が宮仕えを赦されているのは、十数年前の出来事と彼女の家の力がそれを可能にしている。
ともあれその力の後ろ盾もあり、今の暮らしを可能と成した。
最近は北部の袁家と、公孫讃(文字化けするので仮当て)の軍が激突し、黒山賊の連中も騒ぎに乗ずるなどで治安は乱れがち。
宮仕えの妻も、永自身もいつ巻き込まれるか知れない身だ。
それを思うと妻、董氏に宮仕えを辞めさせる時が来ているのかもしれない。
声高に笑い合うと董氏を眺めつつ、秘かに永は自分達の今後を懸念した。
その日の夕刻、食事を済ませると永は家族を卓に残らせ
真剣な眼差しで一同を見つめた後、唇を一文字に結んでから口を開こうとした時。
戸の外に気配が現れたのを、永に浮が感じ取る。
夕刻ではあるが、ここ最近の治安の悪さや戦の気配が近い事から安心は出来ない。
父親と目配せし合うと、浮が静かに立ち上がり職務上帯刀許可の下りている剣の柄に手を添えながら玄関の戸へ忍び寄る。
「どちらさまで?」
警戒しつつ普段通りの落ち着いた声で問うと、外の気配が驚くのを息をのむ様子から察する。
浮は相手の返答を待つ傍ら、幼い兄弟らに奥へ隠れるように手を払う仕草をした。
察したが頷いて見せ、母親と兄弟を奥へ誘導。
それらを終えてたタイミングで、浮の問いに外の気配が答えた。
「あの、夜分に失礼します。永太守殿に都尉殿からの信書をお届けに・・」
「もう夕刻ぞ?明日では難しいのか?」
「はい・・その、火急を要するとの事でして」
「分かった」
緊張しているのか、少し言葉を詰まらせながらの会話。
数百もの県をまとめる太守に対し、幾らその補佐を務める都尉からの信書とは言え
伝令兵も時間帯を気にしたのだろう。
永と浮は警戒を解き、剣を佩く事を赦されている浮は柄から手を離しはしたがそのまま玄関の戸を開けに向かった。
残った永も、奥に隠れた妻や子供らに安心するよう伝えるとその場に留まる。
伝令兵を迎えた浮が無事託された伝令書を受け取り、戻って来るのを待つ為だ。
こういう時期に火急の知らせを受け取るのは何度経験しても慣れんものだな、と思いながら。
父や兄と同じように警戒を解いた董氏、昱とにもう部屋へ戻るよう指示。
董氏自身は食後のお茶を用意に向かう。
やがて伝令書を手にした浮が居間に姿を見せると
俄かに緊張した様子の永は、息子の手から伝令書を受け取った。
父親に伝令書を渡し、当然のように浮も卓の席に座り直す。
目線だけで開いてみようよと父親を促した。
伝令書の花押から分かるのは永の担当する南冀州の曉(ギョウが文字化けする為仮当てです)の南郡ではなく
冀州(曉の北)を管轄する都尉の印が捺されている事だ。
そこに書かれていたのは、反乱の勢いが高まり近々大きな戦に曉が巻き込まれる可能性。
そうなったらエライ事だが先ず気になったのは、軍事行政と警察行政を担当する県尉が何も報告してこない事である。
曉は太守が管理する以前に県に一万戸以上ある県(例えるなら東京都や何々県が州で複数の都市や町などが郡、市を県と呼ぶ)の1つに属す
県で起こる事件や問題は太守が直接着手するのではない。
先ずは県令や県尉に報告が上がり、それらを県内部で解決やら保留やらに処理したのが太守に集まるのだ。
太守は集まった情報を都尉にまとめさせ、管理保管監察する立場にある。
だがこの伝令書は、県令と県尉を飛び越して直接太守である永の元へ運ばれた。
これは・・・事の重大さを表しているのかもしれない、とこの時永は感じた。
魏帝の徒花
2019/2/20 up
始めてしまった!曹丕夢!好きなゲームで好きだからこそ何か書けないと思ってたが!
ホントは凌統さま夢の設定から練ってたはずが、いつの間にか曹丕夢の設定が先にまとまってしまったぜ!
先に言っておきますが、これはあくまでも三國無双シリーズを基盤に練った妄想です。
正史の中で起きた事件や出来事の年代をこの話に合わせた年代に変えて発生させてますのであしからず!
キャラの外見や服装は三國無双5です、服装と外見だけ参考にしてるのでシリーズ5以降に初登場するキャラも登場します。
更新はマイペースにいつも通りの感じで行って行くと思われますが、宜しくお願いします。
ホントは凌統さま夢の設定から練ってたはずが、いつの間にか曹丕夢の設定が先にまとまってしまったぜ!
先に言っておきますが、これはあくまでも三國無双シリーズを基盤に練った妄想です。
正史の中で起きた事件や出来事の年代をこの話に合わせた年代に変えて発生させてますのであしからず!
キャラの外見や服装は三國無双5です、服装と外見だけ参考にしてるのでシリーズ5以降に初登場するキャラも登場します。
更新はマイペースにいつも通りの感じで行って行くと思われますが、宜しくお願いします。
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