架空亭住人


§聴遠の獣人§(ちょうえんのけものびと)


 嗣鏡眼の司(喪月)に仕える獣人。獣人の中のエリート

 架空亭に溢れるコエを聞き、起きている事を把握して嗣鏡眼の司へ報告している。

 エメラルドグリーンのくせっ毛

 ふわふわの髪を1つに纏め肩から前へ流れている。

 白目はなく、本来黒目であろう部分のみ。黒目部分は菫色。

 無国籍な衣装に身を包み、それは神官風。

 背中には翼が生えているが普段は背中の中にある、耳は獣耳。


●獣司

 獣人を纏める存在。


○獣人

 喪月の元で主に使用人として働く者達。

 手足となり、あらゆる事をこなし

 『世界』の情報を集めてくる。

 昴の世話をするのも此処から割り当てられる。


§文司§(ふみつかさ)


 現に溢れる文字の全てを管理している

 風貌は和服姿の男。

 文書体ごとに文司が存在している。

 修繕の際には、此処に依頼を通し(御言葉使いは依頼しなくても自分で赴ける)、彼等が各々の担当する部下に指示。

 『御言葉使い』が不在の間は彼等が部下に指示して修繕していた

 文木霊に指示出来るのは、文司と『御言葉使いのみ』

●文木霊(ふみこだま)

 文司の下にいる部下の総称

○紡ぎ手

 文字を紡ぎ出して書く事を担当

 風貌は書生さん、とっても生真面目

○織部

 紡ぎ手の作った文字を織り成して変換

 風貌は貴族風 金の髪、女の子みたいに可愛らしい顔をしている

○創滅天

 書かれている文字を書き直す為に消す

 風貌は黒髪に黒い着物。常に無口で物静か。


§筆司§(ふでつかさ)

 現に溢れる絵の全てを管理

 風貌は艶やかな美女、服装は洋服のイメージ

 絵の描き方別に担当がいて、それらを管理している。

 彼女らに指示出来るのも『御言葉使い』のみ

●極彩織の式(ぎょくさいおりのしき)

 筆司の下にいる部下の総称

○筆しらべ

 絵を描く事を担当。

 風貌は白髪で、結い上げた毛先が筆先のように黒い。

○白虹(はくこう)

 無数にある色を自由に操り、下絵を塗る役割。

 風貌、大きなリボンを頭に飾った少女。いつもGペンを持参している

○八百万木霊(やおよろずこだま)

 色を担当、塗り方毎に八百万と表記されるに近い数の木霊がいる。

 此処から筆司が塗り方を指示し、白虹が塗って行く。

§つくも神§

 『世界』の中で命を落とした者達を管理

○幽宮

 『善』の役割で死した者達が集い住む館。

§常世神§

 『世界』の中で命を落とした者達を管理

○根宮

 『悪』の役割で死した者達が集う。

§夜行§

 つくも神と常世神の元へ連れて行く案内人。

 百鬼夜行が如く多数の死した者達を連れて行く様は不気味であり

 架空亭でも不吉とされている。