俺の“彼女”は、俺の“奥さん”になりました。
Because,you are all of me!
目が覚めると、トントンって包丁の音といい匂いが俺を起こした。
あー・・・いいねぇ、このシチュエーション。
これぞまさに新婚!って感じじゃねぇ?
もっと浸ってたい気もすっけど、何よりの温もりが愛しい。
目が覚めたときに隣にいないっつーのは、やっぱ寂しいよな。
や、メシ作ってくれてんだからいーんだけど。
うしっ、旦那様も起きちゃいますか!!
キッチンに向かうと、俺の愛しのお嫁さんがせっせと朝メシの支度中だった。
あーやべぇ。何してても可愛い。
「〜〜〜!!おはーーー!!!」
「隼人、おは・・・ひゃぁっ!!!」
の背中めがけて思いっきり抱きついたら、小さく悲鳴をあげた。
いい加減慣れろって。
ま、そこが可愛いんだけど?
「ちょっと隼人!!いきなり抱きついたら危ないでしょ!!!」
「いいだろ〜〜〜新婚なんだから」
「よくないっ!こっちは包丁握ってるんだからね!!!」
「・・・・・ごめんなパイ」
が包丁を目の前に掲げるから、慌ててを手放した。
ちっ・・・。まだ一分も抱きしめてねぇのに・・・・!
「つか大ッッッ事な旦那様脅すかフツー?」
「大丈夫よ。隼人は殺しても死ななそうだから」
「うっわなんだソレ!!!!」
コイツ、たまに竜入んだよな・・・。
や、あんなのより100万倍可愛いけどよ。
大人しくリビングの椅子に座って、しばらくの後姿を見つめてた。
でもなんか落ち着かなくってソワソワしてたら、がまた悲鳴をあげた。
え、俺なんもしてねぇけど。
「、どした?」
「いった〜〜い・・・指切った・・・!!」
「はっ!!?」
慌てて駆け寄ると、の左手の人差し指から血が出てた。
くっそ、このバカ包丁め!!俺のになにしやがる!!!
「ちょ、ちょっと隼人っ・・・!!?どこ舐めてんのっ・・・!!!」
「お前は血の一滴まで全部俺のもんなんだよ」
真っ赤なをシカトして、出血してる指を舐めてから
救急箱に入ってた絆創膏をペタッと貼る。
「ったく、気をつけろっつの。お前はお前だけのもんじゃねぇんだからよ」
「う、うん・・・ごめん・・・」
照れながらもがっくり俯くの頭をぽんぽん叩く。
・・・でもよ、よく考えたらこの指でメシ作んのってむずくねぇ?
つーか無理させたくねぇし。
「うしっ、んじゃ今日は俺が作ってしんぜよう!」
「へっ!!?隼人料理なんて・・・」
「まっかしとけ!!!」
思いっきり不安そうな顔してるし。大丈夫だって。
そりゃ確かに、まともに料理したことなんてねぇけどよ。
ま、なんとかなるっしょ!
「あのさ・・・コレ、何?」
「魚」
「すでに原型とどめてないんですけど・・・」
味噌汁作ってたら魚焼いてんの忘れちまって、見事に真っ黒に大変身。
でも皮むけば食えねぇこともねーだろ!?
「うっ・・・!!!このお味噌汁しょっぱい・・・・」
「・・・・・・塩いれすぎたかも」
うっわ、マジしょっぺぇ・・・・。
そーいや味見してねぇな俺・・・・。
で、でも砂糖いれれば食えんじゃねぇ?
「ていうかお豆腐ぐちゃぐちゃだし・・・」
「か、形なんか気にすんなって!!!味はイケるし!!!」
「お豆腐に味付けしてないでしょ」
「・・・・・そうとも言う」
うあー・・・・・なんっか俺ボロボロって感じ?
やっぱ俺こういうの向かねぇわ。
つかこんなん毎日やってんだから、奥さんって偉大だな。
「、やっぱお前ってすげーな」
「いや凄いっていうか・・・毎日隼人のために一生懸命やってるだけだよ?」
うおっ!!!今のは不意打ちだろ!!!??
やべぇ・・・マジ嬉しい。
つーかマジ可愛いんだけど・・・!!!
「ちょっ、隼人っ!!!?今食事中だってば・・・!!!」
「俺が食いたいのはの方!!!」
「こっ・・・こら!!!ちょっと・・・!!!!きゃぁっ!!!!」
こいういうの、なんつーんだっけ?
あ、そうそう。
『幸せ』ってヤツ?
ま、これから俺が世界一幸せな花嫁にしてやっから
覚悟しといてくだパイ。
『矢吹 』さん?
*END*
+++++++++++++++++++++++++
愛する輝夜に、隼人夢を頂きました!
素敵過ぎる夢でして、管理人終始ニヤニヤして読んでました。
心配の必要はないッス・・・甘かったぞ!!
隼人が舐めてくれるなら、自分何度でも切りますね(笑)
はぁ・・・マジ結婚したくなってきた〜あんな素敵な旦那が欲しい!
いやぁ、あれだけカッコよければ見てるだけで十分。
現実にはいないけどね〜隼人みたいな人なら結婚したい。
とにかく!甘くて素敵な隼人夢を、有り難うございました!!
今後とも宜しくお願いしますvv
輝夜のサイトはココです♪