リアルタイムメッセージ 98    ☆毎週月曜日更新予定☆
母の日にこの授業を
道徳のチカラ代表 佐藤幸司
2012年 5月14日(月)
 昨日,5月13日(日)は,母の日でした。
 母の日は,1905年5月9日,アメリカのフィラデルフィアに住む少女「アンナ・ジャービス」が母の死に遭遇したことで,生前に母を敬う機会を設けようと働きかけたことに由来するとされています。それが,やがてアメリカ全土に広まり,1914年には当時の大統領ウイルソンが,5月の第二日曜日を「母の日」と制定し,国民の祝日となりました。

 みなさんは,子供の頃,べいごまで遊んだことはありますか?私の地域では「けんかごま」と言いました。
 台などの上でこまを回してぶつけ合い,相手のこまを落とすと,自分のものにできるというルールです。
「べいごまの思い出」という授業があります。

  負けて,取られて,途方に暮れて,
  勝って,取って帰っては,
  母さんに怒鳴られた。

               詩の出典は,大分焼酎二階堂の広告より
 母さんは,なぜ怒鳴ったのでしょうか。
 母さんは,友達のものを取ってきて喜んでいる我が子を怒鳴ったのです。
 今,友達は,こまを取られて途方に暮れているはずです。その友達のことを全く考えずに喜んでいる我が子を怒鳴ったのです。
 子供たちに,
 「この詩を書いた人は,今,母さんから怒鳴られたことをどう思っているでしょうか。」
と聞きました。
 子供たちからは,
 「怒鳴られたときは嫌な気持ちだった。でも,今は『ありがとう』の気持ち。お母さんに
 『大事なことを教えてくれてありがとう』と言いたくてこの詩を書いたのだと思う」
という発表がありました。
 べいごまの思い出は,「ありがとう」の思い出だったのです。
 ※授業記録・資料は,小学校版『とっておきの道徳授業7 現場発!本気の道徳授業35選』に掲載されています。