リアルタイムメッセージ 81
従来の読み物資料 活用法
道徳のチカラ 代表  佐藤幸司
2011年11月8日 記
 従来の読み物資料には,次の弱点があります。
1)情報量が少ない
  副読本に掲載されている従来の読み物資料は,たいてい2ページから4ページで構成されています。
  紙幅が十分でないので,そこに掲載できる情報が限られてきます。
  「なぜ,どうして?」「このとき,登場人物はどう思ったか?」と問われても,詳しく考えるだけの
  情報量が不足している場合があります。
2)一読すればすぐわかる
  従来の読み物資料には,その時間に教えたい「価値」がわかりやすく描かれています。その「わかり
  やすさ」が,逆に,「一度読めばすぐわかる」「教師が望んでいる答えが容易に想像できる」という
  悪影響になってしまう場合があります。

  けれども,これらの弱点は,視点を変えれば,強みに変わります。
  授業には,目標があります。
  道徳授業では,内容項目が示す「価値」をしっかり教えることも必要です。
  そこで,「価値」を強化するために,読み物資料を活用します。
  次作の資料を使って授業をしました。
  授業の終末に,
  「みなさんの道徳の本にも,とってもいい話が載っています。」
 と言って,その時間に中心的に扱う内容項目のページを開きます。
  そして,教師が読み聞かせます。
  読み終えた後は,よけいなことは聞きません。
  余韻をもって授業を終えます。