〜 佐藤幸司学級からリアルタイムメッセージ 8〜
「人・ぞう・あり」のジャンケンで道徳授業
2009.5.24記
道徳教育改革集団<新>代表:佐藤幸司
 世界には,いろいろなジャンケンがあります。
だいぶ前,10年ぐらい前? 何かの本で「人・ぞう・あり」のジャンケンのことを読みました。(インドネシアのジャンケンのようです。詳しい方がいらっしゃいましたら,お知らせください。)どこの国のジャンケンも,組み合わせによって誰が最強なのかが決まらないところがおもしろいところです。

○人  − あり×
○あり − ぞう×
○ぞう − 人 ×

 このような強弱関係になります。
 これを使って授業をつくります。次のことを子どもたちに伝える授業です。
  「みんな生きている」
  「誰にでも,いいところがある」
  「世界にはいろいろなジャンケンがある→国際理解へ」


  まず,「人・ぞう・あり」のイラストを準備します。
 パソコンで捜せば,イラストはすぐに見つかるでしょう。私は,学校のパソコンに入っている「ジャストスマイル」から画像をとりました。

  黒板掲示用として,拡大したものをそれぞれ1枚ずつ,児童に配布する学習プリント=「人・ぞう・あり」の3者を印刷したものを人数分用意します。
 次のように展開します。

1 人のイラストを提示  人間のいいところは,どんなところか。
2 ぞうのイラストを提示 ぞうのいいところは,どんなところか。
3 ありのイラストを提示 ありのいいところは,どんなところか。
4 人とありが戦うと,どちらが勝つだろうか。(人)
5 人とぞうが戦うと,どちらが勝つだろうか。(ぞう)
6 ぞうとありが戦うと,どちらが勝つだろうか。(あり)
  →ありは,ぞうの耳に入り込む。仲間と大群で攻める。
   ぞうの足は大きすぎて,小さなありを踏み潰せない。
7 これって,何かに似ていませんか? →ジャンケン
  →外国のジャンケンであることを教える。
   人=人差し指,ぞう=親指,あり=小指 で,「人・ぞう・あり
   ジャンケン」をする。
 ここで,「最初はぞう,じゃんけんポン」と,実際にジャンケンをしてみます。
8 今日の道徳で学んだことを発表しましょう。(または,書かせる。)

 この8の活動が大事です。「授業の感想」ではなく,道徳の授業として学んだことを発表させます。「ジャンケンが楽しかった」などという「感想」ではダメです。

・ 小さくて弱くても,頭を使ってみんなで力を合わせれば強くなる ことが分かった。
・ いろんな生き物がみんなで生きていることが分かった。
・ みんな得意なことやいいところがあって,誰が一番いいとか強 いとかいうのは関係ないことが分かった。

 先週,実施した授業でした。(2年生)