〜 リアルタイムメッセージ 56〜  毎週月曜日更新予定
本当の強さとは?
 2010.11.28記
道徳教育改革集団→道徳のチカラ 代表:佐藤幸司
 先週,隣のクラスで道徳授業を行う機会がありました。資料は,星野富弘さんの「心の宝石」というエッセイを使いました。これは,詩画集『山の向こうの美術館』に載っています。自分のクラスでは,1学期に実施した授業です。(『とっておき』シリーズには,掲載されていません)
 星野さんが出た小学校は,1学年は2クラスだったそうです。
 1組と2組とで,そうじが原因で毎日のようにけんかがおきていました。
 廊下のごみを互いに相手の廊下に吐き出し,出されたほうは,また倍にして返す・・というようなけんかでした。
 ところが,ある日,2組の子たちが1組の廊下まで1メートル余分に掃除をはじめました。
 それが,毎日続きました。
 そのとき,星野さんは,「負けた」と思ったそうです。
 とてつもなく大きな「何か」に完璧に負けたと思ったそうです。
 この “「何か」とは何か?”を,子どもたちに考えさせます。
 
NHKの『龍馬伝』も,今夜で最終回です。
 龍馬の母は,
「憎しみからは,何も生まれない。」
と龍馬に教えたそうです。

 星野さんの「心の中に輝く宝石」と,龍馬の母の言葉。
 何か通じるものがあります。

 本当の強さとは何なのか。
 それは,威圧的な言葉や暴力的な行為によるものでは,決してありません。

 2学期の道徳授業もあと数回でしょうか。
 ずっと心に残る,心の宝石になるような授業ができたらいいですね。