〜 リアルタイムメッセージ 55〜  毎週月曜日更新予定
なぜ勉強するのか?
2010.11.21記
道徳教育改革集団→道徳のチカラ 代表:佐藤幸司
 今週,火曜日は,勤労感謝の日です。
 道徳授業にも,季節感や何かの記念日にちなんだ…という実感がほしいものです。
 先週,私の学級では,
「なぜ 勉強をするのか」
をテーマにした道徳授業を行いました。
 この問いについて話し合いを進めていくと,必ず,仕事とお金の問題にぶつかります。
 すると,一つの命題が生まれます。
        お金を得るために勉強するのである。
 この命題の真偽を問います。
○・・・真。
×・・・偽。
○ か×かで人数を確認しました。
人数としては,ほぼ半々に分かれました。
大切なのは,そう考えた理由です。
○(真)と考えた子からは,
 ・お金がなかったら,勉強ができない。つまり,なぜ勉強するのか,という問いそのものが成り立たない。
 ・「お金のためだけ」ではないけれど,きちんとした仕事について,お金をちゃんともらうのが大事だ。
というような意見が出されました。
×(偽)と考えた子からは,
 ・ お金は必要だけれど,たとえば,悪いことをしてお金をもうけたらそれはダメだ。
 ・ 人の役に立つ大人になるために勉強をしているから,お金のためではない。
という意見が出されました。
 どちらも,一理あります。
 この話し合いは,真偽を決定するためになされるのではありません。
 それぞれの立場のよさ,矛盾点を明らかにするためになされます。
 子どもたちの話し合いの後,竹原茂先生の言葉を紹介します。
  勉強して,社会に役立ち,人が喜ぶいい仕事をすると
  自然にお金が入ってくるんです。

 子どもたちは,この言葉を聞き,納得した表情になります。
 この授業の詳細は,小学校『とっておきの道徳授業7』123ページをお読みください。