リアルタイムメッセージ331 

  通知表の評価 と 指導要録の評価   

  毎週 月曜日 更新予定
  2018年1月29日 記
  道徳のチカラ代表 佐藤幸司

 現在発売中の最新刊,『小三教育技術』誌2/3月号の巻頭グラビアページに,私と浅見哲也先生(文科省教科調査官)との対談企画が載っています。
     ☞『教育技術』誌(小学館)https://sho.jp/teachers/
 その中で,道徳科の評価についても話題となりました。
 一口で「評価」と言っても,評価の対象はさまざまです。
 まず,その授業に対する評価があります。これは,授業研究会などでその授業を検討することによって行われる評価です。
 学校現場の教師が,今一番知りたいと思っているのは,子供に対する評価です。具体的には,どんな所見(評価文)を通知表や指導要録に書けばいいのかという疑問です。
 評価文を作成するときには,通知表に書くのか指導要録に書くのかをはっきり分けて考えなければなりません。
 通知表は公簿ではなりません。保護者に子供の学習の様子を伝えることに目的があります。ですから,具体的でわかりやすい文章が歓迎されます。
 それに対して,指導要録は重要度“高”の公簿です。しかも,文部科学省から例示された指導要録(指導の記録)を見ると,「特別の教科 道徳」の所見を書く欄は1~2行程度の文しか書けない小さな枠です。その中に,子供の学習状況の成長の様子を,年間での大くくりの評価として記載することになります。
 通知表には具体的に,指導要録には大くくりで。
「教科になって,評価もしなければならなくて,大変だ」というような多忙感につながる考えはもたないようにしましょう。
 指導要録では,年間という大くくりな評価をします。
それに対して,学期ごとの通知表ではどんな評価をするのかを学校として方針を決めておくことが必要になります。