リアルタイムメッセージ 271  毎週 月曜日 更新予定
新年度の学級づくり
2016年4月10日 記
道徳のチカラ代表 佐藤幸司  佐藤への連絡は こちら
 年度初めの第1週は,始業式や入学式,新年度の学級事務等で,あっという間に過ぎたことでしょう。
 今週からは,通常の日程での生活が始まります。
 子供たちに,
「どんな学級にしたいですか。」
と尋ねると,必ず返ってくるのが,
「明るく元気な学級!」
という答えです。
 けれども,子どもたちが本当に望んでいるのは,「明るく元気な学級」ではありません。
 それは,〈安心して学べる学級〉〈安心して過ごせる学級〉なのです。
 秩序が乱れた学級では,安心して学ぶことができません。最たる例が,授業崩壊している学級です。授業崩壊とは,教師の言うことを子どもたちが聞かず,身勝手な行動を繰り返し,学習が成り立たない状態をさします。
 そこまでひどい状態ではないにしても,私語が多く自分の発表を聞いてもらえなかったり,発言を冷やかされたりするような学級では,安心して自分の考えを伝えることができません。
 また,学級内に暴力的な行為やいじめがあれば,安心して過ごすことはできません。
「明るく元気な学級」は,安心感の上に成り立つのです。
「学級づくりが先か,授業づくりが先か?」という議論がなされることがあります。
 これは,もちろんどちらも大切です。
 学校生活の中心は,何と言っても授業です。
 授業の秩序がないところに,学級は成立しません。
 学級の組織づくり(当番,係活動…)だけに気をとらわれずに,授業を通して学級をつくるという意識を持ち続けましょう。

1 『教育技術』誌(小五、小六)の連載がスタート
  今年度、小学館の教育月刊誌『小五 教育技術』、『小六 教育技術』の道徳授業の
 連載ページを「道徳のチカラチーム」が担当します。 
  現在発売中の4月号は、『小五』を私・佐藤が、『小六』を新潟の小林さんが執筆しました。
 解説は、文部科学省の赤堀先生です。
  このイラストを見て、「おっ!」と驚かれる方も
 多いかと思います。熊本の前田先生のイラストです。
  私の原稿は、今年度、行政職から学校現場に戻られた前田先生に御協力をいただき、
読み物資料とイラスト資料の両方を掲載しました。
   このイラスト資料や小林さん執筆原稿中の画像資料は、小学館のHPから
ダウンロードして授業で使うことができます。
  リニューアルした『教育技術』誌の道徳授業ページに御注目ください。
 
2 『とっておきの道徳授業』情報
 『とっておきの道徳授業』シリーズは、小学版『13』、中学版『12』が最新となっています。ともに、昨年夏(2015年8月)の発行です。
  『とっておきの道徳授業』シリーズは、2001年の第1巻発刊から、ほぼ1年に1冊のペースで編集してきました。今春が、前号の発刊から半年しか経過していないため、
 次号(小学校『14』、中学校『13』)は、来年2017年2月〜3月を予定しています。
  昨年夏の全国大会での「授業記録検討会」で検討された授業実践記録や、佐藤と桃崎さん(中学代表)に直接送られてきた授業記録、それから、今年夏に開催される全国大会(8月6日土曜日・東京)に持ち込まれる授業記録の中から、選りすぐりの実践をもとにして、編集していきます。
 「特別の教科」として道徳授業に注目が集まる〈今〉だからこそ、教師の思いがたっぷりつまったオリジナルの〈とっておきの道徳授業〉がますます大切になってきます。
  教室現場から、良質の道徳授業を発信していくことで、我が国の道徳授業・道徳教育をより確かなものに改善していきましょう。

☆新年度の学級づくりに  〜佐藤幸司の学級づくりの本〜
 「プロの教師シリーズ」(学陽書房) http://www.gakuyo.co.jp/author/a76933.html
『プロの教師のすごいほめ方・叱り方』
『プロの教師のすごい仕事&整理術』
『プロの教師が教える最高の学級づくり!』
『クラスが素直に動き出す! プロの教師の子どもの心のつかみ方 』