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この時期
道徳のチカラ代表 佐藤幸司  2015年5月11日 記
佐藤への連絡は こちら
 連休明けのこの時期,学級の調子はいかがですか。
 教師も子供も心地よい緊張感をもって過ごしていた4月に比べて,いい意味でも逆の意味でも,さまざまな「慣れ」が出てくる時期です。
 例えば,子供同士の交友関係です。
「みんなとっても仲の良い学級だな…」
と思っていたのに,子供からまたは保護者から,友達のことで悩みの相談を受けることもあります。
 仲良しのように見えていた数名の「グループ」があったとします。
 その中の一人から,
「○○さんから,意地悪をされた(言われている)」
という相談がありました。
 こんなときは,まずは,両者の言い分を聞かなければなりません。片方だけの話を鵜呑みにしてはいけません。両者からの公平な聞き取り,これが基本です。
 でも,内容によっては(内容が軽い場合は),聞き取りをする前に子供たちの様子をよく観察してみましょう。
 悪さをしている具体的な場面を押さえて指導をするのではありません。
 子供は,24時間悪さをしているわけではありません。
 悪い場面を取り押さえるのではなく,仲良くしている場面や友達に優しくしている場面を見つけて,そこをほめるのです。
 そのためには,例えば教師は子供と一緒に遊ぶ機会をつくります。
 一番簡単なのは,休み時間に校庭に出て,子供と一緒に遊ぶことです。
 そして,帰りの会などで,
「先生は,みんながとても仲良く遊んでいるのを見て,すごくうれしかったよ。」
と話します。
 子供たちは,これで気づくはずです。(高学年女子なら,かなりの確率で教師の意図に気づきます。)
 叱りたい場目でこそ,ほめる材料を探してみましょう。

新刊のお知らせです。
  佐藤幸司  著
  田中利幸 編集協力   明治図書 1800円+税
 明治図書   http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-115419-6
 アマゾン    新任でも必ず知っておきたい 学級経営の踏ん張りどころ51
  田中さんは,栃木県の中学校教師。道徳のチカラDM
  (デジタル・マスター)。このHPの管理・運営を行 
  っています。
  本書は,田中さんからの
  「佐藤幸司の学級づくりのワザを全国の教師に伝えて 
  ほしい」
  という提案から生まれました。
  本書では,51の指導の局面を例に挙げて,その対応策や解決方法をQ&A形式で具体的に示しました。
  Q(質問)を田中さんが準備し,それに対するA(回答)を私が述べました。
   「新任でも必ず知っておきたい」というサブタイトル通り,特に若手の先生にもすぐに役立つ内容を具体的に書きました。
  新年度です。ぜひお読みください。
  著者インタビューは,こちら↓です。
 http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/