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「私たちの道徳」
道徳のチカラ代表 佐藤幸司  2014年2月17日 記
 14日(金),文部科学省は新教材「私たちの道徳」を公表しました。文部科学省のHPで「道徳教育」をクリックすると,PDFで見ることができます。これまでの「心のノート」と比べると,読み物資料が掲載されたのが大きな特徴です。
 翌15日(土)の朝日新聞に,私のコメントが掲載されています。

   佐藤さんは「偉人伝などを読むだけでは,『自分には無理』と読み捨てることに
  なりかねない」と指摘。「子どもが自分の体験と結びつけて考えられるよう,教
  師が一層工夫する必要がある」と話す。
                      (2014.2.15 朝日新聞より 抜粋)

 記者の方とは,13日(木)・14日(金)の二日間にわたり,電話で何度か話をしました。

 限られた紙幅の中に,「道徳のチカラ」の紹介や,私の授業実践のこともまとめていただきました。

 これまでも一貫して述べてきたことですが,道徳授業の活性化に必要なのは,教師の主体性と柔軟性です。

 新教材「私たちの道徳」を配り,子供に読ませただけでは,何も変わりません。

 教材をどのように活用していくのか。そこが,教師の腕の見せどころです。

 せっかく配ってもらう教材です。教師が創意工夫しながら授業づくりに役立てていきたいものです。

 活用の仕方としては,例えば,授業の「終末」で読み聞かせや書き込みを行う方法があります。自作教材や副読本資料などで授業を進めて,授業の「まとめ」的な扱いで使用します。

 「配られたから使わなければならない」のではなく,活用の仕方を教師が考えます。授業がパターン化するようなことがあれば,それは全くの逆効果です。

 まず教師が本音を言わなければ,子供が本音で語り合える道徳授業をつくることはできないのです。