リアルタイムメッセージ 141  毎週 月曜日 更新予定
   新年度に過信すべからず
  道徳のチカラ代表 佐藤幸司  2013年3月31日 記
 2013年4月1日。
 いよいよ新年度のスタートです。
 この時期,よく耳にするのが,「黄金の三日間」という言葉です。
 「始業式からの三日間で学級の組織を確立し,学級を統率することができれば,それがその後の1年間に大きな影響を及ぼす」という考え方です。
 何事も最初が肝心です。
 お互いに適度な緊張感のあるこの時期に,学級の進むべき方向をきちんと指導することは大切なことです。
 けれども,「黄金の三日間」を過信してはいけません。
 最初の三日間をうまく過せたからといって,その学級の1年間の学級経営がうまくいくわけではありません。
 むしろ大切なのは,その後です。
 出会いのパフォーマンスで,子供たちは盛り上がり,「今度の先生はおもしろいぞ。いいクラスになりそうだ。」という思いをもったとします。
 でも,その思いがいつまで継続できるかが問題なのです。
 本メッセージの前号(140)に,次のように書きました。

 自分がつくりたい学級のイメージをもつことが大事です。

 授業日は,年間約200日あります。まずやるべきことは,その学年の最終ゴール,つまり3学期の修了式(6年生であれば卒業式)当日の子供の姿を描くことなのです。
 自分の学級をどんな学級にしたいのか。
 自分の学級の子供たちをどんな子供に育てたいのか。
 この思いがなければ,「黄金の三日間」の指導は,単なる「パフォーマンスやスローガン」に終わってしまいます。
 1年先のゴールを見据えた確固たる思いをもち,25年度を希望にあふれる1年間にしていきましょう。