リアルタイムメッセージ 101    ☆毎週月曜日更新予定☆
つながり
道徳のチカラ代表 佐藤幸司
2012年 6月3日(日)記
 『1Q84』は,不思議な世界です。その世界に入り込むと,現実と妄想と真実との境界線が曖昧になり,その区別自体が無意味に思えてきます。
 そこにあるすべてのものがつながり,一体化してくるのです。
 逆に考えると,何かを一体化させるためには,つながりが必要なのです。
 村上春樹の作品でいえば,『1Q84』に登場する「リトル・ピープル」は,『TVピープル』や短編『踊る小人』につながります。

 道徳授業は,週1時間です。
 単発でも実施が可能です。
 だからこそ,そこにつながりを生み出し,授業に連続性をもたせていきます。
 授業をつなげる要素は,まずは,何でもいいのです。
 テーマや内容項目や指導の重点等…に縛られなくていいのです。
 たとえば,「正義って何だろう」という授業があります。→『とっておきの道徳授業6 』(小学校編)9ページ
 アンパンマンを題材にして,正義の意味を考える授業です。アンパンマンの作者であるやなせたかしさん は,「ひもじさを救うのが正義だ」と言っています。
 『とっておきの道徳授業8』(小学校編)9ページ には,「てのひらを太陽に」の授業があります。「てのひらを太陽に」は,やなせさんが作詞した曲です。やなせさんは,自分が漫画家として絶望していたときに,自分の体の中を流れる赤い血に気づき,「ぼくらは,みんな生きている …」という詞を書きました。
 子供たちは,アンパンマン=やなせたかしさん=てのひらを太陽に というつながりに気づきます。
 そして,授業に連続性が生まれます。
 今日の道徳授業が,来週の道徳授業につながっていくとしたら,道徳授業での学びは,子供たち実際の生活の中へとつながっていくはずです。