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《観戦者調査(下)》 掲載日 : 2009/02/19
「プロらしさを」25%
◎期待選手
 期待選手は、選手がある程度分かってきた後期の試合で調査。観客に期待順に2選手を挙げてもらった結果、井野口祐介が断トツの支持を集めた。
 井野口は、桐生商高出身の地元選手。BCリーグが始まった2007年シーズンに富山サンダーバーズに所属し、リーグ初代打点王に輝いた。08年から初参戦の群馬ダイヤモンドペガサスに移籍し、主将として活躍した。
 2番手は青木清隆、3番手は丹羽良太で、両選手とも期待度が高い。青木は前橋育英高出身の地元選手で守備の名手。丹羽は前期途中から4番に座り、好機に強い打撃を披露した。
 調査した上武大スポーツマネジメント学科の小野里真弓講師(33)は、「ここで注目すべきは女性観戦者から期待を集めている選手」と強調。ファン拡大のポイントとして女性に人気の高い青木、丹羽の2人が活躍することや、積極的にファンサービスすることが有効と提案する。

◎望む要素
 観戦に期待する要素は、後期リーグで調査。「プロらしい見事なプレー」「緊迫した臨場感」など7項目から5つを期待順に選んでもらった。小野里講師は「プロ野球の観戦に何を期待するかは『見るスポーツ』のマーケティングにとって基本的で最も重要な課題といえる」と話す。
 結果からは、当然のことながら「プロらしい見事なプレー」が第一の期待で25・05%と圧倒的に高い割合を占めた。一方、期待度を複合的にみると「楽しい時間を過ごす」も高い観戦誘因となっている。
 小野里講師は集客対策として「野球観戦に家族で来て、楽しく過ごせるようなファンサービスが求められる」と指摘する。
 同大は産学連携の一環で、試合のイベントをプロデュースする計画もあるという。小野里講師は、調査結果を踏まえて「地域密着を大切にしてほしい。地方でスポーツに飢えている人が注目できて、子供がスポーツを通じて成長できるような地域づくりに貢献してほしい」と要望する。
 ペガサスの堀口芳明副代表は「今回の調査で、野球の観戦は多様化していることがあらためて分かった。野球場での数時間をどう過ごしてもらうかが大きなテーマ。上武大とさらに協力して、県民に愛されるチームづくりを進めていきたい」と話している。

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