《ゲンコツサーマルの会》は群馬県・長野県でサーマルをヒットするパラグライダークラブです。

　昨日99/1/2は、午前１１時半ごろTakeoffし、先に出た豊原さんを追いかけるべく少しあれたサーマルを追いかけていました。東風に流されながら種山（少し地名を覚えたかな??）尾根南側を飛んで行き。ちょうど、種山と天狗山の間に西風と東風のシアーがあり、どちらかと言うと東側のほうが強く。何回か上げ直しているうちに３～５ｍくらいのサーマルをヒットし、これで1000ｍゲインと言えるなと思いながら回しつづけました。
　約９００ｍゲインのところで、一瞬”フッ”とテンションが抜け”ハッ”と感じたその直後”ガッツーン”とアッパーカットのようなサーマルではなく乱流に出合い、グッシャと左半分なくなりなした。そこは、ＤＨＶclass2すかさず回復。した後、まだ、乱気流の中、私の眼下20度位の処にキャノピーが在るではないですか。話では聞いていましたが、PILOT歴６シーズン目にして初めての経験です。

　”コリャ大変!!”と頭の中を色々なことが巡りました。耳学問が経験になる瞬間です。ブレークコードのテンションは、しっかり有るので　”エイッ！”　とフルブレーク一発。
　キャノピーは、見事頭上に！　???　”ッン！　何かおかしい”。キャノピーを中心に見ていたので上下感覚が感じられていませんでした。確かに頭上にキャノピーは在りました。しかし、地上を見ると”キャノピーと私”と地上が平行になって、尚かつ、地上が右回転していました。”なんじゃ、コレ”と言うのが感想でした。時間がユックリと感じ　”アーぁ！直さなくちゃ。この後どんな事になるのかなぁー”なんて思いながら回転を留めました。

　幸いなことに留めた空域は、荒れてはいましたがさっきから比べればまだ増しでした。さっさとこの空域から逃げなくちゃと”臆病な私”は、アゲンストに向かってアクセル。しかし、西から入ってくる雲となかなか離れられず一向に高度が下がりません。
　いつもなら、喜んでいるのですが”臆病な私”は翼端潰しで更にアクセル。ようやく３～4ｍの沈下。ｔａｋｅｏｆｆの上空を通り過ぎさらに東進、やっと雲の影響から逃げ出せました。

　”さァー降りよッ！”無線で降りることを話したところ、豊原さん”まだ、浮いていれば良いよ”と聞こえましたが、一切かまわずランディングへしかし、そこでも西からの雲とサーマルに降りることを拒否されランディングの上でプラプラ。
　悲しいことにサーマルに出会うとツイ回してしまいます。しかし、強い意思のもと”ヤッパリ！降りよ！”。折角無事にランディングまで来たのだから丁寧に降ろそうと何回もランディング上空を往復していました。

　榛名の皆さん”キッツーイ”をありがとう。今度は、もうチョット静かなのをお願いします。