やまんばとこぞうさん/やまんばのこどもガー

脚本・演出 大野俊夫  音楽 今泉真奈美


やまんばとこぞうさん

むかしむかし、山のお寺におしょうさんとこぞうさんが住んでいました。
お日さまぽかぽかのある日、こぞうさんは栗拾いに行く事になりました。
でも、おいしい栗の木がいっぱいある角田の山には、こわい人食いやまんばが住んでいるんだって。
こぞうさんは和尚さんから、三枚のお札を渡されて、元気よく出かけていきました。
さあ、こぞうさん栗の実をたくさん拾って、ちゃあーんと帰ってこれるかな!



やまんばのこどもガー

やまんばに「ガァー」というこどもがいました。
でも、ガァーはちっともこわくないんです。
のんびりやのなままけもの。
だから、やまんば母さんはガァーに厳しい鬼の修行をさせることにしました。
と、そこへ村のお百姓さんがトコトコやってきました。
やまんば母さんはひらめきました。
「そうだ!かわいいガァーは、まだ人を食ったことがねぃ。だから鬼らしくなれんのじゃ!」
お百姓さん大ピンチ!



劇団ブナの木
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