最近のできごと(活動日誌)   

 介護職員の労働相談相次ぐ

 4月に入ってから2施設の介護職員から、労働相談がありました。
 1件は、労働契約書も交わさず、就業規則があるのかすらわかっていません。その上、給料その他の労働条件が不明という悪質さです。
 もう1件は株式会社が運営する施設です。ここも労働契約書も交わさず、就業規則も不明です。しかも、休憩時間を与えず9時間労働となっているのに、その分の時給・時間外割り増し手当ても支払っていません。介護労働者への処遇改善手当ても1円も支給されていません。
 近日中に団体交渉を要求し、法令違反を改善させる予定です。

 玉村町が保育所給食調理を専決処分で民間委託

 玉村町は、第4保育所の給食調理業務を突然民間委託しました。事前に議会にさえ諮らず、保護者説明会も行わずに、2月に就任したばかりの新町長が専決処分を行いました。
 町が民間委託した理由は、4人の調理員のうち嘱託職員1人が年度末で定年退職し、派遣の調理員が年度末で契約期限となるために、4月からの給食調理ができなくなるというものです。
 町が言ったことが事実だとすれば、予めわかっている退職や契約期限切れ前に何の対策も取らず、自分たちには人事管理能力がないと言っているのに等しい。
 もし、町が述べている理由が単なる言い訳で事実は議会が民間委託に反対する事を予測して、専決処分したのなら議会軽視であり主権者が住民であることを忘れたとしか言いようがありません。
 玉村町嘱託・臨時職員向けチラシ(2016年春号)

 大泉町長は組合の「挨拶」を拒否

 組合は、中央労働委員会の和解の席で和解が成立したこともあり、対立ではなく対話できる関係になりたいと希望し、町長にご挨拶に伺いたいと弁護士に申し入れました。弁護士は組合の意向を町長に伝えると回答していましたが、弁護士から連絡がないため、組合は秘書課を通じて町長に15分程度の面談を求めていました。
2016年4月8日になって、秘書課より「弁護士に相談したところ和解で終了しているのだから会う必要はないとの結論」を連絡してきました。
組合としては、和解が成立したからこそ挨拶を受け入れる度量を示していただきたかったと残念に思っています。


 中央労働委員会で大泉町と和解

 2013年9月25日に、大泉町の不当労働行為について群馬県労働委員会に救済申立を行った事件は、最終的に2016年2月2日に中央労働委員会において、双方が労働委員会の和解勧告を受け入れ和解が成立しました。大泉町は今後は誠実に団体交渉に応じると約束しました。
 今後は、組合員の雇用や労働条件の改善に向け、組合と大泉町との真摯な団体交渉が行われると確信しています。