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酒粕の楽しみ方 〇日本酒と健康 〇お燗の温度 〇日本酒を料理に活用 〇お酒の保存方法
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酒粕の楽しみ方

酒粕の効用
 タンパク質や、ビタミンB1、B2、美容に良いビタミンB6などが豊富に含まれています。
 塩分がないので高血圧にも良く、直接肌に塗っても、美白効果や肌の保湿、保温効果もあります。

おいしい召し上がり方

夜食に
 板粕を網やオーブントースターでこんがり焼いて、ジャムや黒砂糖、味噌などぬれば、お手軽な夜食の出来上がりです。

甘酒・・・2,000cc(10人分)
 酒粕300g、水1,200〜1,600cc、砂糖150g〜200g、塩少々
 酒粕をちぎって鍋に入れ、火をかけて混ぜながら溶かします。砂糖と塩を入れ、味見します。お好みで小さくきったしょうがを入れると風味が増します。

手軽に
 毎日の味噌汁の中に入れても、コクが出て味噌の味が引き立ちます。

粕汁
 魚ベースの鍋物に小さくちぎって溶かした酒粕を入れて味噌と塩で味を調えます。

お湯で溶かすと思ったよりも量が多くなりますので、入れすぎに注意してください。

           酒粕100gあたりの栄養価
 カロリー     203.0
 水  分     52.0
 たんぱく質   14.5       納豆100g、卵2個と同等
 脂  肪     1.5
 炭水化物    25.0
 ビタミンB1   0.27       りんご5個に相当
 ビタミンB2   0.14
 ビタミンB6   0.3        美容に良いとされる

        栄養価が高く、美容にも良いです。

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日本酒と健康
酒は百薬の長
今日から実践!酒と上手につきあう食材選び

「お酒は食べながら飲む」が基本です。
飲んでいる間は食べない。塩さえあれば何杯でも。これでは健康にもよくないですし、もったいないお酒の楽しみ方だと思います。
お酒と料理を存分に楽しみ、翌日にも酒を残さないためにも、
お酒は食べながら飲んでください。


体にやさしく、お酒と末永く付き合える食材を紹介します。

胃腸の保護(飲酒前)
牛乳など乳製品
チーズ、梅干、トマトジュース、ごぼう、キャベツ


肝臓の保護(飲酒中)
レバー、豆腐、かき、たこ、いか、納豆、鶏ささみ

食欲増進(滋養強壮)
やまいも、にら

飲んだ後
果物、シジミの味噌汁

美肌と食材
手羽先+ブロッコリー・・・・・コラーゲン吸収よくする
しらす干し+ごま・・・・・エラスチン吸収助ける
かれい+いか・・・・・ピアルロン酸吸収よくする


飲んだ後は、水分補給も十分に。

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お燗の温度

日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)の提唱する冷やとお燗の呼び方を紹介します。

冷や
雪冷え(ゆきひえ)・・・・・ 5℃
花冷え(はなひえ)・・・・・10℃
涼冷え(すずひえ)・・・・・15℃
常温(じょうおん)・・・15〜20℃


日向燗(ひなたかん)・・・・30℃
人肌燗(ひとはだかん)・・・35℃
ぬる燗(ぬるかん)・・・・・・40℃
上燗(じょうかん)・・・・・・・・45℃
あつ燗(あつかん)・・・・・・・50℃
飛び切り燗(とびきりかん)・55℃

飲用温度による香味の変化
 
日本酒は冷でも、お燗してもおいしく飲めるのが特徴です。
さまざまな温度で飲むのも日本酒の楽しみの一つです。

  香り      低い温度   感じにくくなる
    
      高い温度    全体に強くなるが、爽やかさが小さくなる  
  甘味     低い温度    感じにくくなる
 
         高い温度    強く感じる
  酸味     低い温度    さわやかに感じる
          高い温度    ぼけてくる
  口当たり   
低い温度    キレを感じる
          
高い温度    厚みが出る、ふくらみが出る
  アルコール
 低い温度    すっきりした感じ
          高い温度    揮発性を感じる

        お燗して美味しいお酒のタイプは本醸造、純米酒、普通酒のタイプになります。
 お燗の温度は人それぞれお好みの温度で構いませんが、一般的には人肌からあつ燗くらいが適温とされています。お燗すると冷酒よりも酔いを感じやすくなるので、飲み過ぎも防げます。
 冷やして飲む方がよいのは、吟醸酒、生酒になります。吟醸は特に香りやすっきりした味を楽しむので、お燗するとその特徴がわかりにくくなってしまいます。雪冷えから常温(15度から20度くらい)が適当でしょう。
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日本酒を料理に活用しましょう
いつもの料理をすてきにおいしく
 日本酒は飲んで美味しいだけでなく、うまみを加えて風味を増して、素材の臭みを消すなど調味料としても活躍します。

煮きり酒
 日本酒にはアルコールがあるので子供やアルコールに弱い人などには敬遠されがちですが、日本酒を火にかけアルコール分を飛ばしてから使う「煮きり酒」というものがあります。

                    日本酒の特徴


魚の臭みを消す        魚を焼くときに振りかけて臭みが抜けます。
魚の保存            きれいに水洗いした魚に塩をふり、酒をひとふり。                     ラップで密封して冷蔵庫へ。臭みが取れます。

てり、つやをだす        甘露煮や照り焼きに使って、てり、つやを出す。
料理で甘味が足りないときにちょっとおおさじ1〜2杯いれるとほのかな甘味がつき、味もまろやかになります。


         アイデア次第で使い方もいろいろな日本酒です
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お酒の保存方法
お酒は冷暗所で保管してください。
お酒の取り扱いに注意しないと
お酒がおいしくなくなってしまいますよ

光の当らない所で
 お酒は光を嫌います。日光も蛍光灯の光もできるだけ当てないようにしてください。

高温多湿は避ける
 お酒は温度の変化によっても劣化してしまいます。また、カビなどがつくので湿った所も避けてください。

◎お酒の保管は、光が当らなくて、温度も20度以下の場所で保管してください。
 吟醸酒や、生酒は特に注意してください。保管は必ず冷蔵庫で保管してください。
 お酒は繊細な飲み物です。ちょっとしたことで、本来の風味を損なってしまいます。また、空気に触れると酸化してしまいますので、開封後はできるだけ早く飲みきってください。
 美味しく飲むには努力が必要ですね。
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