|
上芦川集落から車で林道を10分ほど走った左手に釈迦ヶ岳登山口の案内標識があり、その手前の路肩に数台停められるスペースがある。釈迦ヶ岳だけの往復ならこの登山口から作業用の舗装路を数分走り、行き止まった所に車を停めれば良いであろう。傾斜は急なので、落ち葉などでスリップするかもしれないが、20分は短縮出来るであろう。
山道への登山口から最初は直線的に登っていき、つづら折れになれば、左神座山へ60分、右釈迦ヶ岳35分の分岐に出る。時々、右手に釈迦ヶ岳の屏風岩が見えるので、登った高度が直感出来るであろう。分岐から直ぐ左手に檜峰神社への下山道を分け、岩稜帯の登りになり、綱引き用の綱の固定ロープを二ヶ所過ぎれば、頂上は近い。
方位盤と二体の石仏が祭られている山頂は展望抜群で、何よりも端正な富士山の姿に圧倒される。八ヶ岳方面の眼下には甲府盆地が箱庭のように展開されている。今年一番のこがらしが吹いたこの日は、高い峰は雪で、南アや八ヶ岳の山頂部は雲の中であった。ど
んべえ峠方面に下山道をとり、地形図には掲載のない府駒山を通り過ぎ、林道に降り立つと、その向かい側に黒岳への標識がある。
どんべえ峠付近の左右の広葉樹樹林帯が一番の紅葉の見所であったが、時間帯が早く、陽が未だ射していないので、逆光に映えるもみじを撮ることはできなかった。すずらんの頭から少々下った後、黒岳へ西側から登ることになる。個1時間も頑張れば、御坂峠への分岐道標に出るとともに、右手に10歩ほどで一等三角点のある黒岳山頂である。
霜が融け始め、ぬかるんできた山頂からは富士山を展望することはできないが、200m程河口湖方面に行った所に展望台がある表示があったが、御坂山をピストンする関係から割愛し、御坂峠に下って行く。峠から緩く登って、鉄塔に行き当たった所も展望は良かったが、送電線が
視野に入るので、そぐその上部の石の上に立てば、河口湖と富士山がすっきりと見える個所があった
。
御坂山も黒岳と同様山頂からは展望は得られない。これだけ近くに富士山があるというのに、残念であった。休憩には御坂峠が良いであろう。廃業になった御坂茶屋が立つ前の小広い草原は身体を横にするのには格好の場所である。往時の面影を探すが、見つけられるのは御坂天神の祠だけであった。
御坂峠から黒岳への登り返しで、逆光に映える赤いもみじが印象的であった。御坂全体的にはもみじは少ないようで、あれば直ぐに分かるほどであった。走るように駆け下りた坂も、今度は急登となって立ちふさがり、黒岳が遠く感じたが、時折現れる紅葉が疲れを癒してくれた。
|