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前回(1997年7月21日)の権現岳へは、編笠山から回って行ったが、今日は天女山からの登山である。
広い駐車場より一段低い位置に天女山の山頂標識が建っているのも、何かおかしな感じである。駐車場の奥から登山道が伸びており、15分前後で、砂礫地の天ノ河原に出、しばらくは緩い登りで足慣らしをして行く(前三ッ頭の写真)。標高1800mの辺りから傾斜が増して、2000mから前三ッ頭までは急登となる。
所々、残雪があったが、靴を濡らすほどではなく、ひたすら高度を稼がなくてはならない。前三ッ頭からは南アルプスー特に北岳と甲斐駒ヶ岳が展望でき、休憩には良いが、吹き曝しで寒い。金峰山の五丈岩や富士山も綺麗に見えていたが、雲もわいてきていたのですっきりした様相はなかった。今までのアルバイトに比べたら三ッ頭までは軽く感じるであろう。左手に甲斐小泉からの道を合わせると、まもなく
三ッ頭である。
三ッ頭からは権現岳が前方に男性的な姿を見せており、登行意欲を沸かせられる。いったん林の中の鞍部に下りていくと、右手にはかなりの残雪が残っていた。いよいよ最後の登りになり、大きなルンゼ状の岩場の下に着く。道は岩の基部の左手にあり、鎖も二箇所あるが問題ないであろう。
登りきれば、写真の岩場の底辺辺りに出て、山頂は直ぐである。山頂は一人が立つのがやっとで、無理をしないほうが良い。岩場の間からは長い錆びた剣が雷を誘うように天に伸びている。南には女性的な編笠山が低く見え、青年小屋からギボシへの登路が手に取るように見える。無線機のスイッチを入れるが、平日のためか応答率が悪かった。Jarlの会員数激減で、最近は山での無線も時間がかかることが多い。
権現岳から手前の稜線を辿り、写真では見えないキレットを越せば、右手の一際高い赤岳につながり、左手に中岳を経て阿弥陀岳へと連なって行く。帰路は往路を戻る。
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