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赤鞍ヶ岳 1月1日 2004年


赤鞍ヶ岳
1257mH
山梨県南都留郡秋山村・道志村
大室山(2万5千分図) 上野原(5万分図)

朝日山(山ランポイント対象外)
1299mH
山梨県都留市・南都留郡秋山村・道志村
大室山(2万5千分図) 上野原(5万分図)
長尾
1107mH
山梨県南都留郡秋山村・道志村
大室山(2万5千分図) 上野原(5万分図)
鳥井立
1048mH
山梨県南都留郡秋山村・道志村
大室山(2万5千分図) 上野原(5万分図)



秋山村と道志村の村界尾根を巌道峠から赤鞍ヶ岳を経てブドウ岩ノ頭までを歩いて来た。本来ならブドウ岩ノ頭から南下して道志村の菜畑山に下山して久保とをMTBで結ぶつもりであった。そのため、菜畑山の登山口の曙橋から約3km登った地点にMTBをデポし、 約10km離れた久保バス停から登り始めた。

久保バス停付近

道志川に沿った国道413号の久保バス停近くの幅の広い路肩の駐車スペースに車を停めたが、駐車場の案内はなかったので、停める場合には近くの商店でその旨の了解を取った方が良いであろう。久保には巌道峠への道標があり、それに従って舗装路を登っていくことになる。


巌道峠の登山口

途中、道志村指定文化財の園福寺の阿弥陀三尊像を右手に見て進む。道半場で未舗装となり、路肩の弱い個所があるので、車の場合には注意が必要である。巌道峠の手前で一ヶ所だけ冨士山が展望できる所があり、新年の冨士山を拝むことが出来た。


鳥井立山頂

峠まで来ると雪が現れ、登山道にもそれなりの雪が積もっていた。登山口の赤鞍ヶ岳の道標を見て、階段から登山道に入って行く。落ち葉と雪のミックスで滑りやすい急登を登り、木々の間からテレビ中継塔のアンテナを見れば鳥井立山頂である。


長尾山頂

緩い下りと登りの道を進むが、長尾のピークは何処だが釈然としなかった。名前の通り長い稜線上には幾つかのピークがあったもののその明記はなく、地図上で秋山村と道志村とに下りて行く鞍部から登り返した休猟区の看板のある所を山頂と判断した。


細茅ノ頭

長尾の下りから前方に見晴らしの良いこんもりとした細茅ノ頭が見えて来る。今まで樹林帯で展望がなかっただけに、始めて見通しの良い個所に出たことになる。雪のついた急登を登り、更にその先のピークが細茅ノ頭である。境界見出標だけで、その他の表示はなかった。


赤鞍ヶ岳山頂の雨量ロボット観測所

細茅ノ頭から下った鞍部で始めて指導標に出合い、そこから少し登り上げた小ピークにも赤鞍岳と巌道峠の道標があった。この道標から10分強で赤鞍ヶ岳山頂であった。雨量ロボット観測所のある山頂だが、ピークは笹を分けた登山道の中にあった。


赤鞍ヶ岳山頂

尚、二万五千分の一地形図ではこの1257mピークには何の表示もなく、この先の1299mが赤鞍ヶ岳と記されている。しかし、本来はここ1257mが赤鞍ヶ岳で、1299mは朝日山である由とのこと。


秋山峠

赤鞍ヶ岳から下った所から展望に恵まれた細い尾根となり、左手前方に冨士山を見ながら進めるはずであったが、いつのまにか雲がかかってしまっていた。幾つものアップダウンで、道志村への下山分岐のある秋山峠である。


朝日山山頂

秋山峠からスズタケの中を進めば雑木林に囲まれた広い朝日山山頂であった。ここから菜畑山間は薮っぽさに加えて二つの大きなピークがあり、今までの小アップダウンのように進むわけには行かなかった。


岩戸ノ峰

最初のピークが岩戸ノ峰で、朝日山から下って登り返した小ピークからスズタケの中の急登が始まり、雪もあって滑りながら登って行く。登り終えた所から平坦に進んだ後、緩く登れば岩戸ノ峰で、別名高丸である。樹林に覆われ展望はない。


本坂峠道標

再び急降下の道から登り返して小ピークに着くと、右に90度折れて進んで行く。ほどなく、朽ち果てたような本坂峠の道標に出合う。道志側の戸渡に下山できるが、秋山側の曽雌へは廃道のようである。


ブドウ岩ノ頭

峠からブドウ岩ノ頭までも急登で、我慢の為所である。登り着いたブドウ岩ノ頭も樹林に囲まれて、今まで以上に薮っぽかった。 ここから実は道を間違えて進んでしまったのである。写真のブドウ岩ノ頭の表示の、左手に小さく菜畑山と書かれてあったが、


右手の雪のついている道、本来なら頭のピークであろう地点に進んでしまったのである。ブドウ岩ノ頭の表示板が何故、ピークになかったのか、今になって分かったのである。この表示板のある地点から左手に下りて行くのが菜畑山方面であった。進んでしまったピークから下る方面を探したが、はっきりとした踏み後はなく、それでも木々に赤ペンキ印を見つけ、それに従って下って行ってしまった。今まで以上に薮っぽくなり、一旦引き返そうと思ったが、先にペンキ印と、赤い杭を見つけてその方向に急降下して行った。突然、木々の間から新しい舗装された林道を見つけ、地形図には記載されていないので疑問に思ったが、林道に下りて行こうとした。しかし、真新しい林道の法面が道路から5〜10mはコンクリートで固められており、下りて行けないのである。崩れやすい急斜面で足下が固まらず、落下に気をつけながら、下りる地点を見つけようとする。工事の人か、或いは先人がいたのか、かすかな踏み後を追って斜面をトラバースして行くと、漸く、コンクリートではなく草付きの斜面を見つけ、そこから下って行 けるようであった。草ははがれやすく、手で押さえつけながら掴むような感じで、またアイゼンを雪に蹴りこむような感じで、靴を草つきに蹴り込んで少しずつ下って行った。下りた地点から100m先で林道工事は終端であった。進むべき道は、林道を下っていくか、ブドウ岩ノ頭まで登り返して、菜畑山への登山道を探すかのいずれかであった。しかし、この時点で、菜畑山へ行くことは出来ないと考えてしまっており、道が判然とした地点まで戻るということ鉄則を失念していた。林道を下れば何処か人里に辿り着くという安易な考えに陥ってしまっていた。 (概念図

10分ほど林道を下って進んだ所から雪の上に車の轍が現れ、その先で、林道は真っ直ぐに上に上っていく道と、右手に下って行く道とに分かれていた。轍は右の下って行く方面についており、当然足は登りではなく、下りの道に進んでいた。林道の右が沢で、すぐに、ブルが道を塞いでおり、車両を侵入できないようになっていた。脇を掠めて、下っていったが、右にカーブする所で一旦登りになって、再び下りの道となった。下りに下って行くと、ゲートにぶつかり、この林道が「盛里林道」であることを知るが、地図等には載っていないので、その所在は不明であった。ただ、そのゲートの先にあった案内板に盛里林道の地図があったので見れば、なんと県道四日市場上野線とあるではないか。道志側ではなく、秋山側に下山してしまったのである。県道に出れば、公共交通機関があると思い、足を急がせる。途中、朝日川沿いにキャンプ場を二箇所ほど見て、漸く曽雌という秋山村の部落に出ることが出来た。県道の出た先に曽雌のバス停があり、14時52分の都留市行きのバスの便があるのを確認したが、富士急の大月の営業所に電話をしてみると、正月だからバスの営業はないとのことであった。タクシーかと思ったが、バス停の奥にあったお寺から人が散会して出てくるので、その一人に事情を話すと、都留駅まで送ってくれるということであった。渡りに船とはこのようなことを言うのか。辞退しても仕方がないので、言葉に甘えて送ってもらったのは言うまでもない。都留駅から普段なら道志へのバス便もあったが、正月は営業していないとのことで、タクシーにて道志側の久保のマーカーまで戻った。

盛里林道が通行できるようになったら、是非再訪したいものである。また、ブドウ岩ノ頭と菜畑山間も確かめてみたいと思うと同時に、登山では必ず道の判然とする地点まで戻らなければならないと肝に銘じなければならないことに意を強くした。


<コースタイム>

久保7:07→7:46巌道峠→8:21鳥井立8:34→9:15長尾9:22→9:45細茅ノ頭9:50→10:14赤鞍ヶ岳10:23→11:06秋山峠→11:12朝日山11:26→11:54岩戸ノ峰→12:21ブドウ岩ノ頭→(迷う)→13:18林道→13:56盛里林道ゲート→14:30曽雌

<ルート図>

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