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鳥海山 7月13日 2003年


新山
2236mH
山形県飽海郡遊佐町
鳥海山(2万5千分図) 鳥海山(5万分図)

七高山
2229mH
山形県飽海郡遊佐町
鳥海山(2万5千分図) 鳥海山(5万分図)

荒神ヶ岳
2170mH
山形県飽海郡遊佐町
鳥海山(2万5千分図) 鳥海山(5万分図)

行者岳
2159mH
山形県飽海郡遊佐町
鳥海山(2万5千分図) 鳥海山(5万分図)
伏拝岳
2130mH
山形県飽海郡遊佐町
鳥海山(2万5千分図) 鳥海山(5万分図)

文殊岳
2005mH
山形県飽海郡遊佐町
鳥海山(2万5千分図) 鳥海山(5万分図)

扇子森
1759mH
山形県飽海郡遊佐町
鳥海山(2万5千分図) 鳥海山(5万分図)


高崎から関越道、北陸道をつないで新潟から終点の中条ICにて降りる。中条ICまで260kmであり、この先まだ170km程、一般道を走らなければならない。国道7号線を北上し、温海から鶴岡市に入り、鶴岡ICからさかたみなとまで一部高速道路があったので利用する。さかたみなとからは40分ほどで鳥海高原ラインを登り上げた終点駐車場に着く。今回の行程は、滝ノ小屋から河原宿に出て、心字雪渓から外輪山の伏拝岳に登り上げ、七高山から新山に、荒神ヶ岳を通って大物忌神社に下り立つ。その後、文殊岳からのQSOが残ってしまったので、千蛇谷を通らずに、再び外輪山に戻り、扇子森から御浜小屋へ、鳥海湖を巡って、千畳ヶ原へ出て、幸次郎沢から河原宿に戻って下山するコースである。

鳥海高原ライン終点駐車場

車道の両側に50台ほどは停められる白線の引かれた駐車スペースがあり、土曜の午後10時に着いたが6割方の入りであった。立派なトイレ棟もあり、登山口はその前にある。既に標高は1200mで、1000m位までガスで何も見えなかったが、駐車場からは星空を眺めながら車中泊となる。


滝ノ小屋

登山道は石敷きのなだらかな歩道から始まり、小沢を真新しい橋で渡れば、滝ノ小屋の前に進む。小屋の煙突からは煙が出て、窓からは明かりも見え、小屋の中は人が動いているようであった。日の出が始まっているのか、小屋の先の小沢からは鳥海山方面の空が赤くなり始めていた。


滝ノ小屋裏手の雪渓

小屋を過ぎて、小沢を渡ると右手に雪渓があり、登山道は不明のようであったが、どうやら雪渓の左手の縁を登っていくようであった。朝早いため残雪は硬く、登り上げて行くのは結構緊張しながらであった。最上部まで行かずに、途中の左手に登山道が伸びているようで、そちらに入って行く。帰路はこの雪渓にポールを立ててスキーをしているグループがあった。


河原宿小屋

湯ノ台口からの道を合わせると八丁坂の登りになり、標高差300mを登ると河原宿に至る。途中、高山植物が沢山咲き乱れ飽きさせないが、先が長いのでそうそうゆっくりも出来ない。河原宿では小屋の前に水場の小川が流れ、前方には心字雪の雪渓が望まれ、周りにはニッコウキスゲの群落も見られる。


心字雪

それほど急斜面ではないので、ミニアイゼンなしでも登れるが、朝早いと雪は硬いので注意が必要である。雪渓最上部手前はトラバースなので、滑らないようにしたい。雪渓を過ぎると、一番の急坂の薊坂の登りになる。しかし、登山道には高山植物が豊富なので、ゆっくり登れば良い。


伏拝岳山頂

登りきった外輪山の一角の伏拝岳からは新山周辺の黒々とした荒々しい山容が見え、また大物忌神社の立地場所に驚かされる。足元はすぱっと切れ落ちて千蛇谷の雪渓が続いている。水と高山植物の豊富な鳥海山と言う名と、荒涼とした新山とは相容れないように思えてならない。


七高山山頂

伏拝岳から登山道を進むが、はっきりと次のピークの行者岳が何処だが断定できないまま、鉄梯子に下り立つ個所に至って初めて、その手前のピークが行者岳であると判断する。七高山と新山だけが山頂明記されているものの、他の外輪山にはその表示は皆無であった。先ほどまで大賑わいの団体が去った七高山山頂は不気味な表情を醸し出していた。


新山山頂

大物忌神社に下って行く急坂の途中から右手の残雪の斜面に足を踏みいれ、新山直下の岩場から大きな岩を越えて山頂に至って行く。5人程で一杯になる山頂は次から来る人で長居は出来ない。写真は荒神ヶ岳方面に行った先からのものである。1716年の大噴火の複式火山特有の複雑な地形が見て取れる。


荒神ヶ岳山頂

新山から七高山と反対側に大石を伝って降りて行くと、前方に小高い荒神ヶ岳山頂があった。忍耐と彫られた石が山頂部に置かれ、左手には千蛇谷の雪渓とそこから伸びる登山道が見えていた。すぐ下が大物忌神社で、その先のテント場のテントも見えていた。


文殊岳山頂

荒神ヶ岳から道を拾って、千蛇谷の登山道に下り立ち、大物忌神社で参拝する。七高山との鞍部に登るのではなく、テント場から行者岳の鉄梯子のある鞍部に行く道を選んで進む。再び、伏拝岳から外輪山の道を文殊岳へと進める。雲上のプロムナードと言うのにふさわしい気持ちの良い登山道が続く。


扇子森山頂から鳥海山

文殊岳からひとしきり下った所が千蛇谷と外輪山コースの分岐の七五三掛で、更に御田ヶ原分岐を過ぎ八丁坂を登りきれば扇子森山頂である。だだっ広い山頂には標柱が立っているが、その標柱には間違って御田ヶ原と書かれている。御浜小屋と鳥海湖も指呼で、大賑わいの登山道から静かな鳥海湖に下って行く。


鳥海湖

残念ながらガスが既に湧き出ており、鳥海湖に投影する鳥海山を撮ることは出来なかった。半周して万助道と千畳ヶ原との分岐の仙人平に進むが、ここから幸次郎沢源頭まで全く人と出会うことはなかった。分岐から雪渓を下りて行くが、残雪と水の流れる沢筋で登山道は分かり辛く、千畳ヶ原の道標に出合うまで心もとない瞬間もあった。


千畳ヶ原分岐から草原状の地形の中を進むが、残雪もまだまだ多く、悪いことにガスって来ていることもあり、先々のルート取りに時間がかかってきていた。竹に赤旗のルートを示す目印があったものの、その周辺の雪渓が大きく割れ、ガスっていることもあり、一進一退の 時もあった。また、特に幸次郎沢に行き当たった所の下部の残雪で、ルートが分からなくなることがあった。残雪内にあったロープと、岩に書かれた赤ペンキの矢印で行く方向はわかったものの、残雪の状況が悪く、乗越していくのにやはり時間を要してしまった。幸次郎沢は巨岩の堆積する沢で、一見するとルートではないような印象を持ってしまってもおかしくない沢であった。その急な沢を登った所に道標が立ち、源頭に立ったことを教えてくれた。ここから月山森の左の緩い登りを、登山道と言っても小沢が流れるような道を河原宿へと急いでいた。

<コースタイム>

鳥海高原ライン終点4:05→4:20滝ノ小屋→5:00河原宿5:10→6:37伏拝岳7:00→7:15行者岳7:32→7:42七高山7:50→8:10新山8:30→8:43荒神ヶ岳8:55→9:03大物忌神社→9:20行者岳→9:50文殊岳10:00→10:30御田ヶ原→10:40扇子森11:50→11:00御浜小屋→11:20仙人平→11:45千畳ヶ原→12:45幸次郎沢源頭→13:15河原宿13:20→13:55滝ノ小屋→14:07駐車場

<ルート図>

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