摩耶山 1020mH 山形県鶴岡市 木野俣(2万5千分図) 温海(5万分図) N38°31′12″ E139°43′40″ 24、25日の連休は当初、天候の谷間で一時雨の予報もあり、行き先に迷っていたが、台風14号の影響で天気が良くなることになり、朝日連峰周辺の山、300名山2座 (摩耶山、祝瓶山)を巡って来た。台風の本土への接近がなくなり、返って大陸の高気圧を日本にもたらしてくれ、久しぶりに好天に恵まれた山行となった。 摩耶山は海岸線に近く、 冬の豪雪や偏東風の影響で東面は削ぎ落とされ険しく、西面からのコースの一つである越沢口からが一般的である。マイカー利用者には周回コースが取れるのも、嬉しい所である。また、信仰の山ということで、名残りを地名などに散見できる。 関越道から北陸道に入り、更に日本海東北道の終点中条ICで下車、国道7号を村上市に走らせ、往きは笹川流れを通らずに羽州浜街道から日本海沿いのの勝木に出る。左に行けば笹川流れで、右手に道をとり鼠ヶ関を目指す。鼠ヶ関にはローソンのコンビがあり、食材を買い込んで、国道345号に入る。先に行くに従って、国道かと思えるほど道幅は狭まり、交合通行が不能と思える狭い道を行くようになる。雷峠への道を分けると道は広くなり、関川 トンネルを通過する。トンネルを抜けた先、右手に摩耶山越沢口の大きな登山口道標があった。 摩耶山登山口 国道345号の摩耶山越沢口道標から2kmほど林道を辿り、瀬戸橋の先の摩耶山登山口に至る。路肩に駐車するが、数台で一杯となるので混雑時には注意が必要である。登山口から小浜ノ茶屋跡への道標に従って山中に入って行く。 杉の植林内の道は整備され、10分ほどでウイスの倉、カジ倉の断崖絶壁の道標を見る。紅葉時には壮観な光景が広がるであろうが、まだまだ青いこの時期はその絶壁を確認するだけである。整備された道が橋を渡り、対岸に渡ると沢沿いのやや荒れた道となる。すぐに初心者コース(本道コース)を右に分ける分岐となるが、中尾根コースは直進である。更に沢沿いの道が続き、弁財天の夫婦滝にぶつかる。落差28mの見事な滝の間にある垂直の鉄梯子を登って滝の上部に出る。ここから尾根に乗り、中尾根コースの急登をしばらく我慢することになる。最初の休憩地点は仙人ガ窟と七ッ滝との分岐となるが、この先も急登の中で一段落つける地点があり、息を整えられる。摩耶山西面の絶壁を正面に見るようになると、最後の急登となる。 登り上げると東面の断崖と、槍ガ峰や鉾ガ峰の奇峰が目に飛び込み、右手のピークが摩耶山頂上である。南北に広い山頂で、なんといってもその展望には飽きることはない。鳥海山から月山、朝日連峰が望め、眼下には庄内平野、日本海とその海原に浮かぶ粟島が遠望できる。会津駒ケ岳のJA1SEV局と無線後、本道コースを下山に取る。すぐに倉沢コースの分岐道標を左に分けて、右に下りると奥ノ宮のコンクリート製の神社がある。九合目の六体地蔵、八合目の鼻くぐり坂、七合目の天王峯の大杉と見て下れば六合目の避難小屋に至る。ここから七ッ滝への道が分岐しているが、やや笹に覆われていて見難い。小屋から2分ほど下った沢からちょろちょろと水が流れていたが、これが水場であろうか。途中、関川コースから登って来る方と擦れ違い、しばし山談義で時を過ごす。300名山まで後10山を残すのみで、今は主に一等三角点の山を巡っているという方であった。 関川コースの分岐の追分からやや急な道を中尾根コースとの分岐まで下りれば、往路を登山口まで戻るだけである。一日の山行としては物足りないであろうが、欲張らずに出羽の名湯「あつみ温泉」にて一浴して、観光気分にて日本海沿い(笹川流れ)のドライブを楽しんでも良いであろう。あつみ温泉には「正面湯」という温海温泉自治会の共同浴場があり、利用料金も200円と格安なので嬉しい。温海温泉で買った「摩耶山」という日本酒が久しぶりに美味しく思えたのも得した気分になった(勿論、自宅で晩酌してみての後日談だが)。酒田市の東北銘蔵の酒蔵だが、「初孫」という人気銘柄もこれも格別。 温海から日本海を走り、笹川ながれの景勝を経て村上市に入り、明日の登る予定の祝瓶山山荘に向かう。
国道345号の摩耶山越沢口道標から2kmほど林道を辿り、瀬戸橋の先の摩耶山登山口に至る。路肩に駐車するが、数台で一杯となるので混雑時には注意が必要である。登山口から小浜ノ茶屋跡への道標に従って山中に入って行く。
登山口5:40→5:59小浜ノ茶屋跡→6:08弁財天滝→7:27摩耶山7:55→7:33追分分岐→9:17登山口
<GPS情報>
登山口 標高290m N38°31′59″ E139°42′34″
<ハンディGPSによる摩耶山ルート図はこちら>
「この地図の作成に当っては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平16総使、第420号)」