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五箇山の中心地の上梨から荘川を渡って、田向の集落に入り、集落の出口にある人形山への道標に従って林道高成線に入る。R156から約7km弱で中根山荘に至る。無人の中根山荘の先からは林道工事で車両は進入禁止。その手前の空き地に車を停めることになる。工事期間が今年11月末ということなので、今年中はここまでしか車は入れない。
工事中の林道を進むこと20分弱で人形山登山口に着くが、その右手には広い駐車場があり、工事が終わればここまで車は入れることになる。登山口右手にはホースで引かれた水場があり、コックを捻ると水が出るようになっていたが、帰路に水をと思い見ると、どこか上流で閉められたのか水は出ないようになっていた。
杉の植林地から自然林の中、一本調子の緩い登りが続く。登山口から人形山まで6km表示があり、特徴のない登山道の目標地点は四等三角点のある標高1218mの第一休憩所、13
60mの第二休憩所、1590mの宮屋敷跡、三ヶ辻山分岐と非常に分かりやすい。自然林の中、時々ブナの木が見られるが、そう多くはない。
2000年に富山国体が開かれたが、登山競技で使用されたコースなのか、その記念の標柱が各所に埋まっていた。第二休憩所には人形山まで3kmの表示があり、丁度中間点である。多少のアップダウンはあるものの、距離の稼げる登りで開けた台地上の宮屋敷跡に着く。この写真は帰路の晴れ間の宮屋敷だが、行きに着いた時はすぐにガスに包まれ、展望が失われてしまったため、今日はもう晴れ間は望めないと諦めてしまった。この先で少し下ってから、右に大きくカーブして人形山への基部に至る稜線歩きとなる。
その入り口とも言うべき太いダケカンバが寝そべったような所から小さなアップダウンを繰り返して行く。生憎ガスの中であったので、足下の花々の写真を撮り名がら進む。大笠山と殆ど同じ花種で、イワカガミ、イワハゼ、ツバメオモト、マイズルソウなどが見られた。ちょっとした湿地帯からタイガーロープの設置された所を登ると三ヶ辻山分岐の県境尾根に出る。
目の前に白山から笈ヶ岳、その右に昨日登った大笠山が遠望出来、その右手にこんもりとした人形山が待ち構ええていた。この分岐から展望の尾根歩きで、草原状の気持ち良い道である。人形山500m標識を過ぎるとキスゲが一輪咲き出している所があり、お花畑となれば好写真材料である。
人形山山頂は草原状の台地の上といった印象で、展望は得られるが、笹の切り開きを10mほど行った先の南の端に行くと、もっと展望は良くなる。ここにも古い山頂表記柱があったが、少し低いようである。あにはからんや、天気は回復気味で、三ヶ辻山の左手に御岳山、そこから左へと目を移して行くと、乗鞍岳、槍ヶ岳、立山、剱岳と高山が眺望出来た。
分岐まで戻ってから三ヶ辻山に向うと、すぐに笹の薮と倒木に悩まされる。しかし、道はしっかりとあり、尾根に戻ると薮も消える。急登になり出すと、一部左側がざれて足下が不安定な所を通過する。名山への登路ならロープが設置されてもおかしくない所である。
登りが緩くなると三ヶ辻山に着く。
三等三角点の山頂周囲を潅木が覆い茂っているので立っていないと展望が得られなかった。道路地図には人形山の記載はないが、こちら三ヶ辻山の名前があるのは、昔の山越えの辻に当たっていたからか。下山は往路を戻ったが、土曜日と言うことで10名ほどの方と擦れ違った。青空も大分広がり、暑い中の登山となった。
天生峠から高山に出ようと思っていたが、三ヶ辻山での無線交信中にJH9VJW局から天生峠の不通の情報を頂いていた。崖崩れで6月一杯は通行止めであったので、多少遠回りであるがR156を南下し、荘川ICから飛騨清見ICに回り、
高山に出た。
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